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■ 職場選び
1週間が終わって。
今週は読み返しても愚痴ばっか。 誤字脱字も多くて情けない。 全部高校教師のせいだ という感じの1週間。 明日からまた2日かけて ぷよぷよで奴をぎゃふんと言わそう。
明日はシティボーイズを見に行く。 毎年恒例の5月公演だけど 去年までは魚と行ってたわけで その頃はまだ魚と終わることなんて 考えてもみなかった。 やはり1年あると人生は全然違う。
学生と話をしてたら ぼちぼちと就職の話が出る。 たいてい「どこがいいですか?」とか 「先生のいた所は働きやすかったですか?」 とかいう感じの質問が多い。 不思議と「○○がしたいんだけど どこの病院がいいですか?」 という声を聞かない。
確かに働きやすさは大切なんだけど スタッフが働きやすい病院が ケアの質が高い病院とは限らない。 先端医療を標榜してても とんでもなく非常識なスタッフがいたり スタッフの定着率が悪かったりする。 私が今までで見た中で 一番働きやすそうだと思った病院は みんなのんびり仕事してて肝心の患者は ナースコールに手が届いてなかったりする。
最初の職場は大切だと思ってる。 卒後教育でそのスタッフの 職業人生はかなり左右される。 当たり前のように勉強を続けられるとか プロ意識をもって仕事をするとか 根幹にかかわるモノの見方が形成される。 だから職場選びはしっかりやってほしい。
が、出てくるのはどこの病院はしんどいとか どこの病棟はいじめがひどいとか 1年で何人やめたとかそういう話が主で どんな看護がしたいというのは いまひとつ話題に上らない。 確かに看護はビジネスだから 楽に働けるに越したことはない。 でも、何か違和感がある。
やりたいことをやってる人と そうではない人は同じ環境でも しんどさの感じ方は違う。 だからしんどくてもやりたい事を 見つけて欲しいなぁというのは 結局はキレイ事なんだろうか? 世間で働きやすいと言われてる所でも 仕事に興味が持てなければ 結局続けられないんじゃないかと思う。
私が就職したとき うちの詰所は院内にとどろく 「キツイ病棟」だった。でも ケアのレベルは高かったと今でも思う。 そういうところでしごかれて育って 怖かった先輩たちは異動で去り 詰所の雰囲気は変わったけど ケアの質は変わらなかった。
職場の雰囲気はどんどん変わっていく。 怖い先輩がいなくなったり 逆に平穏な所に困った人がやって来たり。 だから目先の雰囲気に惑わされず きちんと自分でその病院のケアを見て 自分がどんな看護師になるのか きちんと考えて決めて欲しい。
ケアの内容が学生にどれだけ把握できるか なかなか難しいところだけど それは患者さんに聞けばいい。 外来にでも行って看護師の雰囲気を見たり 帰りのバス待ちとかしてる人に ここの看護師さんはどんな感じですか? って聞いてみれば多分色んな話が出る。
私は偶然、最初の職場に恵まれて そこで色んな事を学んで 色んな人脈が出来て今の私に至る。 就職する病院が実習を受け入れてなかったら 今の私はなかったし 同じ病院で働いてた人の中には 保健師も専門看護師も認定看護師もいて 今もこれからも私の刺激になる。 学生にはどうせなら偶然じゃなくて ちゃんと職場を「選んで」欲しい。
さぁ、学生にどこまで伝わるか。
2004年05月14日(金)
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