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■ 気遣える人
ゆうべ遅くに。
実習病棟の臨床指導者がメールをくれた。 「その後の患者さんですが、 学生さんが挨拶して帰られたあと 何だか嬉しそうでニコニコされてましたよ。 どんな挨拶をされたんでしょうか」
昨日受け持ち患者に何とか 気持ちを伝えたいと手紙を書いてきた学生。 教員と臨床指導者が内容を見て 手紙ではなく自分の言葉や態度で 思いを伝えるように言ったところ 最初はボロボロ泣いてたけど 帰り際に自分で部屋に行き、 患者と話をして帰ってきた。
その評価が患者の「ニコニコ」。 何かいい作用が働いたらしい。 学生はそれを知らないうちは ずっと悶々とレポートに取り組むハメになる。 とってもしんどい週末。
本来なら指導者と教員は お互いのメールなんて知らなくて こういういいフィードバックは 週明けまでもたらされない。 以前からの知り合いである指導者は 学生も私も困りきってるのを見て わざわざメールをくれたのかも。
という事で、私も学生に電話する。 休みの日まで教員から電話がかかるって イヤかもしれないけど、 いいニュースだから許して貰おう。 学生にメールの事を言ったら喜んでた。 昨日も他の学生が電話をしてきて 色々話してちょっと楽にはなってたらしい。
私が学生の頃、実習で大きな壁には当たらず。 壁に当たってる同期がいることにも 全然気がついてなかった。 だからそうやって励ましあう事もなかった。 彼女達は入学当初から仕事と勉強と 人によっては家庭とも両立させてやってきた。 しんどい思いを知ってるからこそ 人に対する気遣いが育ってるのかなぁと思う。
夕方からいさお君とホタルを見に行く。 姫路から迎えに来てもらって また姫路へ引き返して夢前へ。 夏至前日で現地についても日暮れにはほど遠い。 車で田舎をグルグル走る。 どんどん山へ入っていって道が行き止まる。 私はぼーっと坐ってるだけだけど いさお君は運転しっぱなし。
色々と話はするんだけど 盛り上がらないし広がらない。 一緒にいてイヤな感じはないけど 恋愛感情には程遠い。 ちょっと退屈だったりもする。 私が寒そうにしてたらエアコンに気を使い 田舎に入る前にはトイレの心配もしてくれる。 本当に、「いい人」。 私は、いつかまた誰かを好きになるんだろうか?
明日も会えるかと聞かれて 仕事も残ってるしでお断りする。 来週末は土日とも在宅・ホスピス研究会だから 2週間いさお君と会う予定はない。 さて、それがどう作用するか。 その頃には魚と会わなくなって1ヶ月。 毎週会ってたのが私が誘わないと 魚からの連絡も無くて、自分の位置を思い知る。
去年の今頃と、ほとんど同じシュチエーション。
2003年06月21日(土)
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