毒茄子
レガお君



 思えば憂鬱

例年なら2月最終日。

古巣の後輩が遠方からやってくる。
最後に会ったのは去年の誕生日?
だから本当に久々。
で、久々にやってくる彼女に
お見舞いするネタ話の数々も
史上最高の粒ぞろい。

共通の知人の妊娠ネタ。
私の仕事ネタは入試編と
実習編と裏話編。
古巣の医者の結婚ネタは
もしかしたらガセかもしれないけど
ガセじゃなくてマジな私の結婚ネタ。

後輩を駅に迎えに行って路駐してたら
古巣の友達が別の友達がいて
彼女は昨夜、他の面子も加えて
私がこれから会う後輩と会ったらしい。
友達と二人で喋ってたら後輩が現れて
あまりの偶然に大笑いする。

ゆっくりランチをしようという事で
レガおで出かける。
後輩は地元で保健師をしてて
お互いの仕事について
ごく真面目に熱く語り合う。
で、途中からネタ話になって
後輩に結婚することを伝えたら
なんとお泣きになる。

今まで結婚の話をして
泣いて喜んでくれたのは彼女だけ。
親以上でしょうか?
私も自分が大切にしてる後輩が
とても喜んでくれたのでもらい泣き。
ああ、真昼間から泣いちゃって
小奇麗なレストランだというのに。

後輩は「この話、○○にリークしても
いいですか?」と
古巣の医者の名前を挙げる。
(・・・君たち、まだ続いていたのか?)
という邪推は飲み込んで一応OKする。
ただしキチンと明日の顔合わせが済んで
私と高校教師を引き合わせてくれた友達が
誰かに話してから。

その医者に結婚話が伝われば
その日のうちにでも魚に伝わる。
本当は自分で伝えようかとも思ったけど
また会うのも嫌だし
どうせなら水くさいほうが
遠い間柄になった印象で良い。

魚は人の気持ちを解ったり
気の利いたことは言えない奴だから
「おう、おめでとう。これからもよろしく」
何てあっさり言われたら
気分悪くてしょうがない。
元々友達になりたかったわけじゃないし
恋愛対象じゃない男に用はないのだ。

いよいよ明日が両家顔合わせ
というか略式結納。
晴れて私の手元にルシダがやって来る。
そんな事よりも
これからは名実共に「婚約中」で
「何か」があれば婚約不履行で
裁判沙汰にまでなるという
法律的意味を持つ間柄になる。
おお怖い。

見所はお互いの父親の舞い上がりぶりで
注意すべきは母同士のバトル。
特にうちの母親は「娘を取られまい」
という意識が強くて厄介だから
何がなんでも喧嘩阻止。

高校教師が挨拶に来たときも
「娘はきちんと自立した女性にしようと
手に職もつけさせて育てました。
仕事に生甲斐も感じてるみたいだから
あなたも協力してやってほしい」とか
いきなりの先制攻撃を仕掛けてた。

なぜ母親がそれを言うのかが解らない。
そんな事を親に言ってもらわなくても
「自立してる」なら自分で言える。
自分で言った事を覆してるとは
全然思ってないみたいで、単に
自分が子育てを頑張ったと言いたいのか?
ああ、気分悪い。

どうしよう、イライラしてきた。

2004年02月28日(土)



 毒吐く学生

あっというまに2月も終盤。

昨日の実習最終日に
ターミナルと言うよりはほぼ
エンドステージの患者さんに
お別れの挨拶した。
学生はとても素晴らしい実践で
そんじょそこらのスタッフ茄子より
心のこもった看取りをした。
名残は惜しいけど
患者さんもしんどいので
手短にしっかり挨拶をしないといけない。

で、その患者さんとのお別れの場面。
耳が遠い患者さんなので
学生も私も耳元で話す。
となると患者さんの目の前に
私と学生の顔が2個並ぶ。
そこで患者さんが「双子か?」って。

学生は22歳で結構可愛い。
その子と双子かと言われて
悪い気はしない。
が、次の瞬間学生が大きな声で
ゆっくりと確実に聞こえるように
「とーしーが、ちーがーいーまーす。」
おい、即答かよ。

怒ってもしょうがない。
29歳の私と四捨五入して二十歳の学生は
実際の差が歴然である。
しょうがないので作戦変更
開き直って患者さんに
「私はもう30ですから
一緒にしたら学生が怒りますわ」と言う。
暗に私が若く見えたんじゃなくて
学生が老けて見えるのだと言わんばかり。

患者さんはうっすら笑ってる。
学生は学生で
私が開き直ったのを
機嫌を損ねてると思ったのか
「でも、先生若く見えるし。
30じゃなくて29やし。」
とかしょうもないフォローをしてる。
ふん、気にするなら最初から言うな。
「だれが年増やねん」と怒るより
毒を飲んだ方が相手の反省をそそる。
それもひとつのやりかたよね。

でも、エンドステージの患者さん相手に
ムキになってでかい声で
年の話をするだなんて。
患者さんはしんどいんだから
手短に挨拶して
あっさり笑って流せば良いものを
思わず必死に聞いてもらおうとしたりして
やっぱり女って自分勝手。

週末はいよいよ結納で準備も大詰め。
もともとやらない予定が
略式でやることになって
略式なのでどこを略するのかが定まらず
かえって話がややこしくなってる。
結納金も貰わないはずが結局100ユキチ。

お飾りはナシと決まったけど
当日いきなり高校教師の親が
礼服で現れるという可能性が浮上。
服装が揃わないのも大変なので
スーツであわせてもらうよう
調整も大変。

服装や金額はもちろん
受書と目録の内容を合わせたり
部屋のしつらえまで相談事が多い。
相談して決まったことも
後になって「やっぱりこうしたい」って
変わったりするからややこしい。
実の親相手に意見締切日を設けて
それ以降の変更は一切受け付けないとか
二人が間に入らなくっちゃ収集がつかない。

とにかく無事に結納を済ませること。
もう面倒で面倒で、途中から
「破談にさえならなければ
スーツと礼服がごちゃまぜでも
目録の内容と受書が食い違おうが
誰かが酔いつぶれようが関係ナシ。」
と極端な開きなおり。

お互いとにかく自分の息子や娘を
結婚させたいのは一緒だから
入籍するまでは多少のことは
目をつぶるはず。
とにかくそこを突破口にするしかない。
親はあれこれしきたりや
挨拶で悩んでるみたいだけど
娘は悠長に爪を塗ってたりする。

あわてない。あわてない。







2004年02月27日(金)
初日 最新 目次 MAIL


My追加