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■ 後遺症
やっとこさ夏日。
待ちに待った土曜。 早起きして化粧してちと早めに出かける。 お迎えに行きながら、何して過ごすか 一生懸命考える。 メインのイベントは天文科学館の プラネタリウム。 明石に来るのは初めての高校教師。 私が御案内せねばなるまい。
15分前に着いて、次に来る電車は何分かな? と時刻表を見に行ったら彼はもう来てた。 そのまま明石焼きを食べに行く。 お気に入りのお店は毎度の事ながら行列。 並んでいいかと聞いたらOK。 並んでる間も落ち着いてじっと待ってられる人。
腹ごしらえが終わって天文科学館へ。 移動が大変だし明石は駅前で 一日潰せるような所ではないのでレガお同伴。 で、高校教師とレガおがご対面。 身長が185センチの高校教師、 坐るとシートが一杯。膝が折れてしんどそう。 今までどんな車も楽に乗った記憶がないらしい。 何だか気の毒な。 私は5ナンバーのレガおで、とてもゆったり。
天文科学館は久し振り。 多分小学校か中学校以来来ていない。 プラネタリウムが始まるまで 展示を見て周るんだけど またまたペースの遅い二人。 ひとつひとつ立ち止まっては あれこれ言うからあっという間に1時間。 プラネタリウム開始の案内が始まる。
結構大きなプラネタリウムで 周りの景色もとてもリアル。 客層はほとんど親子連れ。 ちょっとずつ日が暮れて夜になっていく。 一番星が出て2番星が出て・・・ 最近の夜空は街明かりで星があまり見えない。 「もしも日本中の電気を消したら」って 照明を落としたら本当にものすごい星の数。 おもわず「うわぁ」って言ってしまって それは周りの親子連れも一緒。感動。
時間が進んで火星が上がってきた。 明石海峡大橋の位置から考えて やっぱり私が火星だと思ってたのは本物の火星。 一時間弱の投影だったけど 想像以上によかった。
そこからまた展示を見に行く。 二人共ちょっと焦る。 ゆっくり見すぎて閉館時間という 須磨の二の舞は避けねばならない。 何とか展示は見切って展望台へたどり着く。 明石海峡が足元でなかなか壮観。 イスがあったのでそこでゆっくり坐る。 坐ると根が生える二人なので そのまま閉館時間になる。
ご飯を食べに行くのは早いから 舞子の海岸でゆっくりする。 小さい頃に泳いでた海。 潮風が最高に気持ちよくて和む。 しばらくは並んで坐ってたのを 途中からジーンズの裾をめくって 二人で海水足浴。思ったより水は冷たくない。 ちゃんと夏だ。
そこからご飯を食べに行ってまた海に戻る。 明石海峡大橋と星とがバッチリ見える。 大阪では見えなかったリアル火星も見事。 風も少しあって本当に気持ちいい。 全然釣れないのに粘ってる 釣り人を眺めながら色々話す。 飲んだ後で「顔赤いけど大丈夫?」って 頭をナデナデされてちょっと嬉しい。 こないだ私の手のひらをつかまえた高校教師は 今日は私の肩を捕まえるのが目標らしい。
何度も微妙な動きをするのが面白くて 私は知らん振りで近づいたり離れたり。 結局は一瞬肩を抱いたけど 後は背中のあたりで手がゴソゴソしてる。 潮風で髪がハネるのを気にしてたら 一緒に髪を撫でてくれる。 撤収する段になって柵を乗り越える。
ミュールを履いているので 普通に飛び降りるわけにはいかず 高校教師の手を借りる。チャンスやな。 と言う事で後ろから捕まえられる。 身体の大きさがよくわかる。
潮風でちょっと冷えてた私の肩に あたたかい大きな手が乗っかって もう、グニャグニャになるほど気持ちいい。 そのままでは歩けないからするりと逃げて 手をつないで車まで。 昔よこちゃんと海で酔い覚ましして 後ろから抱きしめられたのを思い出す。
ボチボチとスキンシップが増えてきて 彼がそれなりに私を気に入ってるのが判る。 でも高校教師は自分の気持ちは「言わない」。 紹介してくれた友達が「もう付き合ってるの?」 って聞いてくるけど返事は「まだ」 としか言いようがない。 行動だけで魚の気持ちを推測して大失敗した私。 やっぱり気持ちは言葉でも確認したい。
悔しいけど魚は私にしっかり影響を残してる。
2003年08月02日(土)
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