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■ 天職は思い込み
本日無事に実習最終日。
やれやれという気分の教員と すでに打ち上げの計画も完了で 何やらハイになってる学生。 レポート出すまでが実習何だから 早々に打ち上げなんかして 明日記録が書けてなかったら許さん。
でも、みんなよく頑張った。 たった5日だったけどよく学んで その変化は側から見てても 学生自身の自覚として しっかり現れてる。
何より患者さんが喜んでくださってて 実習初日に「私は神経質だから 学生さんについてもらうなんて 何だか億劫だわ」 って言ってた患者さんに 「最初は嫌だなんて言って ごめんなさいね。今はついてもらって 良かったと思ってるわ、ありがとう」 って言ってもらえたりもした。
もともと表情が乏しくて 毎日涼しい顔で淡々と 実習してるような学生が 「私、コミュニケーションは苦手です」 ってこれまた涼しく言ってのけてたのが 患者さんとの関係が深まるにつれて 「明日は最終日だから特に 患者さんに失礼のないよう、 安全と安楽を守れるように 気を引き締めたい」と わざわざ記録に書くようになった。
人に関わって受け入れられる事で さら相手を大切に思うという まさしく良い相互作用の中にいる学生。 まとめのカンファレンスでも 「この仕事は本当に面白い仕事だから 一生続けて行けそうに思う」って 教員冥利につきるお言葉。
いい循環に乗れた学生とともに 実習をきっかけに迷う学生もいる。 確たる手ごたえがなくて 自分は看護師になっていいのだろうかと 鬱々と考えている。 彼女は患者さんと仕事の話になり 好きな仕事を一生懸命やってきて 退院後も復帰したいという 患者さんと接した。
そこでの学生の感想は 「天職についている人がうらやましい」 というもので 自分ではいまいち「看護」に コミットメントできていないよう。 もともと何か資格を取ろうと思って 看護師を目指した彼女。
天職っていうのは自分と他人の思い込みで 本当に空から降ってくるわけじゃない。 自分で職業を選択して それを天職と思えるぐらい 一生懸命取り組むことに 意味があるんじゃないかと思う。
元々親に「手に職をつけろ」と言われ 言われるまま看護を選択した私。 臨床2年目ぐらいの時に 占いをする患者さんに 看護は向いてないこともないけど 天職ではないと言われた。 しつこく私の天職は何かと聞いたけど 患者さんは教えてくれなかった。
だからといって天職を探そうとは思わず その時点ではすでに 看護師という道しか私にはなかった。 そのまま自分が頑張ることで 看護は十分面白い。 人から天職だと言われなくても 自分がそうだとおもってればそれでいい。 それをどうやったら この学生に伝えられるんだろう。
占いをする患者さんには 私の他のスタッフも占ってもらってて 何人かは「天職」を教えてもらってた。 が、私には頑なに教えてくれなくて 「いったい、いえない職業って何?」 ってものすごく不安だった。
他のスタッフも私だけ教えて貰えないのは 何だかワケありそうだという事で 患者さんにしつこく聞いたら 要は水商売だったらしい。 確かに勧めにくいかもという事で 今は、隠そうとしてた 患者さんの気持ちもちゃんとわかる。 人付き合いを職業にすればいいのだと 勝手に拡大解釈して現在に至る。
やっぱ、思い込みの力でしょ。
2004年02月10日(火)
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