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■ マンソンの黒塗りミッキー
朝から大雨。
今回はまた初めての病棟で偵察。 カルテで患者さんの状況を把握するのに 情報用紙の隅に書いてある 「IDカードまだ預かってません」を 「エロカードまだ預かってません」と 見違えて、余りのくだらなさに 一人でクスクス笑うんだけど それを共有する相手がいない。 まぁ、こんな事を学生に言っても 「先生アホやな」で終わるよな。
今日のメインは当然マンソン。 仕事はさっさと終わらせるべく 2時45分には撤収準備で 3時には見事に詰所から撤収。 それから一旦家に帰って 着替えて化粧もやり直して出撃。 見事に雨はやんでるし。
やっぱマンソンは黒でしょという事で 胸元のガッツリ開いた黒いブラウスと それなりにキレイに見えるよう ベージュのワイドパンツにする。 こういう時は髪が長くてゴージャスに 巻きが入ってた方がサマになるけど 切っちゃったものは仕方が無い。
前座のバクチクは正直どっちでもいいので 開演は7時だけど急がずに行く。 電車の中では「城ホール行き丸出し」な 派手な人がちらほらいる。 それとは対照的な 制服の地味なメガネ小僧たちは 高校教師の勤め先の子。 こんな子たちを相手にしてるのね。
公園駅に着いたら6時半過ぎてる。 会場内は缶類持込禁止だろうから 露天でビールを買う。 露天のおっちゃんは私を気に入ったらしく 「一人で来たんか?もう一本いるか? よう冷えたのにしとくわな。 また帰り一人で寄ってくれるか?」と しつこく言いたい事を言ってくる。
噴水近くの植込に座ってビールを飲む。 飲んでると7時になって、構わずそのまま。 駅前からダフ屋さん達が移動してきて 「姉ちゃん、ほんまにチケットあるのん?」 「うん、あるよ」「何で入らへんの?」 「バクチクはどっちでもええし それやったら先に飲みたいねん」 「バクチクはええってか?」という状況。 私の他にもまだ外で過ごしてる人はいるし。
それでも始まって暗くなったら 席が探しにくいから場内へ。 ちょうどアリーナのPA席横で今までで一番前。 ステージはバクチク仕様で黒い幕がかかってる。 あの幕の後ろにどんなセットが隠れてるんだか。
バクチクが始まって、歓声が黄色い。 内容は知らない曲ばかりだから マンソンに向けて座って聴く。 途中、職場からメールが入って ライブ真っ最中に仕事のメールのやり取り。 いい感じでビールが回ってきてるのに バクチクが終わらない。
終わったら終わったでセットチェンジが長い。 待ってるうちにトイレに行きたくなって来て 結局開演前のビールは マンソンが始まる前に覚めちゃって トイレですっきり流れて行ってしまった。
客電が落ちて登場のSEが流れてマンソン登場。 もう、カッコよすぎ。 いきなり「THIS IS THE NEW SHIT」で かなり嬉しい。が、何せ椅子席。 もうちょっとどうにかならんものかね? 2年ぶりに正々堂々と両手中指突き立てて 腕を振り回して騒ぐ。ああ、スッキリ。
キャリアが長くなってきてるけど マンソンの持ち味は見事に健在。 セットはこまめに変わるし 曲は変わっても背は伸びるし 壇上パフォーマンスはあるし ダンサーは卑猥だし。 壇上でマンソンはミッキーの帽子をかぶって ディズニーの曲をご披露。 自分のキャラをわかってパロってるのがさすが。
私の目論見では9時過ぎにライブが終わって その後高校教師と晩御飯食べる予定だった。 平日で終電は11時半すぎるから お泊りの誘いもあったけどそれは却下。 で、実際に終わったら10時。 あまり時間が無い。
それでも高校教師は京橋で待っててくれて 一緒にラーメンを食べる。 私はライブで耳をやられてるので 喋るのに声がデカくならないよう注意。 高校教師曰く、「急にグロいTシャツとか 化粧の人が増えて、みんな声がデカイから ライブが終わったんだとすぐわかった」と。
ラーメン食べただけでもう11時前で 全然ゆっくりできず、しょうがないから撤収。 初めてホームの上まで送ってくれて 私が電車に乗った別れ際、 「実は今日はオトナな格好やったんやな」 って何さ今ごろ。気づかないよりいいけど。 って、化粧も小技効かせてたのに。
まぁ、男の人ってこんなもんかな。
2003年09月25日(木)
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