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■ 不幸の電話
週があけて。
学生が超大作のレポートを持ってきた。 もう、ちっこい字がずらりと並んでて 書いてたら手が攣ったんじゃないかという 本当にものすごい量。 「お疲れ様」と言いながら これを1日で見るということに気がついて 暗ぁぁい気分になる。
もともと文章力は高くない学生が 徹夜でテンパりながら書いた文章なんて 誤字脱字ぐらいじゃ終わらない。 文脈はつながらないし「結局的な逃げ腰」 とか意味不明の語彙が連発。 1人めの半分読んだ所でアタマが飽和。 後は読んでも全然頭に入らない。 コメントがかけない。終わらない。帰れない。 暫く集中して何かやった事がなかった私。 座禅でもしに行こうかな。
夜、くつろいでたら電話が鳴る。 実習病棟の婦長からで臨床時代から 色々お付き合いがあるので自宅へ電話。 何だろうと思ったら学生の受け持ち患者が 受け持ちを外してほしいと言ってるらしい。 ・・・。 正味7日間の実習で4日が終わった所。 私の手元にはその患者さんの看護計画。 学生が週末を潰して作った超大作。 これが、実施→評価の流れに乗らなくなる??
理由を聞くと患者の疲労と言いながら 患者は学生はスタッフと同じ様に働ける と思っててそれのあてが外れたと。 学生が関わる分、スタッフが関わる時間が 減るような気がして不安だと。 それって、臨床側の調整不足で 学生には何の落ち度もない。 それをどうフォローしろと?
学生を受けて頂けるか了解をとるのは臨床で そのときには実習の目的と学生の身分や ケアの責任の所在については 臨床側がきちんと理解して 患者に了解を取るべき事になってる。 で、学生が関わる分スタッフが関わらないって ケアの責任の所在が全然明確じゃないし そういう風に受け止めやすい患者なら スタッフはそれを踏まえて動かなくちゃ。 それがきちんとできてなくて 見事にあおりを食った学生。
おまけにそれを言ってきたのが 患者本人じゃなくて家族。 家族は家族で学生が関わる中で 色々な思いを聞いてもらって 涙を流して「ありがとう」とか言ってたくせに 何だかよく判らないけどあてが外れたって 学生も気持ちのある人間なのに。 決して出来の悪い学生じゃないし 本当に一生懸命関わろうとしてた。 だからこそ悔しい。
学生にとっては今回が最初のクール。 それで躓いてしまえば後へ影響が出るから 何とかフォローをしたいんだけど 私も患者交代後のフォローの経験がない。 それこそ臨床側からも ポジティブなフィードバックを貰わないと どうやって学生を支えたらいいのやら。
夜分に臨床から自宅に電話がかかるなんて 普通は無い事だけど それぐらい気に掛けてくれると前向きに解釈。 記録読みは全然進まないし こんなアクシデントが降って湧くしで 週明けからぐったり。
金曜は遠い。
2003年05月26日(月)
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