今年また夏の休みを諦める貧乏くじを引いた気分で
新涼の季節に向けてエンジンをかけて仕事の段取りをする
吹き返す風の音だけ響いてる都会の夜の静けさを知る
自転車の速度で進む台風にやきもきしつつ家路を急ぐ
今年また走り続ける人がいて感動のうち幕を閉じたり
星の島暮れ行く空を想いつつページをめくる午後のひととき
漆黒の都会の空を切り裂いて稲妻走る音も立てずに