毒茄子
レガお君



 目から鱗のアドバイス

機嫌が悪い、天気も悪い。

昨日の高校教師の失言で
機嫌は斜めどころか直立不動。
朝の電車もぼんやりというよりは
イライラしてて困る。
もう、昨日は昨日でショックだったけど
翌日の気分まで壊しやがって許さん。

あまりに気分を害したので
先輩に愚痴メール発信。
その返信で目が覚める。
彼女は去年の6月に結婚して
もうすぐ最初の結婚記念日という
ギリギリ新婚さん。
年齢は私の1つ上?

「あららっ色々とあるんですよねーっ。
あんなこんなを乗り越えてこそ
『嫁』でございます。しかし
旦那様になられる方は正直な方ですよ!
男は絶対に女には勝てないのです。
だから逃げに走る訳ですよ←(私見)。
あてにしては
肩すかしくらった時に腹立つので
最初から自力で戦う覚悟をおすすめします。
では何のために結婚を?
一つは自己成長かもしれません。
正直な彼を許してあげて下さいね。
出来もしないのにハッタリで
『僕が守るから・・・』なーんて
軽く言う男ほど信用できません。
以上オバハンより」

おお、すごい。
一年の結婚生活でこれを言う人って
どんな感じなんだろう?
確かに先輩の言うとおりで
いちいち腑に落ちる。
おかげで何だかスッキリした気分になって
まぁ大目にみてやるかという気分になる。
高校教師よ、先輩に感謝するように
このアドバイスがなかったら
私の機嫌はきっとまだ直っていない。

その高校教師は早い時間に
「今日は何をした?」と
普段にない感じのメールを寄越した。
テンション高く写メール付きで
「天パ(天然パーマ)が湿気で満開」
って言う。
許してやろうと思ったけど
やっぱり意地悪な気分になって
「満開ってこの雨でもう散るやろ?」
とレス。ふん、ハゲちまえ。

理解はしながら感情のレベルでは
なかなか整理がつかないのが難しい。
落としどころを見つけるにも
時間が経たないと収まらない。
「相手に期待しないで」というのは
あちこちで言われてる事だけど
実践するとなると難しい。

先輩にこういう事を言わせた
旦那さんやお姑さんって
どんな感じなんだろう?
まさかこの「ハッタリ君」って
先輩の旦那さんじゃないよな?

確かに正直なのは
ほめておかなくちゃいけないかも。
でも、世の中には
「バカ正直」「嘘も方便」
という言葉があって
人を傷つける正直さもある。

そんな私のモヤモヤを
知ってか知らずか高校教師。
「職場で結婚話が広まりつつあって
いきなり結婚おめでとうとか言われる」
ってメールに書いてくるんだけど
それを聞いて
「皆さんにお祝いの言葉をもらったら
『ありがとう、彼女は今
マリッジブルーの真っ最中です』って
言ってみれば?」という
とんがったレスをつけようとして
いちおう思いとどまる。

思いとどまった私ってえらーい。


2004年05月10日(月)



 もう1ぺんゆーてみぃ

雨なのでお出かけず。

高校教師がぷよぷよを買ってきて
2人で延々プヨる。
気がつけば夕方でラーメン食べて
またプヨる。

高校教師は最初から余裕の辛口で
私は謙虚に甘口から開始。
3戦ほどした時点で高校教師が
圧倒的優勢だったのが
しり上がりに調子を上げた私が挽回。
中辛の私に連敗して高校教師は
レベルを下げるのかと思いきや
辛口のままで連敗を続ける。
妥協して勝っても面白くないのね
でも、生き難そうな頑固さね。

先月の婚礼衣装合わせで
私はカラードレスを2着試した。
一つは超ラブリー系ピンクのドレス。
スパンコールやビーズ刺繍が山盛りで
キラキラときらびやかではある。
もう一着は深いグリーンの
サテンのドレス。
クリスマス時期だから赤い花のブーケ。
ピンクと比べたら地味といえば地味。
だけどスッキリとしてて私は好き。

童顔なのでラブリーなドレスは似合う。
だけど似合うドレスと好きなドレスは
必ずしも一致はしない。
現にドレスを着て撮ってる写真は
ピンク「とりあえず着てみたけどどうよ?」
グリーン「これ、好き」というのが丸出し。

花嫁の衣装となると
婚家の意見も無視はできず
いろんな人に感想を聞いたら
4人中4人がグリーンだと言う。
が、どう考えても母親世代は
ラブリードレスだと言いそうなので
自分の好みで即決するわけにもいかず
いちおう写真を見てもらう事にする。

でその返事が来て案の定
姑がピンクに1票。がーん。
小姑までピンクに1票。がーん、がーん。
一番ややこしい所がピンクに投票で
予想はしてたものの気分は最低。
肝心の高校教師はグリーン派。

高校教師に「どうしよー。
なぁ、聞かれたら俺はグリーンがいい」
ってちゃんと言ってくれる?」
って聞いたら耳を疑う返事。
「えー。女同士のいざこざには
関わりたないなぁ」
今、自分が何言ってるか判ってるか?

女同士って自分の母親と姉と女房。
誰の味方とか言う以前に
もめそうだからって
自分の意見まで封じ込めるのはずるい。
この一言がものすごくショックで
しばらく黙り込んでしまう。
ああ、どうしてくれようか

この際ドレスの趣味はどうだっていい。
趣味が合わないだろうなと思ったから
わざわざ意見を聞いたわけだし。
問題はそこへ奴がどう関わるかで
結婚前から「逃げる」って宣言されて
「はいそうですか」って飲めるわけなし。

気に入らないものを
気に入ってると言えとか
親を説得しろとは言わないから
自分の意見は言え、意気地なし。
意思表示だけしてくれたら
あとは私が「彼もこう言ってるから」って
勝手に利用するんだから。

こうなるとグリーンのドレスは着られない。
わざわざ意見を聞いてグリーンを着たら
「感想を聞いておいて無視した」
みたいにとられるのも嫌だ。
ピンクを蹴ってグリーンも蹴れば
「ああ、他に気に入ったのがあったのね」
ってまだ言い訳も立つ。

この先他のドレスで意見を聞いて
「あのピンクが良かったのに」って
言われたらもうどうしようもないんだけど
無視するわけにも行かない。嗚呼。
もう一事が万事こんな感じで
自分の思いと婚家を立てるのと
やっぱり疲れるものなんだなぁと。

奴は苦し紛れに
「ぷよぷよで勝ったら
いう事聞いたる」って言う。
はぁ?と思いながら勝負は受けて立つ。
結果は私の圧勝。

ざまぁみろ。

2004年05月09日(日)
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