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■ ある意味暴言?
ついに出ました。
フェラーリの新車。 ネットの写真を見ただけじゃ 03GAとどこが変わったのか イマイチわかんないけど まぁ、キープコンセプトという事? キレイなのはそのまんまだし 正常進化で信頼性もあれば それが何よりかも。
気になるのはウイリアムズの あのイカツいフロントまわり。 新しいアプローチで楽しみだけど ウイリアムズのピークって あまり長かった記憶がないし 大コケしなければいいんだけど。
今日は実技テスト。 もうすぐ始まる実習の前に 到達度を確認しておこうという趣旨。 模擬患者を使ってやるんだけど 初めての形態に固まる学生が面白い。 模擬患者は教員で見事な女優ぶり。
学生の実技を教員が評価するのに 「いないものとして」という設定で 実際は教員が張り付いてる。 みんな緊張でガチガチ。 模擬患者の教員はパジャマを着て しっかりシナリオを読み込んでる。
見事に患者になりきって 調子に乗った教員がアドリブで演技。 麻痺した手を健側の手で 「この手さえ動けば。ああ!情けない!」 とパチパチ叩いていじめたら 真顔の学生があっさりと 「手を叩いてはダメですよ」って。 教員は笑いをこらえられず。 単に叩くのをやめさせるより 叩かずにいられない気持ちに目を向けよう。
血圧測定のグループでの物品準備。 聴診器はきちんと聞こえるかと 私が尋ねたら焦った学生。 たいていイヤーピースを耳に装着して 膜部を指で触って音を確かめるのに 何を思ったか白衣の上から 自分の左胸に聴診器をあてて まじめな顔で首を傾げてる。 心拍が聞こえるとでも言いたいのか?
もしかして白衣に聴診器を当てて その衣擦れの音で聞こえ加減を見てる? 殺伐とした詰所の中で そこまで優雅な事やれたら それはそれでカッコよすぎるんだけど まぁ、ないやろうな。 おもろすぎ。
マンシェットが破損していないか 加圧して確かめる時にも マンシェットを握るのを忘れて 両手で送気球を揉むから 水銀柱は上がらずに マンシェットがパンパンになる。 これまた大真面目な顔でやってる。
視床出血後の麻痺がある設定の患者に 「血圧が高いですね、 激しい運動はしてないですか?」って だから麻痺があるって言ってんのに どうやって激しい運動をするんだか。 本当にみんな准看として働いてる? 緊張は全てをブチ壊すらしい。
人のアラはよく見える。 評価を学生に返しながら感想を聞くと 「緊張して普段の力が出せなかった。」 「患者さん相手ならもっときちんとできる」 「患者さん相手ならこんなに緊張しない」 と口々に言う。本当にそうか? 奴らは患者さんを何だと思ってるのか。 教員は小言を言うだけだけど 最悪、患者さんには訴えられるんだぞ?
違うグループには 片麻痺が残る体を受け入れられず 悲観的になりながら 看護者の介助に対する気兼ねが 非常に大きい患者と言う設定で 車椅子移動という課題を出した。
患者は「健側はしっかりしているものの 動き方の要領が悪いので 転倒予防のためにも介助が必要」 という設定なので「ごめんなさいね」を 連発しながらまともに動けない患者。 それを患者の気兼ねを少なく 悲観する気持ちをケアしながら 安全に車椅子に乗せるのがゴール。
その感想に「本当に遠慮がちな患者なら 看護師に介助されるままじゃなく 気を使ってもっとちゃんと動くと思う。」 と書いた学生がいた。 「気を使う」の意味、解ってるか?
それはあんたの勝手な思い込み。 遠慮しながらも不安が勝って動けないとか さぼってるんじゃなくて 本当に動き方がわからないとか 動けない理由は色々予想できるだろうに。
この学生は年末の演習レポートに 「人前で喋るのは苦手。 看護師になるのに、どうして ここまで苦労しなくては いけないのだろうか?」と書いていた。 それももう、堂々と。 これを見た瞬間ぎょっとしたけど 今回も同じくあっけにとられる。
あっけにとられてる場合じゃない。 このまま実習に出して良いわけないし。 前にも同じことを思ったけど 看護師という職業を 彼女はどう捉えてるんだか。 奉仕の精神は大きくなくていい。 報酬に見合うだけのケアを提供する プロ意識はキチンと持て。 仕事なんだから苦労があって当たり前。
よく看護師同士で話すのに 「世間の人って私たちの仕事なんか 全然わかってないよねー」とか言うけど 世間どころか准看護師である学生すら 看護師の仕事を解ってない。
准看護師から看護師になるのに みな「自分の知識不足を実感して」とか 「もっと患者さんの役に立ちたいので」 って言って入学するんだけど 彼女の動機って何? 患者さんの為にというより 自分の収入のために資格を取りに来た? 患者さんの役に立とうと思って勉強するなら ああいう感想は出ないんじゃないかと思う。
彼女が看護師にならなくても 世の中にはもっと優秀で もっと相手の事を考えられる人は 本当にいくらでもいる。 患者さんも世話をしてくれる人なら 質は問わないとか 誰でもいいとは絶対言わない。
私は教員である前に看護師なんだから 本人が「なりたい」と言っても 患者さんを傷つけそうな 適格でない人には諦めてもらいたい。 私の仕事は患者さんの役に立つ 看護師を育てることであって ただ看護師の人数を増やしたり 学生の夢をかなえるためでもない。 あくまでも教員は患者さんのための 仕事でもあると思ってる。
最近は倫理的配慮がよく言われるけど どう考えてもまずい学生に 免許を与える手伝いをするのは 罪悪感を覚える。 患者さんを傷つけそうな人間を 片目つぶりながら教育し、専門職として 医療の現場に送り込むのは問題。
その「まずい学生」を変えるのが 私たちの腕の見せ所なんだと思うけど 臨床気分を残した新米教員にしてみたら 本当に関わっててイライラする。 私がおかしいんやろうか?
何がなんだか解らなくなったからおしまい。
2004年01月29日(木)
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