毒茄子
レガお君



 2年生ナースは60歳?

なぜか本日も電車通勤。

昨日より1本遅くしたら
古巣の茄子に遭遇。
実は中学の同級生で
キャリアは1年下。
三十路手前にしてホントの金髪で
厚底のピンヒール。
私はそんな靴では怖すぎて
絶対ホームは歩けない。

昨日の夜からのどが痛くて
つばを飲み込んだらいちいち痛い。
結構苦痛で仕事の集中力に関わる。
これは温存してた抗生剤を
飲まないといけないかなぁ。
土曜はまた飲み会だし。

朝から昨夜のご飯がおいしかったと
みなさん口々にうっとり振り返る。
それぞれ頼んだメインの料理を絶賛して
ワインも美味しくて大満足という話から
で、あれはお幾らだったの?という話に。

私も興味津々。
だって、ワインが美味しかったから
ラベルを写メールに撮ったけど
手が届かない値段だったらしょうがない。
ところが、赤も白も1本3500円。
お料理はひとり5000円。
三宮なのになんてリーズナブル。

ちょうど高校教師がメールで
高校サッカーの結果を知らせて来てたから
全然関係ないけど昨日の料理の値段と
ワインの値段を返信。
ヤツもびっくりして「また行こうな」って
おごりならね。
ああいう店を自分で見つけて
スマートにエスコートしてくれるという
贅沢な能力には秀でてない人なので
あまり優雅な期待はしないでおこう。

今日は入試関連の業務があって
受験生の願書を一覧する。
もう、本当に背景がバラバラで
年齢56歳とか高校の欠席が100日超とか
職場も毎年違うとか多彩すぎる。
56歳で入学して、卒業する頃には定年やん。
専門学校って職業教育するとこなのに。
まぁ、現在もどっかの准看学校に在学中で
このあと資格試験は受けるんだろうけど
そのバイタリティには感動する。

私が高校入試でかすりもしなかった
学区の偏差値・実績トップの進学校で
評定平均4.4とかいう
ものすごい成績をとってた人もいるし
私たちが超・ヤンキー高校と恐れた
3分の1は退学するような学校で
評定平均2.4という
これまたものすごい成績の人もいる。

この人たちはみんな准看なわけで何だか複雑。
学歴でくくるわけじゃないけど
極端に基礎学力の低い人が
この先看護の世界で生き残れるとは思わない。
「体調不良」でくくられた
よくわかんない理由で1年の
三分の一を欠席するような人が
看護師として患者に満足なケアが
できるだけの仕事ができるとも思わない。
それでも准看の免許は持ってるわけで
ちまたの病院では看護師と同じ仕事をしてる。
本当に、質がバラバラすぎ。

ここまで年齢も背景もバラバラな人たちが
同じ選抜試験を受けてそれをクリアしたとして
一緒に机並べて同じ講義とテストを受け
実習も学科も同じ基準で
評価されるんだと思ったら
もう何が普通なのかわからなくなってくる。

で、その個性を把握して教育をする私たちって
本当にちゃんと的を得られてるんだろうか?
という事で今年もカルチャーショックな1年。
入試当日にこの人たちと
実際に会うんだと思ったらドキドキする。

ひたすら濃い。

2004年01月07日(水)



 鼻血でコミュニケーション

何ヶ月ぶりかの電車通勤。

今日は新年会でお酒が入るので
おとなしく電車で出勤。
朝から寒い中をコートを着込んで
ブーツにマフラーぐるぐるの重装備。
でも、着るものが暖かかったら
顔に冷たい風があたるのは
気持ちが引き締まって気持ちいい。

電車の中を見回すと
あいも変わらずオッチャンだらけで
マンガ読んでたり
スポーツ新聞だったり週刊誌だったり。
だいぶ前に主任の言ってた
「いい男は新快速に乗っている」説を
思い出しては再び納得。

今日はもうお年始モードではなく
ごくごく普通の業務。
学生もやってきて新年の挨拶をするんだけど
うちの学生の場合は
年末年始は働きまくってるから
新年明けましてお疲れ様という感じ。
今日から新学期という清々しい気分ではなく
そろそろお疲れが出る頃。
大変やなぁ。

今日は新年会なので残業はナシ。
という事で昼間で仕事のカタをつけよう。
本日は元町でフレンチ。
お昼ごはんはセーブして
おなかをしっかり減らしておこう。

お店は高いビルの上層階で
入り口にでかい革のソファー。
高校教師が見たら
よだれ垂らしそうな見事なソファーで
案内を待つ間私が変わりに堪能してやる。
しっとりした革の感触と
フカフカのクッション。

雰囲気からしてかなりいい感じのお店で
さすがマダムたちの選択。
メインのお料理とデザートと飲み物を
それぞれ選べるから
9人がめいめい注文するんだけど
「肉料理を注文された方は?」って
客に手を挙げさせない。

メインもデザートも飲み物も
ちゃんとそれぞれが注文したものが
間違いなく当たり前のように
目の前に置かれる。
こういうのを、サービスって言うんだわ。
普段使ってるお店のレベルを
何気に思い知らされる。

本日のアルコールはワイン。
肉の人も魚の人もいるし
9人いるので赤と白を1本ずつボトルで。
これまたおいしい。
幹事の教員が選んだので銘柄も値段も不明。
とりあえずフランス語は読めないから
ラベルを写メールにとっておく。
写メールってなんて便利。
が、これを頼りに銘柄がわかったところで
あっさり手が届く値段かどうかは不明。

食べるものが美味しいって幸せ。
本格フレンチという事で
お店の雰囲気がちょっとカタいけど
たまにはこういうのもいいかな。
昨日のランチといい
どんどん贅沢を覚えてる。

電車を降りての帰り道
まだそんなに遅くないので
タクシーはやめて歩いてみる。
が、夜道を一人で歩くのは怖いので
高校教師に電話して話をしながら歩く。
タクシー代は浮くし運動にはなるし
高校教師の声は聞けるしで3重嬉。

ネットでコートニーの新譜の
さわりだけ配信されてた。
久々に聞く声でかっこいい。
もういい加減オバさんなんだけど大好き。
美人でお下品なのが素敵。

私はいくつになったらコートニーとか
マンソンとかをおバカに思えるんだろう。
三十路入っても人妻になっても
きっと変わらないんだろうな。
こないだ高校教師のクラスの生徒が
下敷きか何かに鼻血君のステッカーを
ベッタリと貼ってて
えらく目だってたらしい。

高校教師も私と付き合わなければ
そのステッカーなんてただ「汚ねー」
と思っただけなんだろうけど
いちおう鼻血君が何者で
何をしてるかは知ってるから
その生徒と鼻血君の話をしたらしい。

で、「先生、アンドリュー好きなん?」
って聞かれて「彼女がな」とは言えず
「はは、友達が」って濁したらしい。
私のセンスはそんなやつらと同じです。
高校教師も、大変やな。っていうか
私のおかげで生徒と接点増えてるやん。

感謝せよ。

2004年01月06日(火)
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