かなしいうわさ
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2003年10月20日(月) 211

ぶらり横丁で遅い夕食。
しょん横よりはライトな感じ。
串カツに砂肝にだし巻きとか。
あまりおいしくない。
けど、こういう適当な食い物屋で、適当に飲んで、適当に酔って、長っ尻せずに
ちゃっちゃっと数軒はしごしたりする、そういう適当さの心地よさは感じることができた。楽しかった。
仕事途中の中抜けなので、全員ノンアルコールだったね寂しいね。
 


買い物。

cover
・Can /Soon Over babaluma
怪作な快作「future days」の次。これも良いなあ。
心地良いリズムパターンの上でアシュラテンペルっぽいギターがキラキラひゃらりらーん。
ダモ鈴木は脱退しているけど、問題なし。
カンは全アルバム聴いてみたい。




cover
・Elvis Costello /north
地味渋ここに極まれり。
ジャズバラッド集なんだけど、フックのあるポップな曲は皆無。ほんとに皆無。
クラスター&イーノくらいに。 
地味渋好きな俺にとっては嬉しい一枚だけど、ネットで読む限りでは評判はあまり良くないみたいだなー。
国内盤のボートラ「Too Blue」だけが若干スゥィンギー。
良い曲なんだけど、このアルバムには邪魔。




cover
・OUTKAST /The Love Below /Speakerboxxx
メンバーふたりがそれぞれ一枚づつアルバム作って、2枚組としてリリース。
ビッグボイはブイブイと下品でPフォンキー、といつものアウトキャスト節。
アンドレの「the love below」が問題。馬鹿エレガント。
ラップしてねえしドラムンベースだしビッグバンドだしノラ・ジョーンズだし。
一緒に買ったウィーンの「チョコレート&チーズ」と同じ臭いがするぞ。ワクワクするんだ。

・ween /chocolate and cheese
・ミラクルヤング /ミラクルヤング
・ガルシアの首(DVD)






【今日曲】
Carmen Maki and Salamandre /空と陸の交わったところ

カルメンマキはじめて聴いた。凄い。

む さんありがとうございます、3枚目最高です、
PlastikmanもRobert HoodもSahib Shihabもdipも
The Detroit ExperimentもhimもWilko Johnsonもヘアも
渋谷毅オーケストラもCarmen Maki and Salamandreも、
全て早急にCD買おうと思います。






2003年10月17日(金) 210

Radio Clashの収録曲リスト
Career Opportunitiesの掲示板より


1.ガンマンの祈り/『夕日のガンマン』サントラ盤より
2.Cuss Cuss / Lloyd Robinson
3.Hold Them / Prince Buster
4.Heart Don't Leap/Dennis Walk
5.Shot Gun / Jr. Walker & The All Stars
6.Out a sight / James Brown
7.Mexico / Lee Dorsey
8.Brand New Cadillac / Vince Taylor & His Playboys
9.Help / Bo Diddley
<10曲目の最初だけThis is Radio Clash / Clash>
10.Rockers Station / Mikey Dread
11.Geronimo / The Pyramids
12.What Will Your Mama Say / Clancy Eccles
13.Walkin To New Orleans / Fats Domino
14.Blood On The Saddle / Tex Ritte
15.I Fought The Low / The Bobby Fuller Four
16.Crawfish / Elvis Presley
17.Old Fashioned Way / Keith Hudson
18.Tell Them / Delroy Wilson
19.Chain Gang / Sam Cooke
20.Clean Up Woman / Betty Wright
21.Lights Out / Jerry Byrne
<バイクが、事故る音〜Al Capone /Prince Buster>
22.Brand New Automobile / Bobby Kingdom & the Bluebeats
23.Hijacked / Joe Gibbs Allstars
24.?


ジョーストラマーとポールシムノンによるFMラジオの録音テープらしい。
ぐわー!渋い!イカス!
彼らは本当にレゲエおよびブラックミュージックが大好きだったんだなぁ。
Radio Clash説明とジャケ写(Career Opportunitiesより)
このテープ、どなたかお持ちの方いらっしゃいませんか...

