台風が汚れをみんな運び去りはるかな富士も顔を覗かす
台風の近づく音を感じつつ仕事に励む日の長さかな
夏風邪を押して確認急ぎたる書類の山は少しも減らず
熱帯夜早くもめぐりこれからの日々の辛さが思いやられる
七夕の飾りが揺れる街角に願いが揺れる風の強さよ
滝音が聞こえるような絵の前でしばし言葉をなくしておりぬ
短冊に異動を願う我がいて七夕まつり始まること知る