鳩親のムスメ
 たえ



 
秋の萬城の滝


ジャイアンと共に、すっかり我的庭(!)と化した
冷川トンネルを越えて萬城の滝まで。

もう紅葉始まってるかなぁ…という
期待は脆くも崩れ去り(青々とね)
久々のワサビ田をユルユルと散策。
ワサビの花は、12月から4月にかけて
咲くそうで今はその準備期間。
ザバザバと流れる清流に手をつける。冷。
木曽川に負けない清流。エヘン。

ココ半月の自転車通勤で鍛えられたのか?
今まで降りてフゥフゥ歩いていた場所も
スイスイと漕げて、ヒッソリとヨロコビ。
歳を重ねても、磨けばある程度は輝くのね。
磨きすぎて最近ズボンが
気持ちパツパツしてるような気が…(太??)

…気にしなーい!

以前より元気に萬城の滝に到着。
伊豆には浄蓮の滝やら河津七滝やらありますが、
我はココの滝が一番好き。
ジャイアンで来られる、ってだけじゃなく(慌)。
浄蓮の滝は、結構観光づいちゃってる気がするので。
ヒッソリしたい時やチカラをいただきたい時、
萬城の滝はいいです。騒がしくなくって。

他に何もありませんが(爆)あるのは本ワサビソフトくらい。

近くで水しぶきを感じたり、パチパチサバ夫で撮影したり
ユルユル散策したり、ソフト食べたり。至上のひと時。

帰りはひたすら下りで楽ち〜ん♪

修善寺にある「あまからや」という
TVチャンピョンで優勝したという有名なラーメン屋へ行く。
スパイシー醤油ラーメンを食す。
スパイスの風味がしっかり効いてるのにアッサリ。
でもコッテリ系を食べ慣れてる我は「・・・。」と言った感触。
美味いです。不味くは無い。
ただ我の舌が判断を迷ってる感じ(笑)。
なにぶんジャンキーなB級グルメ愛好者ですから。

「こりゃ通い詰めなくっちゃ!」といった
へヴィーな嵌り方はなさそう。
でも塩ラーメンは美味しいだろうな。と思った。
そう思わせるだけでも本物です。ただ麺はイマイチ(爆)。
次は塩だな。あと地元ならではの
本ワサビ&お茶胡椒を使った特撰塩ラーメンもあるらしい♪
修善寺においでの際は、オススメです。失敗は無いよ。


***


家に帰ると速達郵便。フロム名古屋。


合格しましたっ!!


やっと認めてもらえました。
やっとコトバの先生の勉強が出来る。

ヤッタァ〜〜!!

でも国立も挑戦します。
まぁ厳しい試験なので十中八九ナゴヤンだろうけど。
でもオーケーです♪名古屋ならオーケー。
高田馬場じゃないからオーケー。良かったよぉ(涙)。

あと2・3日くらい浮かれさせてくださいな。フホ。


2003年10月25日(土)



 
安らかになんて眠るな 〜ElliottSmith急逝に寄せて〜


この日に亡くなったそうですね。

***

アメリカのシンガーソングライター
ElliottSmithがロスの自宅で死んだ。
ナイフで胸を一突き。自殺とのこと。
享年34歳。

***

この事実を知った27日月曜日。
仕事中にも関わらず(仕事中にネットサーフすな)
思わず息を引き止めてしまいました。

最初に起こった感情は怒りでした。
「なに自殺なんかしてんの!?」って。

我は基本的に無関心キッズです。
いやそうだと思ってたんだけど。
なのでこの感情には少々戸惑いもあり。

***

我がはじめて彼のオトに出会ったのは
タワレコの特設ブース。
フジロック特集のブースにポツンと置かれた
試聴機のスイッチを押して
「Son of Sam」のあのイントロが流れた時点で。

我はその数秒で
コトバを凌駕するオトの絶大な力を知った。
そのオトが伝える圧倒的な「感情」を理解した。
歌詞の意味とかエリ夫の素性なんて全然知らなくても
我はそれだけで充分だと思った。
小技なんて要らない。ただそのオトさえあれば。

コトバの先生目指す我が言うのも何だけど。

***

それだけのヒトのココロを揺さぶる
オトを創る才能がありながら
自殺ってなんだよ?と思ったのです。

冷静に思えばそこに至るまでに
彼なりの紆余曲折があったのだろう。
きっとそういうことはこれから
某硬派(てより胡散臭い)音楽雑誌で
ひたすら解析されることだろう。
そんな様子を鼻で笑いながらも
やっぱ多少は気になって我なんかも
コッソリ立ち読みとかしてしまうんだろう(うんざり)。

怒るのは筋違いって解ってるけど止められなかった。

***

彼は正に我らと同じ時代に居る人物で。
我らの身に起こる事件や空気を感じて
まぁ住む場所は遠いけど
距離なんか関係ないほど親密に
「今」のオトを届けてくれるんだ。

そしてそのオトをこれからずっと
彼と一緒に聴きつづけることができるんだ。
同時進行で。それって素晴らしいこと。

そう思ってた。でももうそれも叶わなくなってしまった。

***

「死」によって彼の作品にこびりつく
「遺品」とか「遺作」とか言うコトバ。
変にプレミアがついたり伝説化されたり。
彼のオトにそんな余計なものは要らないのにな。

しかし否がおうにも目にするだろうし
それまで出てなかった音源だとか
入手できなかったCDだとかその勢いに便乗して
我なんかも手にとってレジに持っていくのだろう。
(またしてもうんざり)

