毒茄子
レガお君



 マンソンの黒塗りミッキー

朝から大雨。

今回はまた初めての病棟で偵察。
カルテで患者さんの状況を把握するのに
情報用紙の隅に書いてある
「IDカードまだ預かってません」を
「エロカードまだ預かってません」と
見違えて、余りのくだらなさに
一人でクスクス笑うんだけど
それを共有する相手がいない。
まぁ、こんな事を学生に言っても
「先生アホやな」で終わるよな。

今日のメインは当然マンソン。
仕事はさっさと終わらせるべく
2時45分には撤収準備で
3時には見事に詰所から撤収。
それから一旦家に帰って
着替えて化粧もやり直して出撃。
見事に雨はやんでるし。

やっぱマンソンは黒でしょという事で
胸元のガッツリ開いた黒いブラウスと
それなりにキレイに見えるよう
ベージュのワイドパンツにする。
こういう時は髪が長くてゴージャスに
巻きが入ってた方がサマになるけど
切っちゃったものは仕方が無い。

前座のバクチクは正直どっちでもいいので
開演は7時だけど急がずに行く。
電車の中では「城ホール行き丸出し」な
派手な人がちらほらいる。
それとは対照的な
制服の地味なメガネ小僧たちは
高校教師の勤め先の子。
こんな子たちを相手にしてるのね。

公園駅に着いたら6時半過ぎてる。
会場内は缶類持込禁止だろうから
露天でビールを買う。
露天のおっちゃんは私を気に入ったらしく
「一人で来たんか?もう一本いるか?
よう冷えたのにしとくわな。
また帰り一人で寄ってくれるか?」と
しつこく言いたい事を言ってくる。

噴水近くの植込に座ってビールを飲む。
飲んでると7時になって、構わずそのまま。
駅前からダフ屋さん達が移動してきて
「姉ちゃん、ほんまにチケットあるのん?」
「うん、あるよ」「何で入らへんの?」
「バクチクはどっちでもええし
それやったら先に飲みたいねん」
「バクチクはええってか?」という状況。
私の他にもまだ外で過ごしてる人はいるし。

それでも始まって暗くなったら
席が探しにくいから場内へ。
ちょうどアリーナのPA席横で今までで一番前。
ステージはバクチク仕様で黒い幕がかかってる。
あの幕の後ろにどんなセットが隠れてるんだか。

バクチクが始まって、歓声が黄色い。
内容は知らない曲ばかりだから
マンソンに向けて座って聴く。
途中、職場からメールが入って
ライブ真っ最中に仕事のメールのやり取り。
いい感じでビールが回ってきてるのに
バクチクが終わらない。

終わったら終わったでセットチェンジが長い。
待ってるうちにトイレに行きたくなって来て
結局開演前のビールは
マンソンが始まる前に覚めちゃって
トイレですっきり流れて行ってしまった。

客電が落ちて登場のSEが流れてマンソン登場。
もう、カッコよすぎ。
いきなり「THIS IS THE NEW SHIT」で
かなり嬉しい。が、何せ椅子席。
もうちょっとどうにかならんものかね?
2年ぶりに正々堂々と両手中指突き立てて
腕を振り回して騒ぐ。ああ、スッキリ。

キャリアが長くなってきてるけど
マンソンの持ち味は見事に健在。
セットはこまめに変わるし
曲は変わっても背は伸びるし
壇上パフォーマンスはあるし
ダンサーは卑猥だし。
壇上でマンソンはミッキーの帽子をかぶって
ディズニーの曲をご披露。
自分のキャラをわかってパロってるのがさすが。

私の目論見では9時過ぎにライブが終わって
その後高校教師と晩御飯食べる予定だった。
平日で終電は11時半すぎるから
お泊りの誘いもあったけどそれは却下。
で、実際に終わったら10時。
あまり時間が無い。

それでも高校教師は京橋で待っててくれて
一緒にラーメンを食べる。
私はライブで耳をやられてるので
喋るのに声がデカくならないよう注意。
高校教師曰く、「急にグロいTシャツとか
化粧の人が増えて、みんな声がデカイから
ライブが終わったんだとすぐわかった」と。

ラーメン食べただけでもう11時前で
全然ゆっくりできず、しょうがないから撤収。
初めてホームの上まで送ってくれて
私が電車に乗った別れ際、
「実は今日はオトナな格好やったんやな」
って何さ今ごろ。気づかないよりいいけど。
って、化粧も小技効かせてたのに。

まぁ、男の人ってこんなもんかな。

2003年09月25日(木)



 問題は使いよう

もう、一気に秋の気配。

微妙な季節だけど服も秋仕様。
今日はみなさん実習なので
私一人でお留守番。
掃除サボって朝イチのお茶も入れず
ぼんやりして過ごす。

明日は実習前の研修であさっては休暇。
と言う事で今日中に諸々の仕事を片付ける。
こないだのターミナルのテストの採点を
始めたはいいけど結構緊張する。
○×式なので珍答のしようがないから
何だかつまんない。

点数の良し悪しがある程度
予想できてる学生もいるけど中には伏兵あり。
ちゃんと講義聴いてたのにイマイチな人とか
寝てたくせにまずまずの学生。
何だか世渡りと言うか要領というか
努力とは別の世界を垣間見る。

午後から実習の打合わせで古巣へ。
久々の古巣は、ゲートの屋根がボロボロ。
こないだの台風もどきか何かで
飛んだのかもしれないけど
昔は雨漏りもしてたしでそろそろトシ?

実習で使う病棟の臨床指導者は
途中交代+妊婦という状態。
大きな助力にはならないかもしれないけど
大きくペースを乱されることもない。
他病棟で実習してる教員からは
該当病棟の指導者が「熱心すぎて」
学生の目標以上の関わりを求めたりしてて
やんわり牽制すると「目標は高いほうが」
みたいな大きなお世話を言うらしい。

ベテラン教員にしたらウザい事この上なし。
打合せに行ったら勝手に臨床指導者側の
週案が出来上がってたとか
初日のオリエンテーションで9時から昼まで
ほぼ喋りっぱなしで
学生はそのテンションに圧倒されてるらしい。

実習終盤の3年生に向かって
「コミュニケーションのとり方は・・・」
とか、いまさらゲンナリな感じ。
私が指導者のときって、
どんな風に思われてたんやろう。
今は教員サイドで一緒に働いてるわけだし。

明日は一日、実習病院で研修。
それが終わったらマンソンのライブで城ホール。
今回は椅子席のなのが気に食わないんだけど
2年ぶりだし楽しんでこよう。

問題は雨。

2003年09月24日(水)
初日 最新 目次 MAIL


My追加