毒茄子
レガお君



 同じ世界にいたい

終わってみればあっという間の病棟。

今日は学校でレポートの添削。
改めてじっくり見直すと
あそこをこうして、ここもこうしてって
色々気になるところは出てくる。
学生はもう実習はすっかり終わった気分で
色々言ってもイマイチ響いてない。
レポート全部、評価終わるまでが実習です。

水曜に学生が号泣して私も辛くって
気分変えようと映画を見に行った。
気になってた「恋愛寫眞」。
水曜で女の子1000円で夜の7時半からという
お客が集中しそうな状況だったのに
入ってみたら見事にガラガラ。
友達から「女も惚れる広末を堪能すべし」
とメールが来る。

ストーリーも然ることながら
本当に広末のキレイさに見とれてしまった。
女も惚れ惚れするキレイさ。
元々龍平君を見に行ったのに
完全に広末にやられてしまった。
あんなにキレイな女優、見ないともったいない。
龍平君のキスシーンは初めて見たけど
広末だったらまぁいいか。と思うぐらい。

ストーリーの中で広末が
「写真を撮って賞が欲しかったんじゃなくて
誠人と同じ世界にいたかったんだよ」
って言ったのがとても印象に残ってる。
そう、好きな人とは同じ世界を共有したい。
だから私は趣味が似てる人や
仕事でも何でも「一緒に何かをする人」を
好きになる事が多い。
でも、魚はそれだけじゃダメらしい。

WIREのチケット取り、魚に任せてみよう。
@ぴあで見たらチケットは残りわずかで
この週末、私は研究会やら何やらでバタバタする。
チケットを取りに行けないと言うよりは
魚のヤル気を見てみたい。

元々やりたいことは何としてもやり遂げるのが魚。
私がチケット取りとかの雑用をしないと
ライブに行く気がないのなら行かなくていい。
ライブに行けない日程ではないけど
行こうともやめようとも言わないし。
私が頑張りつづけないと続かないのなら
そんなのはいつか破綻する。

という事で、チケットの残りが少ない事と
私はしばらく忙しくてチケット取りに行けない
という旨をメール。
「WIREに行こう」という事はハッキリ書いてない。
さて、どう出るか。

こんなしょうもない駆け引きしててもなぁ。

2003年06月27日(金)



 リベンジや。

実習最終日。

今日は昨日の事について病棟婦長と
じっくりお話しないといけないので
気合入れてフルメイクでご出勤。
朝から婦長の隙をうかがう。
にっこり笑いながら挨拶して近づくと
向こうもにっこり笑う。ゲッツ。

「昨日は色々ご指導頂いて
有り難う御座いました〜」
「いえいえ、また泣かせちゃって〜」
「そんな〜泣くのは学生の勝手ですから」
何か言われて泣くのは学生の勝手で
私が言いたいのは婦長のモノの言い方。
それは多分婦長も解ってて
ニコニコと腹の探り合い。

「あくまでも私の個人的な意見
と言う事で言ったんだけどね。」と婦長。
そんな前フリはしてないくせに。
「有り難う御座います。
ただ婦長さんに見て頂くまで
スタッフにそれぞれの見方で意見をもらって
学生は混乱しながらパンフを書いたんですよ。
最後に指導者さんのOKをもらってたんですけど
それをまぁ人のせいにするなと言う事で・・。」
「そ、人のせいにしゃちゃいかん」

はぁ?
本当に学生が人のせいにしてたと思ってる。
「いえいえ婦長さん、学生は決して
指導者にこう言われたとおりにしたのに
って言いたかったんじゃなくて
指導者のチェックをもらって・・・
と指導の過程を話そうとしてたんですよ。」
「え?そう?」キョトンとしてる婦長。
こいつは回りくどい事言ってても伝わらない。
「はい。学生はかなり傷ついてたんですよ」
「そう?傷ついたの?」

看護師免許が聞いて呆れる。
話すときに全然相手の反応を見てないし
人の気持ちなんて全然わかってない。
患者の気持ちどころか
管理者としてもスタッフの気持ちなんか
絶対解ってない。
でなきゃ自分が任命した指導者の言い分を
あっさりひっくり返したりはしない。

で、指導者が仕上がったパンフレットを
再度婦長にチェックして貰うべく声をかけたら
「いや、昨日言った事で十分。
もう何回も見ないでいいやん。
今日また何か言ったところでもう直せないんだし
それぐらいだったら患者さんに渡しても
別にどうってことないから」
はぁ?要は面倒くさいのか?
どうって事ないって何?
事の成り行きを聞いた上の教員と
教務主任共々リベンジを誓う。

昨日指導したならその責任をとれ。
学生は婦長に言われてまた内容を練り直した。
その努力はきちんと評価するのが礼儀。
で、言うに事欠いて「どうって事ない」って。
学生は「本当にOKもらわないでいいんですか?」
って何度も聞いてくる。
私も頭に来て「もういい。指導者と私が
いいって言ってるんだからいい。」
としか言ってあげられない。
そのまま私が立ち会ってパンフは患者さんの元へ。

学生は実習締めくくりの挨拶で
「七転八倒の2週間でしたが」と言ってた。
私も何とか添い遂げたし。
私の指導で卒論を取りたいと言ってくれた子もいて
初の1人引率実習としては実り多かったと思う。
で、終わってスッキリと・・・
打ち上げに行く相手がいない事に気づく。

開放感も達成感も満点で
さぞかし旨い酒が飲めそうなテンションなのに
しみじみと1人部屋で飲み。
今日、私が実習打ち上げなんて誰も知らない。
誰かに誉めて欲しくて手当たり次第にメールする。
で、それぞれレスが来る。
一番最初にメールした魚は最後にレスをくれた。
やっぱそーゆーやつよね。
おまけに「お疲れ」の一言もなし。

WIREと出張は結局カブってなくて
「行けることは行けるよー。どうしよう」
というまたまた中途半端なお返事。
ふん、たまにはお前が決めろと言う事で
またまた中途半端なお返事を返してやる。
何かイベントと言えば私が色々調べて
チケット取りとかの準備をしてた。
どーしても行きたいなら魚が動けばいい。

たまには強気で。

2003年06月26日(木)
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