毒茄子
レガお君



 初オカマ

あっという間に週半ば。

今日は午後から古巣の臨床指導者会なので
きちんとスーツ着て出かける。
指導者会では実際の指導場面での問題を
事例検討するという目的があって
私の6月の実習の婦長とのやりとりが
教務からの事例になってる。

お昼は着いてから食べようという事で
教員3人でレガおで出かける。
高速を下りて国道に合流しようと思ったら
いつもよりも渋滞してるから
止まって機会をうかがってた。
そしたら、「ごん。」

車が揺れてとなりに乗ってた主任は
私が急ブレーキを踏んだ衝撃だと思ってた。
でも、違う。追突されてる。
後ろを見たらバンが止まってて中のおじさんが
手で路肩を指してる。
うわー、仕事の移動中に事故なんて最悪。

後ろがどんな感じになってるのか
とりあえず下りてみる。足が震えてる。
ぱっと見は塗装の傷は少ないけど
ラゲッジの傷よけプレートがグニャっとなってる。
さすがに辛くて半泣き。
先方はもう、焦りまくって謝るばかり。
「申し訳ありません、
合流するのに後ろ振り返ってました」
ってそんなことあっさり言っちゃって。

「この場で収めて頂けるなら・・・
手持ちはそんなにはないんですけど」
と言われて我に返る。冗談じゃない。
元値も判らないものをお金でなんか解決できないし
一緒に乗ってる教員が
後で調子悪くなったらどうするかとか
そんなに簡単なことじゃない。
きっぱり「それはお断りさせて頂きます」。

あちらもこちらも仕事の移動中。
むこうはフルスモークのレガシィに追突で
一瞬引いたかもしれないけど
下りてきたのはちっちゃい女が三人、
しかも年齢層はバラバラ。
主任はさっと職場に連絡してくれて、
その後電話したのが主任のご主人。
「なぁ、オカマされてんけどどうしたらええの?」
これもひとつの問題解決策。

修理も何もディーラーで
ちゃんと車を見てもらわないと気がすまない。
ちょっと離れると外見上は全く問題なし。
無頓着な人なら「もうええわ」になりそうでも
私と私のレガおはそうはいかない。
結局警察を呼んで事故届。
警官が来るまで私たちは車の外で待ちぼうけ。
国道で渋滞してる車の運転手に晒される。

指導者会が終わってディーラーへ。
また高速に乗ろうとしたら
私たちが事故したところでまた追突事故。
何だか追突多発地帯であるみたい。
ディーラーヘついたら
担当サービスの人が駐車場にいた。
不思議そうにこっち見てる。
「今度は追突です」という事で見てもらう。

当て逃げ2回と2月の事故と5月の落下物で
本当にバンパーばかり換えまくったあとで
今度は追突って、どの面下げて行ったらいいんだか。
で、見てもらったらラゲッジのドアは板金で
バンパーは交換だという。ボディは問題なし。
外見上は問題なくてもやっぱり一度当たったものは
樹脂のクッション構造や骨組みがダメになるらしい。

今はよくても次に衝撃がかかったときに
バンパーの役目を果たさなくて
ボディーに影響が出たりするのかな?
という事は15万以上の仕事???
本当に、あの場で小金もらわなくって正解。
他人に直してもらうとなるとあっさり太っ腹で
「じゃ、交換で」という話の運びになる。

夜になって相手の保険会社から電話。
バカ丁寧なしゃべり方で
本当にマニュアルどおり謝るプロ。
まぁそこに噛み付く気はないので穏便に話をする。
過失割合は向こうの全面過失。
中には追突しておいて
「お前が急ブレーキ踏んだから」とか
色々言う人がいるから心配してたけど
今回は「後ろ振り返ってました」という
どうしようもない状態。

こちらが過失ゼロなら代車も当然付いてくる。
しかも板金となると
1週間は車を預けないといけない。
ゆっくり代車を乗り回せるという事で
さて、何を借りようか?
保険屋が代車の話を出したので
「今まで代車といえどもディーラーで借りた
インプレッサかレガシィしか乗ったことない」
と行っておく。カモン、新型レガシィ。
私って前向き。

人生初追突。
今まで自分が当てる方ばっかりだったから
ちょっと新鮮。いいもんじゃないけど
ケガさえなかったら
やっぱり普通の事故よりは気楽。
同乗者が身体傷めたりすると話はややこしいし。
まぁ何事もお勉強。

教訓:やっぱその場での即決示談はダメ。

2003年08月28日(木)



 詰所は優雅じゃなくてよい

今日は実習前研修。

夏休み前に実習に行った病院の
今度は違う病棟へ行く。
で、いきなり驚く。
スタッフが水槽に霧吹きで
水分補給してるから何かと思ったら
鈴虫を飼っている。

何で清潔であるべき詰所の
手洗い場のまん前に
ばい菌の塊である腐葉土と
ナスとキュウリと鈴虫を置けるのか。
ああ、優雅さを求めるのって罪。
季節を感じるにも他に方法があるだろう。
で、そのとなりには
メダカの水槽とメダカのえさ。
ここは保育園か?

朝の9時からそういう感じで
出鼻をがっつんとやられる。
スタッフはダラダラと動いて
カンファレンスの時間には帰ってこない。
しょっちゅう「○○さんどこいった?」
って探す声が飛び交ってる。
ナースコールを取ったら用事も聞かずに
受け持ちの所在も把握せずに
「受け持ちに行ってもらいますね」って
あっさり言ってから受け持ちを探す。

スタッフがお互いの所在や
業務を把握してないし
特定のスタッフを探さないと
仕事ができないほど情報の共有がされてない。
っていうか、その人を探すヒマがあるなら
まず自分が患者の用事を聞けばいい。
何だか暗い気分だわね。

それでも、ひとり素敵なスタッフを見つけた。
清拭が丁寧。点滴中の患者もよく見に行く。
一緒に保清ケアに入ったんだけど
足浴がわりに蒸しタオルで足をくるんで
乾いたタオルで覆って
その上からスーパーの袋でラッピング。
そうやっておいてから
身体の他の部分を拭いて、
最後に足のラッピングをあけると
見事に足がふやけてる。
垢がボロボロとれていい感じ。

私がすごいすごいと喜んでたら
家族はそのスタッフについて
「ここまでしてくれるのは○○さんだけよ」
って素直にお礼を言われてて
何だか、こういうのが
当たり前だったら最高なのにと思う。
学生にはやっぱり
モデルになるスタッフを見つけてほしい。
だからこういうスタッフを発見すると
本当に幸せな気分。
今回の実習は3週間、何が起こるやら。
最近は自分のアマチュア加減を痛感。

家に帰ると父親がこないだ死んだPCを
何とか生き返らせてた。
という事で私の仕事はネットの設定。
もう3回目となるとわりとスムーズで
あっさりネットは復旧したけど
コツコツ集めたお気に入りサイトが全部消えてる。
会員制HPのログインパスワードも
記憶させてたのが全部飛んじゃって
やっぱり大迷惑には変わりなし。

火星はろくに見えず。

2003年08月27日(水)
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