毒茄子
レガお君



 ガリガリ君

曲がりなりにも雪景色のイブ。

TUBEが正月に
韓国ライブをやるらしい。
何でわざわざ韓国なのかと思ったけど
そうか、日本では終わってるからか。

予想通り夜に雪は降らずで
外はいい天気。
ご丁寧に羊蹄山からの日の出も見て
それはそれでとてもキレイなんだけど
ものには優先順位があるのだ。
吹雪けー、ガッツリと。

ホテルのスキーロッカーは
掲示板にゲレンデコンディションが
毎朝更新で出てるんだけど
「雪質:ガリガリ君」
「岩や木が出ている所があります」
って書いてあるところに誰かが
「っつーか、ありすぎだよ!」
って突っ込んでるんだけど
よく考えたら関西弁の人には
何故だかあまり出会わない。

外国人は多い。
それも白人から黒人、アジアの人まで。
何気にホテルの人もきちんと
英語で応対してるからすごい。
韓国だか台湾だか中国だか
若いカップルも結構いるんだけど
喋ってるのを聞いても
私には何語なのか不明。

ガリガリ君にめげずに支度して出かける。
下の方はひどいことになってるので
今日は花園へ行ってみる。
が、結局どこも一緒でガリガリか
ボコボコかボウボウで
北海道まで来た意味はない。
むなしく青空バックに羊蹄山。

昼ごろには気温がプラスに転じたのか
屋根からツララが下がって
しかもそれが溶けて水がダラダラ流れる。
もう、ここは3月のハチか?
どこ行ってもコンディションが悪いので
順調にやる気をなくして
はやめに撤収してゆっくりお風呂。

ホテルのお風呂は露天があって
とてもいい感じなんだけど
なぜか洗い場は3つしかないのだ。
お風呂は時間差に限る。
お風呂あがりはビールでしょ。
夕方の日も暮れないうちから
エビスでハーフ&ハーフを楽しむ。

ホテルで夕食を頼んでいないので
外へ食べに出る。
気温が高くて天気がいいおかげで
ペンション街をうろついても寒くない。
ほろ酔いだと涼しくていい感じ。
という事でちょっと離れた
玄天カフェまでテクテク歩いていく。

北海道で彼氏とクリスマスイブなんて
ここだけ聞いたらものすごく優雅だけど
昼間は土や岩や木ををよけながら
神経使いつつガリガリの斜面と闘って
膝はガクガク、板はボロボロ。

せめて夜はゆっくりと。
お店はモンゴルのパオを使った建物で
床にじゅうたんで床暖房。
平日だからかお客ゼロの貸切。
一瞬はずれの店かと思ったけど
店の雰囲気も料理も美味しくて
なかなかいい感じ。
ゲレンデには恵まれないけど
食生活はなかなか当たりが多くて
さすが北海道。

今夜も雪は降りそうにない。
今日よりさらにひどい状態で
無理やり滑るのもブルーすぎるので
明日は一日小樽にでも行ってみないかと
高校教師に提案する。

せっかく北海道まで来たんだから
遊べるネタがあれば徹底的に遊ぶ。
小樽までの距離とかは
全然わかんないけど資金はあるし
札幌ステイでルスツや
キロロに行く人もいるんだから
電車であっさり行けるはず。

楽しむぶんには貪欲に。

2003年12月24日(水)



 増えるお金

ついにやってきました。

昨夜は先輩の家でクリスマス会。
ベタにパーティバーレルを食べて
帰って寝たのが12時。
で、今朝は4時起床でいざ北海道。
遊ぶとなると2度寝どころか
目覚ましが鳴れば速攻で布団脱出。

外は真っ暗。
毎年朝4時に起きて支度して
5時に出発して5時半に職場集合。
そのあと車で伊丹まで行ってたけど
今年は高校教師と二人だから
節約コースの電車でゴー。

6時過ぎ三宮出発のバスに
乗らないといけないから電車は始発。
始発に乗るのは初めてなんだけど
案外人がいる。
皆さんお祝日なのに仕事のようで
スーツ着てまだ外が暗いのに
じっとホームに並んでる。
私は優雅にコーヒー飲んでたりして。

伊丹に着いたら7時前で
丁度集合にはいい時間。
高校教師ともちゃんと会えて
一緒に朝ごはん。
高校教師は昨日まで職員旅行で
九州に行ってたからお疲れぎみ。

私はやっとたどりついたお休みなので
テンションは高い。
朝からデジカメをお供にはしゃぐ。
飛行機は今年も朝一のJAL。

雪がないのはわかってるから
あえて朝から雪の話はなし。
朝からネットで積雪は
チェックできてないけど
チェックしたところでいきなり
3桁に届くわけもなく。

成る様になるさと開き直って出発。
飛行機が苦手な高校教師は
何やら落ち着かない風で
本当に手に汗握ってる。
お天気は良くて揺れもせず
雲の海が光の加減で虹色に見える。
という事で私はゴキゲン。

本州を脱出して北海道上空へ。
とりあえずは白いのでホッとする。
去年は一面茶色でまるで秋だった。
という事は、ゲレンデも
去年の初日よりは雪がある?

飛行機を降りてバスの時間まで
お買い物をする。
もうこのまま冬休みに入る私は
新年まで出勤しないんだけど
それでは土産が傷むので
今日のうちに宅配便で送る。

土産を送っておいて遊ぶなんて
我ながら要領のいいこと。
宅急便に添える一筆箋も
実は昨日のうちに作成済み。
4日間で飲むビールも空港で調達。

バスでニセコへ向かう道中
道端の雪景色に一喜一憂する。
下草がむき出しになってるとブルーで
畑が真っ白だと嬉しい。
平野部の状況を見る限りには
去年より雪は多そうなんだけど・・・。

到着したひらふは、下から見ても
草や土が見えててがっくり。
上はまだマシなんだろうけど
たかが知れてる。
気を取り直してチェックイン。
ホテルは羊蹄山が正面の高台で
眺めも部屋も素敵で嬉しい。
ちょっと心救われる。

とりあえず様子見でナイターへ。
センターフォーの上はまずまずの雪。
と思ってたら雪質と積雪は別もので
あちこちに草や竹や石が出てて
もう、どこ滑っても嫌な音がする。
高校教師はおNEWの板で石を踏みまくり
私の板のソールもかなりの傷。

夜空を見上げたら
きれいに星なんか見えて
これじゃ降雪を望むべくもなく。
今でこの状態だったら
明日は真っ黒い土を拝む事になりそう。

ナイターから上がって
明日どこを滑るか考えるけど
イマイチ気分が盛り上がらない。
お寿司を食べに行った帰り
おやつを買いにコンビ二へ行って
1万円を出したら9千円おつりが出る。
で、ホテルに帰って財布を見たら
稲造がいなくて諭吉と漱石4人のみ。

何とまあ、レジの女の子は
稲造と間違えて
おつりに諭吉と漱石をくれたらしい。
あまりにもすごい間違いだけど
これって、かなりついてる。
悪いことばかりじゃないかも。

北海道に来ただけでもある意味幸せ。

2003年12月23日(火)
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