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■ 家庭訪問
3連休のあとの出勤。
今日はさっさと仕事を終わらせて 田舎の魚に会いに行く予定。 今日は定時5分前には片付けて 靴も履き替えて定時ジャストで脱出、 気持ち良く山陽道をかっ飛ばして 美味しい焼肉食べるんだ。 楽しみで楽しみで お昼過ぎから落ち着かない。 4時過ぎになったらもう お尻がムズムズしてくる。
お待ち兼ねの5時半。 見事にジャストで脱出、外はまだ明るい。 お気に入りのCDを選んで出発して 予想に反して道も全然混んでない。 山陽道で秋にスピード違反で捕まってるから 周りは気になるものの他に車はいない。
嬉しすぎて全開、1人なのに顔が半笑い。 久々にターボ2個回して 1×0キロイーブンで踏みっぱなし。 途中で出会った車は全部追い越す。 田舎高速の掟どおり、フロントガラスで 虫が大量に弾け死んでいく。 高速降りる頃に魚がメールをくれて 18時に仕事が終わったとか言う。 結局1時間もかからずに着いてしまった。
今まで魚と会うとなると 22時からがスタートだったのに まだ車幅灯だけで走れるぐらい明るい。 会った瞬間、あんまり嬉しそうにしてるのも 何だか悔しいなぁと思いつつ かなりドキドキしてる。 大人っぽくパンツスーツにしたし。
魚は職場の駐車場の出口に 車を止めて待ってた。 後ろに付いてまずは魚宅へ。 びっくりするような狭い路地を入ったら そこは本当に舗装してない道で 道だか空き地だかわからない地面を通って 古い2階建ての長屋が現われる。 俗に言う、昔の文化住宅でそこが社宅。 家賃8千円は納得。
魚が車を置いて私のレガおで出かける。 車から降りてきた魚を見て 「あんまり変わらんなぁ」と思ったけど よく考えたら最後に会ってまだ2週間で 変わってるはずもなく、目指すは焼肉屋。 元々安くておいしい焼肉屋が いくつかある地域で有名。 魚も楽しみにしてた今日が初焼肉で 同僚に美味しい焼肉屋の場所を あらかじめ聞いてくれてた。
「ようこそ」と言ってくれた魚。 田舎へ引っ込んで以来、 初めて来た友達が私だという。 で、もう他には誰もこないだろうとも言う。 あっさり「友達」とか言われてるし。 店内は家族連れとオヤジ組ばかり。 本当に若いカップルを見ない。
田舎に隔離された魚に 最近仕入れたゴシップばかりリークする。 三宮を恋しがる魚、見たい映画があるという。 「シネリーブルでやっとるやつやねん」 ってもしかしてと思って聞いたら 案の定私が昨日見た映画だった。 「es」といい、きちんと趣味はカブってる。 ぼちぼち仕事の話しもして 「やっぱり、県は辞めたらもったいない」とか 真っ当な事を言う魚に驚く。 魚は毎日ヒマで苦痛なほどだとか。
安くて美味しい焼肉をおなかいっぱい。 魚の案内で田舎道をドライブして 展望台みたいなところへ行ってみる。 が、遊歩道のみのアプローチで諦める。 その後は田舎唯一?のショットバーへ。 ちゃんとソファーもあっていい感じ。
店内のスクリーンにPVが流れてて エミネムの話をして「8マイル」封切ったら 見に行こうという話になって 今年も北海道に滑りに行きたいとか WIREに行こうとか遊ぶ話ばかり。 楽しみだけど埼玉のWIREに行ったとして 翌日また神戸で椎名林檎のライブ ってかなり強行軍。
しばらく飲んで魚宅を家庭訪問。 文化住宅の中は予想通りの合板張り。 畳はキレイになってるから いい匂いがしてる。 魚がメインで使ってる部屋は1階で4畳? もう、布団と物が散らかってて 見事に「戦後高度成長期の独身男の部屋」 という感じだった。TVちっこいし。 オーディオはないけどリアップは置いてる。 ゴルフの記念品と思しきナゾのレリーフが 壁に飾ってあって元々あったらしい。 社宅の備品にしてはシブすぎる。
こないだ買ったPCを見せびらかして 暫くきゃあきゃあ騒いで過ごす。 2階は上がるのがめんどくさいと 物置にもしてなくて広い部屋が空っぽ。 住むか?といいながら家賃は1万取るらしい。 2階で物音がしたりしたら かーなーり怖いとの事。
11時半になったので帰ることにする。 また一冊魚に本を借りて 椎名林檎のアルバムを置いて帰る。 帰り道は真っ暗な田んぼ道で すれ違う車も追いつく車もなく ダラダラ走って最後にバイパス乗ったら 何と30分で帰り着いてしまった。 明石から帰るのと変わらなかったりする。
魚は私が「恐らく田舎まで会いに来る」と わかってたみたい。 多分「こいつは離れないだろう」みたいな 感触があるんだろうと思う。 意地を張れば「そんなん、なめられてるわ」 って思うところだけど ある意味安心感を与えられてるであろう私を 「それでもいいんじゃない?」と 私自身が受け入れないと仕方ないかも。 で、大方の予想通りまた田舎へ通うのだ。
おバカも自分で納得してりゃいいじゃない。
2003年04月22日(火)
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