平素に在り

2003年11月14日(金) 復職1週間が無事終る。

なんとか、娑婆に出て働けた。
喜ばしいではないか。

「無駄で役に立たないものこそ高尚である」

という標語のもと、窓際課長を演じていこう。
窓を突き破り、ビルの外までいくとクビだ。

生活の糧のために働く。
なのに、自己実現やら、自己啓発、キャリアアップ
などの言葉に踊らされて、無意味な資格に挑戦したり
するのはやめる。そんなものはどうでもよいのだ。

人事評価なんてものは不可能なので
評価する能力が人事部にないので、
昇格要件に、客観的な資格取得などを入れ込んで
手抜きをしているのである。

例えば営業。資格で営業ができるか!

まぁ、私にとっては会社生活は
窓ガラスを突き抜けない程度の
窓際族を演じていこう。

さて、今週はわが市のテニスの市民大会。
100名以上がエントリーして、社会人から
学生まで様々な選手が出場する。
1回戦で大学生の体育会の選手にでも当たれば
負けるかもしれない。まぁ、せいぜい楽しもう。



2003年11月13日(木) 迷い

迷ったら買うな!

これは、株式投資の格言だが・・・

中小企業診断士への挑戦。
なんだか、自分に向いていないんだよな。
もともと、ハングリー精神てやつがないし。
試験は苦手だし。

テニスして、お酒飲んで、旅行して・・
仕事はほどほどにっていうのが自分。
休職明けだし、今は無理せず
出勤を続けているだけで良しとしますか。

何か特別な事や、人と差別化できること
を追い求めるのはやめた。

最近の風潮で、自己啓発(資格取得)とか
「仕事ができる・・条」なんてのがあるが、
それに踊らされてはいけない。

平凡な日々の事務や営業活動の反復こそ
実は偉大なのだ。

経営コンサルタントっていうガラでもないし
だいたい、背丈に合わないものを追求すると
不幸が訪れる。

向上心・上昇意欲・効率化・収益追求
なんか、陳腐な言葉だな。

自分は智より情に働くほうだ。
だから、愛とか家族とか情熱とか芸術
こんな言葉に惹かれる。

瓢箪からコマというが、
自分の嗜好を大事にして
それがひょんなことで役に立てば
いいし、別に役に立たなくてもよい。

だいたい、役に立たないものこそ
贅沢で気高く人間だけが持つ遊び心の
現れではないか。

自己啓発なんてのは、資本主義社会で
「役立つ」ための矯正であって、
そんなものに情熱を費やすのは貧乏臭い。

ゆったりと落ち着いた心。

これさえあれば幸せである。

復職してついつい遅れを取り戻そう
なんて品の無いことを考えてしまった。
箱根の仙石原のススキ・鎌倉の海
あそこで自分は決めたのだ。

社会的成功なんて虚しいものを追い求める
より、身近にある大切なものを味わおうと。
高等遊民ではないが、幸い経済的不安はないので
それはそれで、罪悪感など持たずに満喫すれば
よいのだ。だってボンボンなんだもん!

あと1日で1週間の勤務が終る。
自分をほめてあげよう。

誰が決めたのだ、消費より貯蓄が美徳だと。
消費より倹約が美徳だと。

何にも役に立たない道端の花が
どんな言葉や励ましよりも
心を元気づけてくれたりする。

20万のデジカメ買って、綺麗な風景や
家族を美しく撮る。
20万のアルマーニのスーツと同じく
20万のアルマーニのコートと
10万のD&Gのジャケットを立て続けに
買ったって良いじゃん。(やっぱちょっと反省)

待てよ、これも内需拡大という資本主義の
行動に組み込まれているな・・

とにかく、もっと精神的なものなんだ。
俺が求めているのは。



2003年11月11日(火) 静かに復職。

9:00〜17:00という条件付き
にて、本日よりサラリーマン生活に復帰。
社長には、1月の会社合併後来年4月には
営業部へ異動してもらうつもりだから・・といわれた。

なんでだぁ!こんなについてていいのかぁ!
誰から聞いたんや、俺が営業しかできないって!

とにかく半年後には営業だ!
しかも、うちの会社の営業は保険販売と違って
ノルマが無い!
裏のカラクリがあって、同業他社が提示できない
価格でサービスを提供するので、誰がやっても
数字が伸びる。昨年も対前年15%の伸びだ。

だから、営業部はみな帰り早い。
18:00くらいには帰っている。

このチャンスに中小企業診断士にチャレンジ
しよう!っと思うが金が無い。
株が下がったので思い切って勝負に出て
通信教育費40万を稼ごう!

最近、「トリック」に嵌っている。
TV版のやつをレンタルして夫婦で見ている。
もともと、仲間由紀恵のファンなので
オダギリジョーと共演した「顔」なんかも
好きだった。

若いのに演技が上手くしかも美人だ。
あんな娘と不倫できたら・・・・
おおっといけねぇ。身分をわきまえないとな。

昨晩は、ガラにもなく復職で緊張してよく
寝れなかった。今日はもう寝よう。



2003年11月10日(月) 復職決定!

