暇つぶすためにはこれもいいかもと言い聞かせてる自己欺瞞でも
赤インクみるみるうちに減っていく校正作業好調なれば
ペンを走らせる音さらさらと流れて止まぬ事務室の中
漆黒の都会の空に雷の走るさまなど眺めておりぬ
杉檜カモガヤ稲と続いては目のショボショボは相も変わらず
極上の紅茶のような音楽を聴きつつ何もしない贅沢
菖蒲咲く季節になれば思い出す君と歩いたあの杜の道