毒茄子
レガお君



 戯言

やれやれ。

今日は「比較的」平和に終了。
昨日喋り倒した学生は
「昨日はありがとうございました。
色々話せて勉強になりました。」
って言うんだけど
果たして私がして欲しい内容の
勉強が出来たのかは不明。
それでも一応、少しやる気が出たらしい。
当たり前や。じゃないと
私の昨日の3時間は何だったんだ。

疲労とストレスで肌荒れもピーク。
だから今日はノンビリしようと思ったら
見事にくだらないメールの応酬になる。
お相手は高校教師。
事の発端は「えびボクサーに続く
第二弾はいかレスラーらしい」
とメールをしたら奴は
「第三弾、あわびレンジャー」

止せばいいのに私が
「第四弾、さばライダー」
後は「ターラームーン」
「ヒトデ仮面」「シャコダンサー」
「ホヤ社長」と意味不明ワールドで
最後は「マグロ女」って何のひねりもない。
バカバカしくて癒される。

初めてヘルシア緑茶を飲んだら
苦くてビックリした。
コンビニの冷やし中華のゆでたまごは
どうしても半熟のモノを探してしまう。
どっかからnetskyと言う
ワームが飛んできたんだけど
駆除ツールが反応しない。

林檎班のTシャツが来て
夏用のナース通販カタログが来た。
ボードショップから
NEWモデル展示会のお知らせが来て
スバルから新車発表のお知らせが来て
衣装屋からドレスの見積りも来たのに
4月に頼んだ学術雑誌が来ない。

うちの学校に出入りしてる本屋の営業は
タバコ臭いばっかりで仕事が出来ない。
頼まれた注文をしょっちゅう忘れては
みんなにチクチク嫌味を言われてる。
このザマで何で営業職なのか
不思議に思ったけど
嫌味にヘコたれないからなのかも。

という事で声をかけたら
やはり発注を忘れてたらしい。
そのうちに欲しかったバックナンバーが
なくなってたりしたら許さない。
専門書を扱う業者が少ないから
そこへ頼むしかないのもあるんだけど
競争が無いからってひどすぎる。

会議で真面目に彼を干す方法を考えよう。

2004年06月09日(水)



 責任の軽い仕事希望

大雨。

朝からイライラ。
実習病棟に上がるまでの十数分で
トラブルを起こした学生が私に
「この振り返りはいつ終わりますか?」
「何回事故報告書を書き直すんですか?」
という事4度5度と聞く。
しつこい。

結局何が学べたと言うよりは
早く終わらせたいだけで
自分がした事の原因や責任を
とことんまで向き合って
追求しようという姿勢がない。
「どうしてそう早く終わりたいの?」
って聞いてみたら
「次のクールまでこの事を考えて
気を取られたくない」と言う。

最悪。
気を取られたくないって
「知らないことを一人でしない」
という実習における大前提なくして
領域別実習なんてありえない。
本来なら振り返りがきちんとできるまで
現行の実習も止めたいぐらいの大問題。
それにフタして次の実習なんて無理。
「気を取られる」という表現も
見事に煩わしい気分が出てる。

実習中も受け持ち患者の所へ行きながら
臨床指導者を捕まえては
自分が解釈し間違えた指示について
「あれはどういう意味だったんですか」
と聞いて回っている。
指示の解釈がどうと言うよりは
何であれ「解らないことを一人でやった」
という事が問題なのに。

実習が終わってから彼女と面接。
先日書いたレポートを見ながら
彼女が書いた文章の意味と
理解の確認をする。
が、「こう書いてあるのはこういう事?」
という確認を彼女はことごとく
「裏読みしてる」と言う。

彼女はレポートで受け持ち患者を
「他の看護師に任せて」と書いていた。
「任せる」と言うのは
学生が看護師に対して使う言葉じゃない。
「任せる」という表現になったのは
「自分が看なくてはいけない」という
思い込みが強かったのではないかと言うと
「こんな言葉尻を捉えてつっこまれるなんて
真意が伝わらないし負担だ」
「文章ではうまく伝えられないのに
どうして書かないといけないのか」
「いろんな人が読めば
それぞれの解釈があるのは当然で
それにイチイチ合わせないといけないのか」
と彼女なりの言い分を展開する。

彼女の主張は「私は解ってたし
患者さんにも申し訳ないと思ってる。
ただそれがうまく文章にできないだけ」
というものなんだけど
そんなのを振り返りとは言わない。
自分がなぜ「してはいけない」という事を
やってしまったのかと言うあたりも
「してはいけないという知識がなかった」
の一点張り。

彼女は看護の遣り甲斐に魅力を感じて
うちの学校へ来た。
が、今はこんなに責任の重い仕事なら
続けていく自信はないという。
「重いのとか苦手なんです。
ここまでしんどいと思ってなかった。
給料は安くてもいいから
看護じゃない楽な仕事がいいです。
親が資格は取っておけというから
学校は続けます」と言うなら
この先実習を続ける意味が
果たしてどこまであるのかナゾが多い。

看護師として働くんだという
目標がないまま乗り切れるほど
看護の実習は甘くない。
彼女が今のまま実習を続ける事に
問題が大きいのは事実。

とにかく彼女の言い分を聞くこと3時間。
自分の思いを話し、
他の学生も解ってないといい
看護師になりたくなくなったと
好き放題言って彼女は帰った。
途中はかなり悪態に近いことも言いながら
ひたすらこちらのテンションを上げず
同意もせずに聞き続ける。

最後は「ありがとうございました。
振り返れて良かったです」と
ニッコリ笑って帰ったけど気が済んだのか?
後は文章につっこまれたくない彼女が
希望するとおり主任面接で対応。

あっさり収まりそうにない。



2004年06月08日(火)
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