毒茄子
レガお君



 絶対、オマエが悪い

久々にしっかり雨が降ってる。

実習2週目で今日は計画発表。
で、前クールからイマイチだった学生が
患者さんの朝の薬がゴミ箱に捨ててあって
きちんと飲めてないのを知りながら
それをスタッフに報告できていなかった。
昼前になって事実が判明。

さらに患者さんの食事量。
患者さんは病院食が口に合わなくて
食べてるのはほとんど差し入れ。
学生はそれは知ってるんだけど
スタッフへの報告は「全量摂取」としていた。
全量摂取といえば病院食の話で
差し入れはどれだけ食べようが差し入れ。

それをスタッフに注意されて学生が逆ギレ。
「スタッフは自分がしないといけない事を
学生に押し付けてる。
自分が出来てない事を棚に上げて
こっちに色々言わないでほしい。」
はぁ?

確かに受け持ちの最終責任は
病棟スタッフになるんだけど
学生が知ってて報告できないというのは落ち度。
しかも実習って患者さんの
リハビリとか指導とか、
それだけやってていいわけじゃない。
この学生は患者さんの枕もとに積み上げられた
おやつや新聞やなど環境には目が向いてない。
要は、患者さんの生活丸ごとは見られてない。

それで今回の出来ごと。
報告がきちんとできないというのは
患者さんの安全に関わる問題で
このまま放っておくわけにはいかない。
ちゃんと話をして振り返りは必要なんだけど
さて、どうやって話そう?

もともと頑張りもせず文句を言う
私の一番苦手なタイプの人間。
実習に来たら朝一番で「ああ、しんどい」
何か声をかけたら「もう、いやや」って
そうやってブツブツ言っても何も変わらない。
しんどいなら帰れば良いし
いやなら辞めたらいい。
そうやって人のやる気をそぐような奴
いるだけで迷惑。

で、その学生に対して私がイライラしてるのを
察したのか上の教員が学生と話を始める。
さすがベテラン教員で穏やかに話し出す。
が、学生は相変わらずぶーたれモードで
話がどんどん逸れていく。
「もう、何もかも腹が立つ。指導者が
私たちのこと学生ちゃんって呼ぶのも
ものすごい下に見られてるみたいで最悪。」

その指導者は誰にでも「ちゃん」づけで話してる。
病棟スタッフもほぼ全員「○○ちゃん」で
別に学生だけをそうやって呼んでる訳じゃない。
自分の落ち度を指摘されて
悔し紛れに指導者への不満を並べてるだけ。
あんまりなので私が口を挟む。
「あの人はだれにでもちゃん付けや。
下に見られて最悪って、自分ら何やと思ってる?
あの人らは先輩やで?」

急に私がきつく言ったからか、学生絶句。
一緒に部屋にいた学生も静まり返る。
学生は顔が真っ赤になって部屋から出て行く。
先輩教員もあらら〜という感じで
もしかしてこれが私の初・怒鳴り?

結局学生は最後まで部屋へ戻って来ず
私も先輩も迎えに行かず
更衣室で目もあわせず本日は撤収。
しかし、イライラする。
前クールからずーっと一緒だから
お互い煮つまりやすいかも。

帰り道にボード屋でツアーパンフを漁る。
とりあえず最低ラインは押さえてるけど
さらに条件がいいところも探したい。
と言う事で去年使った激安パンフを見たら
今年もいいのがあった。
今のより千円高いけどゲレンデは徒歩2分。
ちゃんとホテルで露天風呂もある。
が、内装はかなりシンプルみたい。

今押さえてるところは内装は申し分ないけど
ゲレンデまで車で5分でお風呂はユニットバス。
夕食はついてないしスキーロッカーもない。
車で5分の距離は、雪道徒歩だとかなりかかる。
しかも板を担いでボードブーツって
かなりの重労働。
昼間滑る分には送迎があるけど
夜に温泉や飲みに出るとなると動きがとれない。

うー。悩ましい。
取りあえずは両方押さえてゆっくり悩もう。
11月いっぱいはキャンセル料金かからないし
高校教師とあれこれ相談するのも楽しい。
あちこち検索してグルグル悩んで
そうやって現実から目をそらして遊ぶのだ。

もう、現実から逃げっぱなし。

2003年10月21日(火)



 免許取消し裁判所行き?

