毒茄子
レガお君



 娘の婚前旅行写真

朝から快晴。

昨夜私が手料理なんかをやらかしたのに
外は空が青くてステキ。
風も穏やかで絶好のお出かけ日和。
雨の予報はどっかへ行っちゃったらしい。
高校教師が「今日は何して過ごす?」
って言うから「バイクでお出かけたい」
と即答する。
予想外にお化粧ノリもよくてゴキゲン。

ランチを兼ねてバイクで難波へ出て
「空いたら行こう」と言ってたパークスへ。
オープンしてしばらく経つから
ちょっとは落ち着いてるのかと思いきや
ちょうどお昼時というのもあって
レストランフロアへ向かうエレベーターは
何と行列で待ってる。

噂の麺ゾーンも相変わらずの人で
並んでまで食べたいものもなく
結局服やボード用品を見てパークスから撤収。
何てことないお店で
あっさりとお蕎麦を食べる。
高校教師にはただいま散財の星がついてて
ボードセットを買った挙句
デジカメまでほしいと言い出す。

・・・デジカメ、いいやん。
一緒に北海道に行くのにカメラは欲しい。
動画が楽しいから出来たらデジカメ。
私の父親のデジカメを借りてもいいんだけど
彼氏との旅行の写真なんて見せられる訳もなく
旅行後にカメラを返す時には
1枚残らずメモリを消さないと
かなーりというか、絶対まずい。

バイクは渋滞知らずで
街中の大通りをすいすい走る。
ちょっと排ガス臭いときもあるけど
のんびり走って結構優雅。
これ以上季節が進むと寒くなるし
夏の盛りも暑くて日焼けするしで
今がいい時期かもしれない。

時間がたっぷりあるので
高校教師のボードケースを探して回る。
それなりにしっかりした物でも
車輪なんてものはいらなくて
160センチを超える板が入るものって
なかなか見つからない。

お店3軒回ってやっとこさ出会ったのは
BURTONのケースで目論見どおりのスペック。
高校教師も気に入ったのでお買い上げで
部屋に戻って嬉しげに開封。
で、板を入れてみようという事になって
お約束のおふざけが始まる。

「長いなら入ってみよう板ケース」
166センチのケースに
146センチの私がくるまると
ファスナーを閉めてみたくなるのが人情。
で、横幅の問題もクリアして
結局は見事に私は収まりきって写メール。
ファスナーの隙間から手を出して
ピースサインしてる所も撮っておく。
ケースは中がアルミ張りで結構暖かい。
ファスナーを全部閉められて
当然手も足も出ない私。

週末なんてあっという間に過ぎてしまって
22時帰りが恒例のスケジュールでは
21時過ぎになると
高校教師がくっついて離れなくなる。
何とも帰りにくくなる瞬間。
先週はかさばるドライヤーを置いて帰ったけど
「歯ブラシも置いといたら?」と言われて
とうとう歯ブラシを置いて帰る。
ベタなドラマみたいやん。

来週はついに奴のお誕生日で
どんな風にお祝いしようか。
その辺の飲み屋じゃなくて
ちゃんとレストランでごはんにしようかな。
「彼女」に祝ってもらう誕生日なんて
働きだしてからなかったって言う上に
20歳台最後の誕生日だし。

来週はその計画で盛り上がろう。

2003年11月16日(日)



 手料理をめぐって

たどりついた土曜日。

本日は自主参加の研修会へ行って
そのまま高校教師宅でお泊りの予定。
昼過ぎに出かけるのに
「今週末も泊まりで遊びか」と言いたげな
父親の視線が痛かったりする。ふん。

今日は天気がいいけど明日の予報は悪い。
おまけに今夜は私が曲がりなりにも
手料理を披露する事になってるので
明日の雨は必至だったりする。
せっかく紅葉の季節なのに。

研修会は3時半までの予定が
案の定延長で会場を出発したのは4時前。
予定としては高校教師宅に着くのが5時で
そこから二人でお買い物。
あんまり料理しない高校教師だから
食材はもちろんお皿とか
調理器具から揃えるのだ。

