穏やかな陽射しを集め染めたよな蝋梅香る貴く香る
ミスをした自覚もなくて自己主張続ける彼をいかに使わん
冬滝に沈めてみたき想い持ち報告書類ひたすらに打つ
ひたすらに空へ空へと伸びていくビル群に見る時の流れよ
潮風を受けて群れ咲く水仙の一輪となり海でも見たい
良い本を選ぶ視点を学びたる銀座の老舗店を閉めたり
梅の香の漂う坂を登るとき君の笑顔をふと思い出す