***

27日付の日記に
聴け聴けと周りに撒き散らしてやる!と
勢いで書いたものの、
それもやはり「死」による勢いづいたものだよなぁ
と思うと浅はか、と思うのだけど。

ただ、安らかに眠らせたくは無い。と思うのだ。
このオトを聴いたことで開けた世界を。
コトバを凌駕するオトの絶大な力を。
そのオトが伝える圧倒的な「感情」を。

我にとって、彼のリアルタイムの「オト」があれば
大丈夫だって思ってたこの喜びを。

眠らせるわけにはいかないのだ。

***

徒然に書いて
結局何が言いたいのか自分でもよく解りません。
ただ確かなことは。
リアルタイムの「オト」はもう失われているわけで
もう今は彼の残像を見送るしかないという事実。
そして我らは気を取り直して
また別のリアルタイムの「喜び」を与えてくれる存在を
見つけていくことだろう、ということ。

ともかく年内に出るはずだったという「新譜」を
待つことにしよう。そしてそのオトと彼が
さらに我らにとってかけがえの無いものになるのか
それはまたその時に感じ取ることにしよう。

***

やっぱあんた死ぬべきじゃ無かったよ、エリ夫。


2003年10月23日(木)



 
中山道ずんどこ道中(←何となくずんどこ)


試験が終了してその後。
本来なら新幹線で故郷に帰るところですが。
中央線に乗りました。ええそうです。
試験のうさ晴らしに、いてまえ中津川!

歳を重ねると言うことの美徳は
相当深刻な状況にも「慣れ」が生じること。

***

中津川のYHへ行く。
以前同じく中央線沿いの「恵那」てとこに行き。
中山道の石畳とそこに佇む古い家屋を、いいなぁ
と思っていたので、そこいらの近くの宿に泊まれば
そんな雰囲気も味わえるかもなぁ、と思い。
大須や栄じゃうさ晴らし出来ない気がしたので。

まぁ詳しいこと全然知らんけど
オーナーに教えてもらえ。て魂胆(他力本願)。

***

オーナー共々旅人数名に
「妻籠〜馬籠間を散策するのがいいよ!」
と教えられる。
我、中山道は知ってても旅籠までは無知だった故
ツマゴマゴメツマゴマゴメツマゴマゴメツマゴマゴメ…
呪文のように響く(爆)。
途中「もおええっ!」とキレそうになりながらも
ようやく呪文が意味を持ち始め、ルートがまとまる。

落合からバス乗り継いで妻籠まで行き

妻籠を散策後、馬籠まで散策

馬籠から高速バスで名古屋まで帰る

こんな感じで。

***

翌日、食堂から見える恵那山を始めとする
山々に魅了されつつお食事。
一足先に散策行事へ行くオーナーや旅人さんたちを
見送り、我も出発。

バスの待ち時間に落合の石畳までプラプラ。
立派な石畳。中山道冥利に尽きます。

順調にバスを乗り継ぎ、妻籠まで。
街道沿いのお店をひやかしつつ、街並みを楽しむ。
街の色合いにホゥとさせられる。
平日だとヒトも少なくて落ち着いた雰囲気なんだろうな。
そんなときにも来て見たいなぁ、などと思いつつ
あまり長居しててもアレなので、水を買い中山道へ。

その道のほとんどは普通に舗装された道なんですが。
その周りを囲む木々や山々、旅籠や石碑や何やら
ゆるりと味わいながら進む。それが普通の道と違う所。
途中県道をチャリコで走る一団もチラホラ。
でもココはきっとチャリコより
徒歩の方が数段楽しいだろうな。と思う。

男滝女滝もバッチリ見た。
峠山頂近くはまるで登山のようで、
革靴の我はヒィヒィだった。
それだけに、登頂した時はバンザイ三唱♪イェイ☆

馬籠は妻籠よりさらに観光客で溢れかえる。
栗きんとん入りのお抹茶をすすりつつ、
チャリ仲間に絵ハガキを書き(コリコリ)、
記念スタンプを押してもらい、
行列の出来る栗カステラをジリジリしつつ買ってたら
…バスの時間が(激焦)!

結果から言うと、バス一本乗り過ごしました(爆)。
間違えて東京方面のSAで待ってしまい
慌てて名古屋方面へ行くも停留所が分からず
ウロウロしていると、脇をバスがスイーッと。
…追いつくわけ無いのに「待って〜(涙)」と
叫びつつ追いかけましたよ。
次のバスはすぐ来たので問題無かったけれど、
あれは惨めだ。二度と味わいたくないわ。
…皆さん気をつけましょうね(恥)。

乗り過ごした一因の栗カステラは不味かった。
そしてバスが休憩した「恵那峡SA」にて
全く同じ栗カステラが売られてました。
ガラガラでよぉ(爆)。そんなオチまでついた旅。


***

帰りは「ひかり」でスイーッと帰る。
速いね、ひかり。こだまっ子の我はビクーリ。


♪♪♪
山崎まさよし 「アトリエ」


2003年10月19日(日)
first new 電信


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