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■ 立てて立てられ
花見は寒かった。
昼間はいい天気だったけど 夕方から風が出て来る。 それでも大阪城公園は人がいっぱいで 夜桜用に明かりがついてるところは 足の踏み場もない。 だから城ホールの裏手へ移動して 街明かりで薄暗い場所を確保。 酔っ払って顔は温かいんだけど 足はずっと冷たい。
デパ地下のお惣菜は 値段とカロリーに見合って やはり美味しかった。 他のメンバーにもつまんで貰って 4人でワインを2本空ける。
城ホールはちょうどモー娘のライブで 若い人がたくさん集まってる。 半径数百メートル以内にモー娘がいて 歌って踊ってても大人は 目の前のお酒と食物に夢中。 宴会が始まれば話題にも上がらず。
今日は朝から雨で出かけるのが億劫。 が、先週買ったスカートの ウエスト調整ができてるのと 結納返しの一部である 高校教師の靴のサイズ取り寄せも 連絡が来てるから行かなくちゃ。
雨の音で目が覚めたから 布団から出る気がしない。 お互い仕事の話をウダウダとして 高校教師が「腹減った」と言い出しても 私が動かないので 奴はモノで私を釣ろうと 先に起きてコーヒーを入れてくれる。
奴の部屋に食べるものがないので 観念して出かける。 が、化粧のりがすこぶる悪いので 出歩くのは最小限に。 奴の靴は取り寄せてもらったサイズが 見事に合ってお買い上げ。 かなり嬉しいらしくニコニコしてる。 そうね、6万もするんですもの。 後は私のスカートを引き取って 難波からあっさり撤収。
私の疲れを察したのか 高校教師は肩を揉んでくれる。 男の人の大きな手って気持ちいい。 朝方、お互いの生徒の話をして やっぱり人間は褒めたほうが伸びる と言う話になったとき 「俺もおだてられて頑張る方や」 って言ってたから肩もみも 朝方に愚痴を聞いてくれたのも 盛大に褒めて感謝しておく。
この1週間は何だかんだ言って 異動も含めて気疲れは多かった。 それは初めて卒業学年の担任をする という新しい挑戦をする 奴も同じだと思うんだけど 奴は愚痴とか弱音は一切吐かない。 すごいなぁと思いながら だから奴に苦労はないんだと錯覚して 甘えすぎないようにしなくっちゃ。
様子を見ながら甘えて頼って きちんとお礼を言って喜んでという 以前なら絶対出来なかったことが だいぶ自然に出来るようになってきた。 昔はそういう事をするのを あざといと思ったけど 今はそれは自分を助けるだけじゃなく 相手を引き立てる事だと思う。 ただし、甘えが度を越さなければ。
家に帰り着いて高校教師にメールで 「肩を揉んでもらったのでとても楽。 おかげでまた1週間頑張れるわ ありがとうね」って言ったら 「肩揉みぐらい何ぼでもするから、 何時でも言いつけてな」 って期待通りのお返事。
プレゼントした靴も 私が思う以上に嬉しかったらしく 後で「嬉しそうに履いたり ニヤニヤ笑って磨く事になりそう」 ってお喜びの気分を伝えてくれる。 そうやってちゃんと自分の気持ちを 表現できるのって大事。
何事も察しろと言うのではなく 手間をかけて表現するのが 相手に対する思いやりだと思う。 改めて喜ばれると プレゼントした方も気分良いから 次のプレゼントにも気合が入る。
ん?奴も私と同じ技を使ってるのか?
2004年04月04日(日)
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