まだできぬ資料を眺めため息をつく相方を置き去りにして
微温湯につかることにも飽きた頃秋が近づき忙しくなる
風の盆来年こそと思いつつ書庫に降り立ち確認急ぐ
じりじりと気温が上がる書庫の中汗にまみれて確認急ぐ
柔らかな声が流れて夜の闇溶かす心地が続いておりぬ
夜の空ぷかりと浮かぶ白雲に問いたいことも数々あれど
研修も終われば元の静けさの中に一抹寂しさ残る