毒茄子
レガお君



 双六エクスタシー

今朝ほど目がさめたのを喜ぶ日も無い。

世の中の学生は
ブルー極まりない日かもしれないけど
私にとっちゃ本当に待ちに待った9月1日。
朝からソワソワで派手めの洋服で出撃。
あえてBGMはまさやんにしておく。

とにかくさっさと仕事をして
4時半に職場を脱出しないといけない。
魚は午後に丸ごと休みを取ってて
何時も以上のやる気が感じられる。
「先生、今日は若作り〜」とか言われながら
明日からの実習オリもさっさと終わらせて
忘れてた組合の会合もきちんと早退して
見事4時40分に脱出。

国際会館についたらちょうど5時。
開場一時間前なのにテラスに人が長蛇の列。
おまけにちょっとずつ進んでたりする。
??グッズ販売??開場前に??
チケットなくても買えるということ??
急がねば売り切れる。

で、うまーいこと潜り込んだと思った
グッズ売り場で絶句。もう売り切れ???
会場限定Tシャツやお手ごろ価格の扇子は完売。
しょうがないので普通のTシャツ。
Tシャツは自分のとお土産。
かっこいい手ぬぐいとパンフを買ったら
あっさり1ユキチ。

魚が現れる。一言めで「今日は派手めやな」。
そう、私が派手めに見えるぐらい
まわりは案外普通のいでたち。
でもひとりだけものすごいコスプレの子がいて
服装より腕の根性焼きや
傷の瘢がすごくて退く。同行の男は普通。

会場が開いていよいよ中へ。
最前列って頭でわかってても実感が無い。
大きなホールではステージと客席の
間が大きいのはよくあること。
城ホールならメートル単位で空いてるし。

で、席について圧倒される。
2歩あるいたらステージ。
本当に鼻血でそう。
ファンクラブ先行抽選で決まった席だけに
自分の運の有効利用を喜ぶ。
魚も「ほんま、よう獲ったなぁ」と
しみじみ何度か言う。

開演までの一時間、私も魚もちょっとハイで
ベラベラしゃべり続ける。
国際会館は初めてだけどきれいな会場。
舞台は緞帳が下りてて機材は見えない。
開演前のアナウンスが流れて客電が落ちる。
ずっと能や歌舞伎調のSEだったのが
クラシック系に変わっていよいよ開演。
席を立って、係員がロープを張ってる
ギリギリのところまで行くと
もう、手を伸ばしたらステージに手が届く。

緞帳が上がって、そこに椎名林檎がいた。
なんだかぼーっとしてしまって
夢か現実がわからない感じ。
思ったより小柄だけど、まぎれもない本物。
ものすごい声の凄みで圧倒される。
となりに魚じゃなくて
高校教師がいたらと思う。

歌いながらステージの上を歩いてこっちへ来る。
手を伸ばしたら本当に触れる。
でも、だれも手を伸ばさない。
セキュリティが見てるからそうなのか
あの椎名林檎の雰囲気がそうさせるのか
本当にあっさり触って
自分の身近に感じようという気分にさせない。
届きそうで届かない
本当にいつまでもいつまでも
高嶺に置いておきたい人という感じ。

顔はもちろん口元のホクロ見えて
顎の下にもほくろがあって足には靴ズレ。
ペディキュアはラメで・・・。
もう、変態の気分で姿を眼に焼き付ける。
とにかくもう、本当に唄い手。
声の多彩さも迫力もものすごい。
マジで、オーラが出てる。

2時間なんてあっという間だった。
会場を出て魚とごはん食べに行ったけど
二人ともぼんやり。お楽しみは終わってしまった。
魚はもうちょっとしたら海外へ行くらしい。
一人旅で、「レガおは海外とか興味あるか?」
「ニュージーランドに滑りに行かんか?」
と好き放題言ってる。

この後はもう魚と会う予定はない。
だから借りてたCDと本を持ってきたのに
魚は私が貸したCDを持ってきてなかった。
もう、こうやってズルズル踏ん切りがつかない。
今年も毎週ボード行くぞとか
本当に勝手な事ばっか言ってる。

