年下の君を見送る日が来ると思わずにいた遠いあの夏
夜も更けて祭囃子も静まれば 涼しい風が通り抜けてく
気に入りのビールを買いに途中下車 のぼせた月もあきれ顔して
穏やかに仕事ができる幸せを抱きしめるよな珈琲の香よ
いつの間に暦一枚過ぎたこと感慨深く思う八月
夏の夜は二胡の調べに誘われて 故郷に帰る夢の中では
浅黄水青藍群青重ねても伝えきれない想いはブルー