初茜遠くの峰を照らすとき一年の計考えており
年の果て汽笛の響く夕暮れの港を眺め思うことなど
友の顔思い浮かべて一年のご無沙汰詫びる気持ち込めてる
年の暮れ寄り添う人のあることの幸せをしる午後のひととき
納会に集う仲間の笑顔満ち来年に期すことなど語る
片づけた書類の山のその奥にようやく見えた書架の扉
鮮やかな光の門をくぐる日をふと思い出す年の瀬なれば