で、このネタを掲示板に投稿されていたあぐりさんのバンドのサイト「Pacinos」がとてもよい。すごくいい。
文章も、自身のバンドPacinosの音源もすごくいい。
メンバーでDJもされているようで、オンデマンドで聴ける「Radio Pacinos」がルードで刹那くて、これまたいいなー。
ミックスCDR買ってみようと思う。


【今日曲】
パチーノス /Bankrobber

ホームページにUPされている素人の音源ってあんまり気に入ったことないんだけど、このバンドはほんとにいい。
このクラッシュのカバーは抜群の出来だし、他の曲もすごくいい。 
ライブ絶対いい筈。観たい観たい。CDが出たら即買う。
♪おれたちゃ海賊だぁ





2003年10月16日(木) 209

今週のテレビブロスに、メタモルフォーゼについてのレポートが載っていて、読んでいたら堪らなくなってきた。
メタモの前身だったレインボー2000は、最高に楽しかった。 夜の闇の中、ぼやーとねっころがって星空見ながらミックスマスターモリスの衛星ライブ聴いたり、サワサキさんのドランベでへろへろ踊ったり、アンダーワールドで走り回ったりしたものだ、ああ、あれは本当に楽しかった。
で、レポを読んでいるとメタモルフォーゼはフジロックが今はなくしてしまって、レインボー2000には確かにあった、適当さ、気持ちのいいほっとかれ方、絶妙な人と人との距離感をまだ持っているみたいなのだ。
うーん、来年は行きたい。行こう。行かねば。行きましょう誰か。SくんIくんTさんSさんRさん辺りどうすか?

以下TVブロス2003年21号22〜23P「メタモルフォーゼ顛末記」(岡本俊浩)より抜粋。

何時間座っていたんだろうか。記憶がかなり曖昧だったけれども、徐々に座っていたオーディエンス達が立ち上がり始めた。「何事か」と思い見回すと、夜空に微妙な変化が起こっている。デトロイトの3チェアーズがDJをするブースの彼方。僕らは勿論、周囲の意識のほとんどがそこに集中していた。そこには山の稜線があり、湧き出す雲がうっすらと見える。
「ああ朝だァ」
周りの誰かがおぼつく体を起こしながら言った。七色のスペクトルが、稜線と雲の輪郭を照らしていた。あれ程強烈に輝いていた星たちが、スペクトルに圧倒されていく。それを感じ取ったのか、セオ・パリッシュが鳥肌が立ちそうなヴォーカル・ハウスを投げかけた。低域を目いっぱい絞り、高域をドラマティックに開放する。彼十八番のテクニックが崇高な瞬間をさらにアジテートしていく。自分がいる場所が標高1200Mで雲の上だった事。
それに気付いたのは、崇高な暁が終わった直後だった

(以下は井上薫aka Chari Chari 談)
「俺はさ、クラブに行ってもDJをしに行っても、自分を俯瞰したくないんだ。でも、それは今難しいのかもしれないな。だから野外っていうのは、開放装置だよね。うん、幻想でも構わないと思うよ。人間ってさ、生きていく中で社会的な規範を守らなきゃいけない。でも、それが延々と続いたら堪らないよ。『壊れたい』と『自己規定』の狭間で悩むことは多いな。」
「宗教って言うと誤解されるかもしれないけど、『場』なんだろうね。音楽を聴くにしても何を聞いたら良いのか分からない。それにさ、生きていく上での圧迫感って年々強まっていると思わない? 監視社会〜資本主義の行き詰まり感って言うかさ。国家や社会も信じられない。パーティはそういう時代のある意味、『場』なんだろうね。少なくとも信じるに値する」









・Pharoah Sanders /Love in us all
何故かファラオ・サンダースのCD再発が続いているが、なかでもハイライトはなんと言っても世界初CD化のこれだ。
愛はそこらじゅうにあるよー!あるんだよー!!と、へたくそなボーカルで歌いまくり、登りつめていく『Love is everywhere』はまさに20分間の至福。
トラベリング・ウィズアウト・ムーヴィング!
ジャケも素敵じゃないか。
一家に一枚家宝モノなのに初回完全限定生産だそうなので、絶対に買い損ねの無い様に!!