たった今、会社から連絡があり、
明日より、職場復帰の通知を受けた。

部署も変わりなく、当初は
残業なし、の条件で。

とりあえず、安堵。
どこかに飛ばされるのでは、という
危惧がありここ数日落ち着かなかった。
(こんな事で心乱れてはならないな)

3ヶ月半休んだので
生活リズムを取り戻すのが
まず先決だ。

昨日は選挙で民主党へ投票。
大都市部では、民主党が強いし、
比例区では第一政党だ。

だが、千葉でも田舎の選挙区
では、自民党が勝っており気に食わない。

投票率があと5%くらい上がっていれば
政権交代も可能だったのでは・・・

大体、政教分離を堂々と無視する公明党
の組織票にはうんざり。
小選挙区で公明党はほとんど候補者を
立てず、自民党員へ投票すたようだ。
創価学会を非難するのは、いまや週刊新潮
くらいになってしまったが、情けないかぎりだ。

民主党の小選挙区での敗北区はほとんど僅差
だったので、創価学会票が大きくものを言った。

本当に腹が立つが、民主党もかなり躍進したので
次回の選挙あたりまで我慢しますか・・・
しかし、なんで自民党に入れるかね・・



2003年11月08日(土) 徒然

テレビでのスポーツ観戦は楽しい。

今週は、野球とバレーボールのオリンピック
予選を観た。

野球は、今回、初めて全員がプロ選手であり
しかも、メンバーも実力申し分なしの編成だった。

「勝って当たり前」と思われている試合に順当に
 勝つというのはとてもしんどいものである。
結局、3戦全勝であるが、終了時の雰囲気は
喜びよりも安堵感が漂っていた。

クールでいながら燃えている状態・・
これがスポーツでプレー中にもっとも良い状態
である。長嶋ジャパンはそれに成功した。

今日観た女子バレーは、強豪トルコにストレート
勝ち。今までのチームとまったく違った強さを
見せ付けた。同じチームでこんなに違うものか・・
と感じた。

目標は優勝!とか勝つために努力してきた・・
なんてことは、よく聞くが、プレー中はただ
ひとつのボールに無心になれるかが勝負だ。

飛躍するが、金儲けのために働く腕の良い医者
と人助けのために働く腕の普通の医者。
患者は間違いなく前者を選ぶ。

動機は不純でも、仕事中はプロに徹する事が
できればよいのである。

ウィンブルドンの決勝で、コナーズ(古い)が
賞金のことを考えただろうか。
1年のはじめには、今年はこのくらい稼ごうとか
考えるが、シーズン中はただ白球を追い続けることに
集中しているのだ。

没頭しながら、空回りしない余裕を持った心構え。
これが実践できれば実力が発揮できる。


そうそう、明日は選挙。
民主党の勝利を祈念。

それから、やはり今の会社で定年までは働けない
という直感がする。
とりあえず、再び中小企業診断士の勉強をはじめよう
と思う。その前に前提条件を自分の心の中で決めている
が、日記には伏せておこう。まるで関連性の無いことだから。

反復は才能を凌駕する!・・良い言葉だ。おやすみ。



2003年11月06日(木) 自民党に投票するな!

相変わらず、復職許可待ち状態。

そして、浄土真宗などの本を読む。

結論。煩悩は消え去らない。
欲望は必ずしも悪ではない。
出家はしないので女も欲しい(ちょっと品が無い書き方)

つまりだな、それをどうやって手に入れるかだ。
目的のためには手段を選ばないのではなく、
そこには、個人としてのプライドやら主義やらがある。

この俗世は様々な欲望が入り乱れ
結果として、思いがけない発明があったり
進歩がある。欲望なくして進歩なしだ。

だいたい、皆が出家してしまって
煩悩を排除したらセックスもできず
人類は滅びるのだ。

欲望をコントロールし、目標を設定し
一日一日を大切に生きていくしかないのだな。

そして常に悩み・悲しみ・喜び・苦しみ
繰り返していくのだ。
せいぜい、この世に生まれた事を呪わずに
陳腐だが「おもしろき事もなき世を 面白く」
(下の句は本人は書いていない)「住み成すものは
心なりけり」ってな感じで行こう。

前向きに考えろ、とか 成せばなる
って言う言葉がいつしか嫌いになった。
いやなものは嫌だし、悲しいものは悲しい。
その上で、そういった感情を味わいつくした
うえで「前向きに考えよう」。
即座に前向きに考えよう・・では人間味が無い。

成せばなる。成功するまで努力すれば成功する。
これもくせものだ。自分の能力・資質・何よりも
好きな事、を無視した努力は徒労ではないか。

少しハイになってきている。
そんななか、中小企業診断士にもう一度
チャレンジしようかと迷っている。
結論は、復職決定時に決断する。

政治的発言を・・・
なぜ支持を 与党は 何も変えられない
・・・絶対民主党!



2003年11月05日(水) 時代は変われど悩みは変わらず

復職通知を待つために、自宅待機中。

躁鬱病を繰り返しているので
良い待遇は期待していないが・・・

仏教の本などを読みかじっているが、
何百年も前の人々と現代人も悩み事は一緒だ。

自分の欲望を捨てきれずに悶々としている。
出家するわけにもいかず、煩悩を切り捨てる
こともできず、金銭欲・名誉欲・食欲・性欲
などに振り回される。

これらが無ければ逆に
つまらない人生でもある。
要は、程度問題なのか・・・・

私利私欲を忘れて没頭できる仕事
・働き方をしなければならない。
見返り・名誉・他人との比較を超越して

「川の流れは急でも、そこに写る月は動かない」
    ・・少しの事で動じない心
「余心」・・没頭しつつも世の無常を認識し
      偏らないこころ

上の二つが、私に欠けているもので、
心がけていることです。

人事部め 飛ばしやがったら リベンジだ
・・・なんとなく妙な異動になりそうな予感
      自分を客観視できる状態。


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こうたろう [MAIL]

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