毒茄子
レガお君



 ホワイトデーのエビ鯛

たどり着きました土曜日。

今日は昼間にお勉強会があって
その後は高校教師宅。
電車通勤生活中の私には
レガおで出かける用事があるのは
とにかく嬉しい。
BGMも十分楽しまねばならないので
しばらく漫然とFATBOY SLIMだったけど
今日は久々にミッシェルにしてみる。

やっぱ、かっこいいわねぇ。
オトナってこういう感じなのよねぇ。
GWDのイントロは最高だわねぇ。
嬉しい事に、嫁に行くと
某メンバーと同じ姓になるのよねぇ。
奴は上背もメンバーに負けないしねぇ。
ちなみに高校教師の友達には
すでにチバ氏がいるのよねぇ。
素敵。

お勉強会会場はやはり
見事なオバサマの嵐。
カジュアルな感じで
コーデュロイのパンツに
ブルーレーベルのカットソーで
レースのストールをぐるぐる巻いたら
一人だけ全然雰囲気が違って大失敗。

何だかいまいち気分が乗らない一週間で
どうにもこうにもスッキリしなかった。
だから晩御飯はガツンと焼肉。
高校教師宅の近所に
とても美味しい韓国料理屋があって
そこで豚トロにキムチにホルモンに
カルビに石焼ビビンバ。シメにゆず茶。

結構お酒が回って上機嫌。
ヘラヘラ笑って美味しいものを食べる。
こういうのを幸せって言うんだわー。
高校教師が現住所から引っ越しても
食べに来るだけの価値はあるわー。
だっておなか一杯で5000円/2人。
問題は誰が運転するかよね。

帰り道は完全に酔っ払い。
手をつないで歩きながら
私が道端の犬に相手になったり
いちいち看板を読みに行ったりするから
奴は非常に歩きにくいらしい。

道にガラスか何かが埋まってて
すごくキラキラしてる場所がある。
そこにしゃがみこんで道に手をついて
「わー、道より指輪がキラキラー」
って意味不明な理由で見とれてたら
曲がってきた車にひかれそうになったり。
「道とダイヤを比べるか?」と叱られる。
徒歩3分だけど
奴にとっては気の抜けない帰り道。

ストレスが溜まってたので
さらに飲もうとビールを要求すると
高校教師が冷蔵庫から箱を出してくる。
リボンがかかってて
バレンタインのお返しであるらしい。
わーい。「ケーキかな?」って箱を持つと
ずっしり重い。酒だ。

バリバリと包みを破るとワインが出てきて
ヴーヴ・クリコのロゼだった。
「ピンクのシャンパン飲みたいって
言ってたやろ?」との事で
何気に言ったことを
きちんと覚えてくれてたのが嬉しい。
バレンタインのチョコは
近所のパティシエで数百円だったのに
悪いわねぇ。

ヴーヴクリコと言えば某ホテルのBFで
「ワンランク上のシャンパンを
贅沢に使用したプランがあります」
って名前が挙がってた。
シャンパンのランクなんて
詳しくは知らないけど
それなりに美味しいんだろうな。
成金シャンパンはドンペリ。
撒き散らすシャンパンはモエ。

クリスマスにニセコで
トイレの便座カバーを「プレゼント」
と言われた時は正直かなーり驚いたけど
今回は花マルを差し上げよう。
しっかりとお喜びを表現して
この次につなげるのだ。

という事で美味しいシャンパンで乾杯。
で、そのままへべれけ。
本来ならこういうお酒は
上品に味わうもんだと思うけど
今夜は風呂上りのジャージで
高校教師宅のコタツで
スポーツニュースを見ながら。
来年はレストランで飲みたい。

どんどん贅沢を覚えている。


2004年03月13日(土)



 オトナの悩み

おつまみ海苔がお気に入り。

完全なる無駄遣いで買った
おつまみ海苔がかなりおいしい。
20グラム500円という値段で
お安いわけではないけれど
たまにはこういうのもいいかな。
もともとチョコよりも
おせんべいが好きな事もあって
見事に海苔にはまってる。
本当はお酒のアテなんだろうな。
一番のお気に入りは梅の味。

今日は一日何も生み出さなかった。
年度末だから書類を整理しようと
今まで集めまくった文献のコピーや
学生のレポートを
ひとつひとつ仕分けして
綴じ穴を開けてインデックスをつけて
ファイルにまとめて
テプラで表紙を作って・・・。

ファイル10冊近くを
仕分けたところで定時になる。
ずーっと文献を仕分けながら
コピーをするだけして
読んでない状態の文献の多さに驚く。
買って着てない服と一緒で
何の役にも立ってない。
それどころか邪魔なだけ。

これじゃあいかんという事で
斜め読みで目を通し始めると
今度は作業の能率が悪くなる。
机の上は紙だらけで
外した後の伸びたホッチキス針が
あちこちに散乱してる。
ああもう。

まわりの教員は私の作業を見て
「まぁ、きちんとファイリングして
几帳面なのね」と言うけれど
そこで「はい、来月からレギュラーへ
引っ越すかもしれないので
荷物まとめておこうと思って」とは言えず。

「几帳面なのね」って自宅の部屋は
床にかばんと服と雑誌と
脱いだストッキングも落ちてると言う
尋常ではない荒れっぷり。
それでいて実はA型なので
血液型占いは信じてない。

先輩と一緒の帰り道
この先の身の振り方の話になる。
准看養成が減っていく流れの中で
進学コースはいつかなくなる。
それを見越して40ちょい過ぎの先輩は
系列の臨床に戻る事は考えてないらしい。

「婦長なんて器じゃないと思うし
最近の系列病院は採算が悪いと言って
経費を切り詰める事ばかりで
患者さんにしわよせが行く事ばかりしてる。
『看護や医療の質を上げて
患者さんに選ばれよう』
と言う風には動いてなくて
そんな所では働きたくない。」

「よその学校に行くにしても
自分は専門学校卒業で
大学卒の人も増えてる今
教員として居座るのも何だか気が乗らない」
「だから小さくてもいいから
何か自分の経験を生かせる事業でも
自分達でできたらなぁって友達と話してる」
うーん。
自営の方がよっぽど大変じゃないかい?

いくつになっても
不惑と呼ばれる40歳を超えても
その先のキャリアの悩みは付いて回る。
私にしてみれば先輩たちは
教員としてのキャリアも
しっかりあるのだから
うちがなくなっても
潰しは利くんだろうと思ってた。
でも、そんな簡単なモノでもないらしい。

大人には大人の悩み。

2004年03月12日(金)
初日 最新 目次 MAIL


My追加