一緒に買い物カゴ持って
食品売り場をウロつくなんて
何だかにわか夫婦でステキ。
頭の中が妄想でいっぱいになってる間に
車は全然進んでない。
阪神高速は工事渋滞で湊川から西宮が1時間。

バカバカしいので下道から
浜の手バイパスへ回って大失敗。
雨も降ってきた夕方なんてどこ行っても渋滞で
時間はどんどん過ぎて日も暮れて・・・。
何だかブルーになってくる。
いつ着くんだかわかんないのにそれから買い物で
慣れない料理で時間もかかったらどうしよう。

タイミングの悪い事に高校教師がメールで
サッカーゲームの調子がいい事を報告してくれる。
人が渋滞で大変なのに
あんたは呑気にサッカーかよ。
「それはそれはおめでとう。
現在地は言いたくないほど遠くです」と
暗に到着が遅くなることを匂わせておく。

だんだんイライラしてきて
BGMはマンソンに変更。
先に入ってたCOCCOは2周してしまって
一緒に歌う気分じゃない。
せめてこの鬱憤をマンソンで発散。

それ以後高校教師はレスしてこない。
「どうせサッカーの続きをしてるんだ。
前は早く来ないかなとか言ってたのに
そのうち来るだろうって思ってるんだ。
遅いから心配とかそういうのって薄れたんだ。」
悪いほうに考えてさらにご機嫌は悪くなる。

運転も2時間を過ぎて到着も7時は過ぎそうで
先週から楽しみにしてくれてるのはわかるけど
実際疲れて、今から料理と言う気分じゃない。
相変わらず奴から音沙汰はないので
こちらのヤル気が低下してるのを
匂わせてやろうと思ってメールしたら
「おなか減った」ってレスが来てブチ切れる。
「私も減ってますが」とメールしたものの
不機嫌はピーク。

自分はぼーっとゲームしてるだけのくせに
おなか減ったとか好きな事言って
「先に買い物行こうか」とか
「これからごはん作るのしんどくないか」とか
ちょっと気を利かせてもよくない??

ってひとりでプリプリ怒りながら
まぁそこまで求めても
しょうがないかと思いつつ
何だか働く既婚友達のグチを思い出して
今からこの状態って
やっぱり私は主婦には向いてないかも
とさらに暗澹たる気持ちで渋滞の中。

ようやく着いたら7時過ぎで
せめてご機嫌よく登場しようと思ったけど
「お疲れさん」と言われて「疲れたわ」と
正直に不機嫌なお返事をしてしまう。
「3時間渋滞にもまれて
ご機嫌な人なんかおらんやろう」って言ったら
「おなか減った」ってメールした後の返事で
私の不機嫌ぶりが伝わって
かなり「まずい」と思ったとの事。

何やら不思議な雰囲気で
私がキレた「腹減りメール」を反省して
「大変やったな」って素直に労われると
とんがった気持ちも治まってくる。
さすがは高校教師。
私はというとスーパーの屋上駐車場から
大阪城の夜景が見えた途端ゴキゲンに。
「わぁー。大阪城〜キレイ〜」単純なり。

二人分のパスタ皿と食材を買って
本日のメニューは友達から頂いた
イタリア土産のハート型パスタ。
ソースはチーズ系でこってりと。
本当はパンとサラダとスープも
きちんとつけたかったけど、もう夜の8時で
まともにやってると遅くなる。

部屋に戻って私が台所に立ってる間
高校教師はTVを見てる。
それがしょうもない番組だったらいいのに
よりによって下克上エクスタシーのDVD。
イライラ再燃で高校教師を台所に呼んでは
ちょいちょいと用事を頼んで
手伝ってもらいながらお料理をする。

出来上がりはチーズが濃くて
私は最後まで食べられなかった。
が、高校教師は私が残した分まで平らげる。
本当におなか空いてる?無理してない?
心配しながらも全部食べてくれると嬉しい。

途中イライラしたけど、作ってよかったかな。

2003年11月15日(土)
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