毒茄子
レガお君



 選ぶという事

台風はまだ来ない。

洗濯機をどれにするか
毎日悩んでるんだけど
いい加減いやになってきた。
何も知らないのも問題だけど
ネットで色々探し出すと情報が多すぎる。

洗浄力はもちろん布傷みも心配だし
水代も電気代も
少ないほうがいいに決まってる。
最初は洗濯乾燥機と思ってたけど
やっぱり縦型乾燥機は
ものすごいシワになるらしい。
ドラム型は途中で開けられないので
「あ、これ忘れてた」というのが多い私は
かなり泣きを見そうな気がするし。

すごくキレイになるという洗濯機には
布痛みの問題がついて回って
きれいになっても服がボロボロじゃあね。
節水ばかり気にしてると
本当に水が少なくて
布への負担は大きいらしい。
で、結局水を増やす羽目になるとの事。

ちゃんとベランダもあるし
電気代を考えると外干しメインだから
普通の洗濯機にしようかなぁと。
縦型は外干しの仕上げ乾燥に使うと
乾きかけてた洗濯物に
シワが付きなおすらしく
評判は余り良くない。
だから洗濯、脱水、乾燥をそのままやると
綿製品なんかはものすごい事になるらしい。
本当の便利って何だろう。

ネットはいろんな人が書き込んでる分
意見の数は多いけど
何が本当かわからなくなってくる。
中には「えらいテンション高いなぁ」と
ビックリするような人もいる。
褒めちぎってればそれはそれで
メーカーの回し者みたいだし
けちょんけちょんならそれはそれで
何か他の恨みがありそうな。

冷蔵庫も電子レンジも炊飯器もエアコンも
色々と調べるんだけど
本当に自分が何を信じるかは難しい。
みんながこぞって絶賛という商品は
見事に見当たらない。
安い買い物じゃないから
色々考えたいんだけど
この情報の探し方や選び方を間違えると
ネットですら便利なのか不便なのか
わからなくなってきた。
他に考えるべき事は山ほどあるのに。

人間の満足って難しい。
人それぞれ大切にしたい部分はあって
値段重視の人もいれば
性能重視の人もいるし
外見重視の人もいる。
性能でもそれこそ
キレイになればいいのか
静かな方がいいのか
水が少ないほうがいいのか
総合力を重視するのか
何かひとつ突出したものを要求するのか
基準がとても多い。

私が惚れ込んでるレガおですら
意見は色々あるわけで
他の選択をする人も沢山いる。
惚れた私も自分のレガおが
完璧な車だとは思わない。
色々足りないところもありながら
それも全部ひっくるめて
大好きであるわけで。
車も電化製品も仕事も彼氏も
自分が重視するものが何かわからなきゃ
何も選べないのを実感。

洗濯機から、人生の姿勢について考える。

2004年06月19日(土)



 懲りない傲慢娘

また一週間が終了。

毎日天気だけは爽やかで良い。
昨日基礎体温が下がったと思ったら
見事に生理が来てお腹が痛い。
病棟は日に日にクーラーが強まって
業務で走り回ってるスタッフは汗だく。
じっとレポートとにらめっこしてる私は
スタッフ用温度のエアコンで凍える。
腹痛増強。

まじめに嫁入り準備をという事で
明日は母親と台所用品の買い物。
母親は娘が生まれた時から
「嫁に出す時は鍋を一式揃えてやろう」
と思ってたらしく
カタログを集めてた。
カタログよ、日の目を見られて良かったな。

娘の料理の腕前は無視した
ハイスペック鍋の数々。
おでんも作れる大鍋と
カレー鍋と圧力鍋とフライパンと
広鍋と片手鍋と小鍋の7点で
どうやらユキチ20人超えるらしい。
ひゃー、自己満足〜。
おでんとカレーは高校教師の仕事だから
奴にいい鍋で美味しいのを作ってもらおう。

ついでに食器の買い物が出来るよう
家中の物置を開けて食器探し。
出るわ出るわ今までの引き出物に
銀行やお店の粗品の数々。
結局保存用タッパーからお盆に至るまで
たいていのモノは揃ってる。
無駄に多いのはワイングラスで
自分の式の引き出物には
出してはいけないと実感する。

その次に無駄なのは
2客セットのカップ&ソーサーで
これも何セットも出てくる。
閉口したのは銀行の粗品。
大丸とそごうという
違うデパートの包装で大きさは一緒。
中身を開けたら同じ柄のお皿。

それが大丸3箱そごう2箱で
全部で5箱あって同じ皿が計10枚。
まぁ両方のデパートと取引があるから
そういう事になってるんだろうけど
デパートで出すにはあまりにも
垢抜けないデザインの皿だったりする。
それが10枚も。いらんな。

母親は物置の整理が出来るから
あれもこれも持たせたがる。
が、いらないモノはいらないので
趣味に合わない皿はまた物置へ。
これはいつか妹が嫁に行くときに
また引っ張り出されて
でも「いらん」って言われそうな。

色んな思いはあるにせよ
母と娘で嫁入りの荷造り。
「秋桜」のような世界にはほど遠いけど
やってみればいつものような喧嘩もせず
きゃあきゃあと過ぎていく。

母親にしたらこういうのは
痛い出費もありながら
楽しかったりするんだろうけど
娘が結婚するから
そういう経験をできるのであるぞ。
このまま私が一人でのんびりしてたら
「娘に鍋を買う」という母親の夢は
一生宙ぶらりんなんだから。

「親に感謝しよう」というのも今は解る。
その一方で
娘にたんすを買いたがった高校教師の母など
色々と手伝いをさせてくれる
子がいる事にも感謝しようではないか。
それで親は自分の存在意義を
確かめることもあるのだから。

傲慢な事言ってみました。

2004年06月18日(金)
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