限りある光に背伸びする花のいじらしさなど君は知らない
懐かしい唄の調べとともにある徹夜の記憶今も鮮やか
春眠のけだるき中に明日からの仕事のことを思い続ける
世の中は割に合わないことばかり仲間はずれの部下は呟く
流星の流れる空を想いつつ笙の調べに身を委ねたり
春燈帰れぬ君のため息を映して曇る空を仰げば
啓蟄や眠りのさめた部下ひとりエースのオレに任せろと言う