毒茄子
レガお君



 ハングルラーメン

父親がめでたく還暦。

昨日寝る前に高校教師と話してて
「なぁ、喫茶店の話の続きやけど」
と切り出される。
色んな事を話したので「は?何?」
って返したら「指輪のこと」って。
「前に一人で見に行ったりしたんやけど
欲しいのあるんやったら見に行こうか。
給料3か月分は無理やけどな」って。

調子にのっておねだりしたものの
実際選ぶとなったら大ゴト。
「ほんまにええの?」って聞いたら
良いというので開き直って予算を聞く。
・・・。憧れのルシダに手が届く。
「そのかわり、誕生日プレゼントは
期待せんとってよ」って言うから
「もう、指輪で十分やわ」と返事しておく。
憧れの水色の箱。
中途半端に誕生日プレゼントなんていらん。

「まぁ、一生モンやから
少々オーバーしてもええけど」と仰るので
後日容赦なくティファニーへご案内の予定。
こないだ私の化粧品を買うのに
一緒にコスメゾーンを歩きながら
居心地悪そうにしてた高校教師が
一人で宝石売り場へ行ったんだと思ったら
すごく嬉しくて涙目になる。

で、本日はダラダラの日。
昼までゆっくり寝過ごして
いつも困るお昼ご飯。
おなかは空くけど出かけるのが面倒。
が、料理の材料も器具もない。

そこで思い出したのが近所のお店。
高校教師が住んでる近くには
ハングルの国の人たちも沢山住んでて
お店に韓国の食材が色々と置いてある。
そこで私が気になってたのが
オールハングル表示のカップラーメン。

二人で買いに行ってみる。
ハングルなので何味なのか不明。
が、赤いふたに「辛」という字が
デカデカと書いてあるのがあって
それはきっと間違いなく辛いのだろう。
私はあんまり辛いのはノドにしみそうで
青いふたのラーメンにしてみる。
鶏がらとか、あっさりだったらいいな。

と思って帰って開封。
スープを開けたら高校教師のは真っ赤。
なぜか私のも赤い粉。
匂いを嗅ぐと、辛い匂いがする。がーん。
お湯を入れても色が変わるわけでもなく
結局二人とも真っ赤なラーメン。

カロリーは数字とKcal表示なのでわかる。
が、お湯を入れて何分待てばいいのか
どこを読んでもわからない。
「600(続きにハングル)」って
書いてあるんだけど意味不明。
600秒って事はないよな?10分だもんな。
たびたび箸でつっついて
5分程度で食べられる堅さになった。

見事な辛さなんだけど食べられる。
ラーメンの汁を飲むと
底に一味唐辛子が沈殿してる。
二人とも鼻の頭に汗かいて
水を飲みながらスープを飲む。
カプサイシンパワーで痩せるかな?

結局私のも高校教師のも
辛さに大きな差はなかった。
が、麺は高校教師の方がおいしかった。
お値段100円だし、今度友達に
買って帰っても面白いかも。

世の中には美味しいものが沢山ある。


2004年01月11日(日)



 おねだりの会

やっとこさのお休み。

結局のどは痛いままだけど遊ぶぞ。
洗車は高校教師に会う前に
終わらせようと思ってたけど
よく考えたらデカイ彼に
レガおの天井を洗ってもらえば
とても助かるなぁと
厚かましいことを思いついたので
控えめなフリをしながら
単刀直入にお願いする。

私ひとりで洗車をすると天井はおろか
窓の真ん中にも手が届かない所があって
いつもイライラしてたんだけど
今日はキレイにできそうで嬉しい。
何せ11月から洗った記憶がない。
最強ヨゴレのレガお。

高校教師とお昼を食べて、いざ労働。
高校教師は案外細かい所まで
きれいにしてくれて嬉しい。
室内の掃除を手伝ってもらっても丁寧。
私が大切にしてるものを
ヤツも大切にしてくれてるのが嬉しい。

おかげでレガおがピカピカになったので
お礼にお茶をご馳走して暇つぶし。
今日の夜は私たちと
私たちを会わせたカップルの4人で食事。
が、集合が夜の8時なので
洗車が終わっても時間が山ほどある。
行くところもないので
うちの近所を車で案内してみたりする。
田舎度はヤツの実家周囲と同じらしい。

友達カップルは彼女が「天然」で
こないだ一緒に焼肉を食べた時も
私と彼女のやりとりが面白すぎて
高校教師は彼氏のほうと話すのを忘れてた。
今夜も例に漏れず、彼女は面白い。
ただいまハネムーンの行き先を
考え中の彼らの候補地は
沖縄かオーストラリア。

が、彼女はオーストラリアで海に潜りたい。
彼はダイビングの免許はなくて
エアーズロックに登りたい。
彼女は登山は避けたいらしい。
という事で彼女が言い出したのは
ハネムーン中の別行動日程。
・・・そんなのアリか?
「一緒に行く意味がないやろう」と
まじめに突っ込む彼氏に私と高校教師は爆笑。

お店は私の行きつけで
友達のだんながやってるとこ。
年末の北海道で買ってきた
男山の純米大吟醸を今年も納める。
小さなグラスで試飲させてくれるんだけど
やっぱり絶品。
高校教師は初めて飲んだらしいけど絶賛。
やっぱり、日本人は米の酒。

私たちを引き合わせてくれた2人に
結婚するという事も伝えて
なかなか盛り上がる宴席。
私が彼氏を連れて行くといったので
店主はおいしいお造りや
ふだんより豪華なデザートを用意してくれた。
ま、魚とよく使ってた店だから
店主の感想も微妙かもしれんけど。
魚は今頃雪山だからハチあわせもないし。

2軒目の喫茶店で指輪の話になる。
友達はこないだマリッジリングを決めてて
結納で素敵なダイヤのネックレスを貰ってる。
私としても指輪は気になるのだけど
教員も実習中の装飾品は
マリッジといえども装着不可。

だから看護師してる彼女が
マリッジをどう扱うのか聞いたら
チェーンを用意して
首からぶらさげようかと思ってるらしい。
なるほど。

で、くるりと高校教師の方を見て
「じゃ、チェーンも買って」って言ったら
彼女も「本当だ、チェーン買って」
と言い出して慌てる男二人。
「何?おねだりタイム突入か?」
そうです、チームプレイです。

友達の彼氏は「失くさないためだったら
チェーンなんて5本でも6本でも買ってやる」
って、さっすがー男前。
あまり露骨におねだりしても逆効果なので
適当なところでやめておいて
でも、エンゲージの話になった時には
顔は友達の方を見ながら、実は高校教師に
「昔から四角いダイヤに憧れてる」
とはっきり希望を述べておく。

夜もふけたので飲み会は解散。
高校教師の部屋に戻ったら
賃貸住宅ニュース系の雑誌が数冊。
住む所を探してるらしい。
引越しに向けて、もう飽きたゲームや本を
売りに行ったりと荷物の整理もしてるらしい。

私は自分から高校教師に
「嫁にもらってくれるか?」と言ったので
本音の所ではヤツが本当に
結婚に前向きなのか
自信がもてない所があった。
でも、高校教師なりにきちんと
考えてくれてるみたいで嬉しい。
まぁ、ちゃんと参加しないと
私の良いようにされちゃうし。

進めるうちに進むのだ。

2004年01月10日(土)
初日 最新 目次 MAIL


My追加