だらけまくった贅沢週末は終了。

毎週月曜は怒涛の帰校日。
朝一番で学生が実習レポートを出してくれる。
それの添削をするためには
まずは書類が溜まりまくった机の上を
キレイにしないといけないんだけど
裁いても裁いても減らない書類。

そうこうしてると2時間目で
2時間目は私が仕切る演習。
午前中は実習レポートを放置で
さらに3年生のケース実習計画書も
一緒に話をして煮詰めなきゃいけない。
それも午前中放置。

で、午後はというと私が講義で
結局実習レポートに取り掛かったのは
夕方4時半。って学生はとっくに帰る時間。
申し訳ないけどそこで居残りになる。
それでも出してくれたレポート全部は見られず
取り急ぎの看護計画だけ流し読み。
ごめんよ。

毎週毎週月曜はこんな感じで
本当に実習してるほうが楽かも。
あれもこれも同時進行で
優先順位とか時間配分とか
頭の中がぐちゃぐちゃ。

それでも気を取り直して終業後は三宮へ。
お目当てはボードツアーのパンフレットで
そろそろ安いところも出始める。
駅前の旅行会社を回って
手当たり次第パンフを持って帰る。

その時点で夜8時。
しんどいから早く帰ろうと言う事で
阪神高速山手線を利用。
きれいで空いてる道だし
神戸線〜第2神明ルートより200円安くて
長田から明石西まで30分弱という
それなりにお得な感じなので最近お気に入り。

で、北神戸線に入って快調に走る。
今日が20日だというのはちょっとひっかかるけど
もう夜だしと言う事でちょっと自制を怠る。
出会う車の一団を快調に追い抜いて
追い越し車線をどんどん行く。
当然、スピードメーターはそれなりの状態。

で、急にその車の群れから軽4が一台。
私の後ろにくっついて「煽ってる?」
と言いたくなるような車間距離で走る。
うっとおしいので走行車線によけたその瞬間
軽4の後ろでサイレンが鳴った。
パトランプも回ってる。交機の覆面登場。
私はもちろん周りの車も凍りつく。
一瞬にして60キロのノロノロ運転で
軽4は私の前に入れられて
その前には覆面パト。

とりあえずその軽4は間違いなく検挙。
で、私はどうなるの?
サイレンが鳴った瞬間はギリギリ左車線。
それってセーフよね?ってそうじゃないと困る。
ちょうど一年前、本当に今ごろの時期に
私は車検の代車を返しに行く時に
20キロオーバーという
微妙な違反で山陽道の覆面に捕まった。
ただ今その執行猶予中なので
今日捕まったらまずいし今回の違反はかなりで
裁判所モノというか免許取り消し。

路肩が広くなったところで
パトカーと軽4は停車。
私は恐る恐る横を通り抜けて・・・。
何もリアクションがないのでそのまま逃走。
アクセル踏んでるけど足は震えてて
今まで追い越した車に抜き返される。
何だか、周りの車に「お前セコいなー」
「ホンマはお前が捕まるとこやったのに」
とか色々言われてるような気がして
一気に小心者モードへ。

第2神明に合流するところで
ちょっと気分が楽になる。
でも、何だかハイになってしまって
珍しく高校教師に電話して
事の顛末を報告する。
高校教師によると交通違反は
捕まったその1年後にまた同じ事を
繰り返しやすいという法則があるらしい。
見事にそのとおりで、何とか逃げ切った。

現行犯検挙が旨だとわかっていても
「後で手配書が来たりしたらどうしよう」って
晩御飯もあまり食べられずドキドキして過ごす。
でも、間一髪で運転免許と
かなりの額のお金が助かるなんて
滅多に無い事。

私ってツイてる。

2003年10月20日(月)
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