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■ 綺麗じゃない臨床
暑い。
去年は悠々レガお通勤だったのが 今年は電車じゃないとダメなので 今朝は朝から駅までテクテク歩く。 出張があるからキレイめが必須。 カーディガンを羽織る前提で いきなりノースリ。
朝から汗だくなんて爽やかじゃない。 通勤だけで死にそうになるなんてヤダ。 去年のライブで買った 椎名林檎の扇子をデビューさせよう。 電車下りて「げー、暑いのに歩くのかよ」 と最低な気分になった瞬間、 こっち見て手を振ってる人がいる。 古巣の主任だ。
主任はものすごい暑がりで 出勤したらクーラーをつけて回る。 で、昼間はクーラーの効きが悪いと クーラーと扇風機を併用する。 色々話したい事もあるし お供で歩こうと思ったら。 「ああ、暑!車で行こう」って タクシー乗り場に連れて行かれる。
主任、ステキ、大好き。 普段は気のキツイ人だけど今日は天使。 タクシーだとあっさり職場に着くから 相談事なんてしてる時間はないけど まぁ、それは急がないから 今日は涼しくタクシーで。わーい。
1年生の基礎実習の振り返り。 それぞれ色んな病院や病棟に散って 見聞きしたことを発表しあうんだけど 結構ショッキングな体験を いきなりした子もいる。 ああ、動機付け実習なのに。 「看護って素晴らしい」って 思って欲しい実習だったのに。
看護師の話し方が ものすごい命令口調だったり 逆に脳障害の患者さんに対しては 赤ちゃん言葉だったりしたらしい。 別の病院では何も言わずにいきなり お風呂で頭からシャワーかけたり 杖・車イスだらけの病棟で看護師が 「安全第一」と言いながら廊下を爆走。
極めつけは食事の時間に車椅子に座って 食事をセッティングしたところで 看護師が走りこんできて 「ごめん、今しか時間ないから 浣腸さして!」とポータブルトイレを設置。 やりたいように浣腸をして その排泄物は捨てに行かず 手にシュッと消毒をふりかけて患者さんに 「さ、ごはんにしよか」と言ったらしい。 学生、ショックのあまり言葉を失って固まる。
まっさらの一年生だと言うのに 色分けした患者の名簿を渡して 「赤の人は嚥下障害があるから経口禁、 緑の人はお茶のゼリーを配って」って言うけど 見当識障害がある患者さんに対して 初対面の学生が名前を確認するって不可能。 名前読んで返事したからって それが本当だとは限らない。 嚥下障害があるような人がいる集団に 食べ物を配らせるのもどうかしてる。
臨床が理想や綺麗事どおりに行かないのは 私だって良くわかってる。 でも、ひどすぎる事もある。 昔うちの教員が入院したときも 「今すぐこれ(お茶500cc)飲んで下さい」 って言われて「500の一気飲みなんて無理。 どうして今飲まないといけないの?」 って聞いてみたら 「すぐにその容器を洗いたいから」 と耳を疑うような返事が返ったという。 何でそんな人が出来上がったのかが知りたい。
教育のせいなの?
2004年07月09日(金)
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