夏の日の名残集めて曼珠沙華 朱く燃え立つ都会の路地裏
伝え得ぬ想いもあれば淡々と心を癒す歌が流れる
秋雨が紅葉連れて南下する観楓船も就航すれば
北国はすでに冬へと急ぎたる山もほんのり雪化粧して
静けさに熱気を孕む嵐前 青松虫の輪唱続く
沈黙を守れば高い秋の波 心の中にも砕けて散って
響きあう歌声の中新しき歌の扉の開く音聞く