毒茄子
レガお君



 学生の人生エピソード

結局Jフォンからの攻撃は夜中まで続行。

今朝は寒いなと思ったら
車はしっかり結露してて
その露と一緒に水垢の筋がいっぱい。
白いレガおは見事に縦線だらけのシマウマ。
レガおの温度計を見たら8℃。
やったぁ、ついに一桁である。
冬は近いということでニヤリ。
だって、11月ももう残り2週だし。

私たちのケース実習も残り1週で
今日は実習の後、中打ち上げと称して
学生とごはんを食べに行く。
総勢9人の大所帯なんだけど
例によって年齢層がバラバラで面白い。

学生たちはビールを飲んでて口が軽い。
面白いから色々きいてみる。
私と同い年のある学生は酔って
コピー機や自動販売機の横で寝たらしい。
たしかに酔いが覚めるときの寒気に
機械の発する熱は優しい。

で、准看に行く前は何をしてたのか聞いたら
元々は機械のエンジニアで
エレベーターや駐車場のゴンドラの
メンテナンスといった「工事」をしてたらしい。

で、病院に入ってもTVや機械が調子悪いと
彼女は呼ばれて修理したとか
白衣のポケットにペンライトじゃなくて
プラスドライバーが入ってたとか
注射伝票に書いてある
「ラシックス1A(アンプル)」を
つい「ラシックス1アンペア」と読み
「カルベニン1V(バイアル)」を
つい「カルベニン1ボルト」と読み間違えて
しょっちゅう叱られたらしい。
面白すぎる。

ある学生に至っては現在43歳で
その娘が実は同じ学校の1年生だとか。
確かに同姓で何となく似てる子はいるけど
本当に親子だなんてすごすぎる。
遊びに出かけてばかりで家に帰らない娘と
久しぶりに会ったのは学校だったとか
ネタ話はつきない。

臨床に居た頃から患者さんのエピソードを
色々聞くのが好きだったけど
学生のエピソードが面白いのは
進学コースならではの事かもしれない。
こういう色んな人生背景を持った人が
それぞれの患者さんに関わっていくほうが
絶対多様で深くて面白いと思う。

夜、高校教師がメールをよこす。
今日は保護者会があって
マダムたちの中に
ミニスカートの人がいてイヤだという。
イヤなら見なけりゃいいのよ。
まぁ、学校の中では若い教師のうちに入ってるし
ミニスカートごときで気にするようじゃ
「先生、私のスカート見てたわ」って
マダムにからかわれるのがオチ。

週末にかぎって天気が悪いらしい。むー。

2003年11月14日(金)



 運転手の責任

肌荒れがひどい。

今日は何てことない11月13日なのに
J-フォンのメルアドが
なぜかボーダフォンに変更になる日。
と言う事であちこちから
アドレス変更メールが入るんだけど
数が多いからうっとおしい。

うちの教員はちゃんと11月始めに
「13日から変わります」って
前もって知らせてくれたぞ。
やっぱり、そういう準備が
きちんとできる人ってステキと思ってたら
高校教師がいきなり
新アドレスでメールをよこす。

・・・。前振りメールどころか
お知らせメールすらナシかよ。
と言う事で、「アドレス変わってるけど
他の人にお知らせメールはしたの?」
って返したらイマイチ乗らないお返事。
「レガお以外にメールする人なんて
あまりいないからなぁ」というお返事。
携帯そのものにあまり興味はないらしい。

そうこうしてる内にも
他からのお知らせメールは来てて
久しぶりの人にいちいちレスしてたら
見事に早寝をしそこねる。
なかなか迷惑な行事なり。

結局、昨日の学生は今日も無断欠席で
訪問看護ステーションからは
「もう、訪問には連れて行かない」
と言われてしまった。
事実上の実習停止で、留年決定。
担任も主任も心配してるのに
休んでる学生はどう考えてるのやら。

でも、これ以上留年者を出すとまずい。
来年の学生はすでに留年してる学生のおかげで
1クラスの定員をすでにオーバー中。
おかげで実習のグループ分けに難渋。
各病棟、実習1クールで受け入れてくれる学生の
人数が少ないからグループの数をを増やすと
今度は病棟と教員が足りなくなる。

にっちもさっちも行かない状態で
何とか2年生の人数をこれ以上
増やしてはいけないんだけど
奇しくも元々人数の少ない1年生に
妊娠・休学が続出してて
2年生の数人が何らかの理由で留年しても
人数が慣らされて丁度いいという
何ともいえない状態に。

そんな時に失態をやらかした2年生。
テストの日に車で通学して大渋滞に巻きこまれ
テスト遅刻どころか完全に間に合わなかった。
で、堂々と「交通渋滞のため」と
欠席理由が書いてある追試願が出たんだけど
結果は見事に不受理。
自動車通学を認めていないのに
渋滞と言う理由が認められるわけもなく。
第一、国試の遅刻はそんな理由は通らない。

さらにその車には運転者と
もう一人学生が乗ってて二人仲良く欠席。
最悪は仲良く留年。
その子の車に乗らなければ
彼女はちゃんと試験を受けられたわけで
安易に友達の車に乗ったんだろうけど
それがどんな結果に繋がるか
多分想像もしてなかったんだろう。

よく交通事故で同乗者の怪我の
賠償責任でモメる話はあるけど
同乗者に怪我があればそれは運転手の責任。
今回は運転学生に同乗学生の
遅刻の責任なんて問えるわけもないし
責任を取れるわけもないし。
さて、どうするつもりやら。

3年生も実習先によく乗り合わせて
出かけてるみたいだけど
何かあったらどうするのかって
小言を言ってもいまいちよく分かってない。
進学コースの学生には、学生で母で
しかも一家の大黒柱という立場の学生もいる。
その人に怪我させたらどんな事になるか
その人の家族の保証とか考えてるわけもなく
年の割にやる事の浅さに驚く事がある。

学校は事件に事欠かない。

2003年11月13日(木)
初日 最新 目次 MAIL


My追加