魚を送っていって「今日はいい席をありがとう」
って言われて驚く。
ちゃんとお礼言える奴だったのね。
本当に、これ以上いい席はないし
これ以上素敵なライブはないはず。
そうやって一生覚えてろ。
私にしたら冥土の土産。帰り道で死んだら本望。

明日、実習に出て頭が働くだろうか?
余韻でメロメロかもしれない。
っていうか余韻に浸りたい。
今日見つけた椎名林檎の腕のほくろ。
近くで見た人じゃないと知らないほくろ。
それをお揃いにしよう。
マジックでホクロ書いて、白衣着て実習。

バカも真面目にやると素敵かも。変態と紙一重。

2003年09月01日(月)



 寝具で遊戯

酔っ払って眠った昨夜。

まぁお約束どおり高校教師と「寝具で遊戯」
の運びだったんだけど
何ともうまくいかない。
具体的に数字は挙げないけど
「本当に久しぶりや」という高校教師は
「あかん、緊張するわ」を連発する。

結局3時ごろまでゴソゴソしてもダメで
最後は「手」で終了。
しょうがないので諦めて寝た。
オトコとしてはかなり辛い展開らしく
「神様が焦るなってゆうてるんやろうか」
とか好き勝手な事を言っている。

そういえば今まで寝た男の人の中で
最初から普通にできた人の方が少ない。
魚もそうだったし短大のときの彼氏たちも
最初から完遂したのは3人中ひとり。
何?この貧乳が悪いのか?
なんてこと高校教師に言えるわけも無く。

朝、目がさめて再挑戦を始める。
やっぱりうまくいかない。
明るいところで高校教師のカラダを見ると
「もしかして何もかもサイズが合ってない?」
という状況で私も不安になってきた。
おなかが空いてきたので
結局また「手」で終了。

飲みすぎと寝不足でニキビが出てる。
なかなか不細工でイヤになる。
でも何か食べようと思ったら
出かけないとしょうがないので
極々薄塗りで出かける。
モスが食べたいといったら
バイクで難波へ連れて行かれる。
日曜の難波の人ごみを
ほぼすっぴんで歩くとは想像だにせず。

せっかく難波まで出たので寄り道。
タワレコも規模が大きいから楽しい。
prodigyのキースのシングルを試聴して
後は売り場をウロウロ。
あまり洋楽を聴かない高校教師は
後をついてくるだけ。

マンソンのコーナーを見たら
神戸では見たことのない
spookiy kidsのCDやトリビュート盤。
いろいろ漁って1枚ご購入。
邦楽コーナーも同じように回って
究極のバカCDを高校教師に聴かせるべく
「ドリルキングアンソロジー」を購入。
そのあと高校教師が
ムラスポへ寄るというからついていったら
ボードを見に行くから驚く。
いよいよその気か?

部屋へ戻って一緒にCD聴いたりしてたら
あっという間に夕方になる。
お泊りだったし明日からついに9月だから
今日は早めに撤収の予定。
晩御飯は鶴橋の風月でお好み焼き。
本店らしいけどズラっと人が並んでる。
しょうがないので待ってみる。

2階まで客席があって
思ったよりも早く座れる。
お兄さんが焼いてくれるんだけど
本当においしくてビックリした。
高校教師も行列を敬遠して
今まで本店では食べたことがなかったらしい。

冬の話になる。
毎年恒例の12月前半北海道ツアーは
卒業ケースレポートの事を考えると
不参加が濃厚。
どっちみち平日ボードも無理で
1シーズントータルの日数ではかなり減る。
なら1点豪華バージョンで
お正月に大枚はたいて北海道というのもアリ。
という話をしたら日程を繰り始めた高校教師。
一緒に行くつもりらしい。

あっという間に二日の休みも終了で
明日からはついに新学期。
この夏は本当に盛りだくさんだった。
って、明日の椎名林檎実演ツアーが
超・重要イベントだったりするんだけど。

明日まで死ねない。

2003年08月31日(日)
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