夢の中しゃあしゃあと鳴く熊蝉の声目覚めても耳に残れば
緑陰で本の頁をめくるたび 流れる刻が濃密になる
青い実の風吹き渡り安らぎを抱えて夢の入口に立つ
会社には長くいるけどできないの 言い切る強さ 私も欲しい
遠花火静かに上がり流れ去る 星屑のよにきらめきながら
朝早くボスが珈琲淹れる日の話はろくなことがないけど
盆休み 波乗るボクをさておいて 仕事に励む我のため息