【今日曲】
Pharoah Sanders /Love is Everywhere






2003年10月14日(火) 208

これから買いしばく予定物


安田謙一 /ピントがボケる音
―OUT OF FOCUS, OUT OF SOUND

安田ビルさんの本が出てた。
うぅ、高い、けど買うしか。

安田さんの文章は、なにに載っているどれを読んでも、どうにもこうにも安田さんなのですごく好きだ。
「rhythm and pencil」に寄せたジョナサン・リッチマンの文章は音楽について書かれた文章のなかでいちばん好きなものなんだけど、いま手元にないので抜粋できないや。

>ABCインターネットショップでお買い上げの方にはもれなく、本書に収録しきれなかった、
>著者コメント入りボーナステキスト(量もたっぷり!)もデーターでプレゼントします

だそうで。 これはお金のあまりかからない販促として良い方法だね。





最近買いしばいたブツ


・菊地成孔 /スペインの宇宙食
すごく綺麗な生き様だな、と思う。
格好のよい人が格好をつけることって格好良い。




【今日曲】
Flamin' Groovies /High Flyin' Baby
10代頭はたまに聴きたくなる。ガッレージ・サウンズ。ルイルイなんかもよい感じ。


2003年10月10日(金) 207

サイバラの日々まんがが更新されてた。
あー。
いままで鴨ちゃんとサイバラのことを漫画を通して見てきた身としては、泣くしかないよ、これは。




・DJ Shadow /Live at I.C.A.
シャドウのライブ録音。鉄板でブートレグ。音は良い。ちょい値が張る。
2年前のフジロックで体験したのと同じ、自身の音源をエディット&エフェクト&ミックス&スクラッチしていくライブスタイル。
アルバムで聴くと地味だった曲もことごとくタメの利いたファンクさをたたえているよ!興奮興奮。フンガフンガ。
今年聴いたなかで一番の「ロックンロール」のレコードだ。
リチャード・アシュクロフトが、U.N.K.L.E.でやった「Lonely Soul」をナマで歌っているのに
あんまり盛り上がってないのは、ライブの場所がアメリカだからなのかな。
はじめての方には、通常録音アルバムよりこちらを推奨。



【今日曲】
DJ Shadow /Six Days







2003年10月05日(日)   ぼくたちは光の中でチャチャチャ  

じゃがたらの「ナンノこっちゃい」
がDVDで再発。

>じゃがたらが「永久保存」された後にリリースされた3巻のヴィデオ『ナンのこっちゃい』の箱を開くと、どの巻にもギターのOTOの言葉がチラシとして挟んであって、思わずいつも読んでしまうのだが、彼の発言を総合するとこんな感じになるだろうか。こんなヴィデオ、作りたくなかった。どうしてかっていうと、アケミが生きていれば作らなくてよかったのだから。そしてアケミの言葉をナマで聴きにライブハウスに足を運ばなかった人間には見せたくない。そんな感度の低い人間には見せたくない。ではどうしてこんなヴィデオを作ったのかというと、アケミと同じハートの「知能指数」でもってアケミのことを事後的に知り、独特の嗅覚でアケミに接近してくる連中がいて、そんな連中にバトンを渡すために『ナンのこっちゃい』というビデオはある、ということ....
「じゃがたら」陣野 俊史著より引用






2003年10月04日(土) 205


・DJ Mil'o /suntoucher
massive attackの前身、wild bunchのDJだったマイロさんの初めてのアルバム。
○曲目がキラートラックだ! ○曲目をジャイルスがプレイした!というアルバムでは決してないけれど、
聴いているとスコッとはまって、ふらふらと想像をかきたてられる感じ。つまり、これはいいアルバムだ。
100点をつけるわけにはいかないけれど、セオ・パリッシュやムーディマンが好きで、
ブリストルサウンドも好きな人は聴いて損はないと思う。
音数が少なめなのはローテクだからか?と勘ぐりたくなるような音ではあるし、
もっと煮詰めれば更に良くなりそうなのに、と思うような曲や箇所もあるにはあるけど
そのラフさが全体の統一感になっているから問題ない。
たぶん、前に出したワイルドバンチ的DJミックスドCDみたいに
いかにもブリストル・ヒップホップなスタイルのキャッチーなアルバムをつくることは比較的簡単なんだろうけど、
それをやらずにこういう音を出しているというのは、今を生きるブリストル・オリジネイターとしてめちゃくちゃ真っ当だと思う。
おおいに支持。

bounce.comのインタビュー



【今日曲】
Romanthony /Bring U Up

Daftpunkの「One More Time」で歌っている、ロマンソニーのソロ。
JBみたいで、フェラクティみたいで、マイケルジャクソンみたいで、
アル・ヤンコビックみたい。
めちゃくちゃファンキーで格好良いのに、なんだか間抜けですっとこどっこい
なのがイイぞ。
こういう曲をビシッとかっこよくかけられるDJっているのだろうか?
いたら聴きたい踊りたい




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