平素に在り

2004年01月11日(日) やれやれ、新年早々

昨年の正月は、2歳の娘が異物を喉に詰まらせ
呼吸停止・意識不明で救急車を呼んだ。
その後、蘇生し元気に成長中。

今年は、妻が卵巣脳腫が捻転し、激痛で救急車。
手術。6日に退院。

そういえば、1昨年は私がひどい吐き気に襲われ
夜間病院に駆け込んだ。

呪われた正月か・・・
それでも無事にすんでいるのは、
健康の有難さを神様が御示しいただいているのか・・

慌しい年始になり正月気分にも浸れず。

年始の目標。
「有利・不利(経済的)からの自由」
「未来(資格を取れば・・)で今を犠牲にすることからの自由」
「世間体(人からどう見られるか)からの自由」
を獲得し、目前の自分の好きなことに没頭する。
もちろん仕事も好きである。

気がついたのだが、資格なんて役に立たない。
人望・人間関係・マネージメント力という
ヒューマンウェアが大切だ。

頭のいい人間が集まり、結集してくれれば、
そして上手く働いてもらえば、自分が不向きな
資格試験に挑戦することは無い。

人生に成功も失敗も無いと思うが、
本屋に行って、ビジネス書をみると
ビジネスの成功が人生の成功と勘違いしている
ような本が多い。

今日、本屋に行って明らかに異常だと感じた。

一番腹が立つ本。「銀座のママがみたできる男」
「OLが見たできる男」「祇園が見た昇りつめた男」

だいたい何様かね、客商売の人間が男の品定めか。
少なくとも、男はそんな場所で全てを曝け出さないし
人生の成功者は、名誉・金銭・地位とかとは無関係。

そんな本に、翻弄される男がいたら嘆かわしい。

「男性社員がみた不要なOL」だったらいくらでも
書けるよ。

無駄こそ最大の贅沢。人員削減は愚の骨頂だな。
役に立たない人間は、いない。
いたとしたら採用した会社が元からアホや。

様々なアイディアや視点を持った人間の集まり
こそ活力であり企業の原動力となるだろう。
資格試験などで一律に評価する企業は
衰退の一途だな。

おれみたいな、躁鬱病から立ち直った人間が
役に立つこともあるかもな。
とにかく、おれは、今の職務を愛しているし
会社のためでなく顧客のためにやりがいを感じている。

保険会社の将来については、また明日。 以降。

人生は 計画どうりに いかぬもの
  運と めぐり合わせと 周りの人の助けで
    思わぬ転機がやってくる 
      だから 人生の長期計画はやめたほうがいい
        大切な「今」を犠牲にして 大抵は上手くいかない。
うまくいっているとしたら、それは自分の実力ではなく
  たまたまうまくいってくのだ。あなたより頭が良くて
    努力家で、働き者はいくらでもいる。
      だから、世間体など気にせずに、淡々と
        自分の好きな事をやればよい。
運がよければ、思わぬいわゆる世間的成功も手に入る。
  でもそれに固執した瞬間、あなたは大事なものを失う。
    自分の好きな事と、有利な事がごちゃ混ぜになり
      本当の人生の充足感から遠ざかる。

金も名誉もあったら良いが、無くても良い。
  大切なのは、明日死んでも悔いのない生活だ。



2003年12月28日(日) 無題

日記を書かないときは、順調な日々である。

ここんところ、書く気がしないのだ。

ただ目の前の事象に集中しているだけ。

仕事は30日まで。

31から4日までは鎌倉の実家へ。
そのうち、1日以外は地元の友人と
早朝テニスの予定。

この週末は、髪切って、テニスして
年賀状して、レンタルビデオの「24」。

年明けは、5日から出勤。
5日は、後輩とまたまた寺井尚子のライブです。

ひとつの結論。
資格取得は今は必要ない。
クビになったら半年くらい集中すればとれる。

そういうときに取得すればよい。



2003年12月22日(月) 通常勤務へ

本日、産業医との面談があり、
1月より通常勤務が決定。

社長(元親会社取締役)にも報告。
「うちの営業は楽だから、君は着いているよ、
 本社みたいにギスギスしていない我が社に
 いられて・・・」

確かに、中小企業だったらクビだったかもしれないし、
本社だったら、遠くへ飛ばされたり、噂のヤメサセ部署へ
転属だったかも。

40名で経常4億を超すような優良企業だから
自分見たいのを置いておけたのだ。

そういえば忘年会を赤プリのトップ・オブ・アカサカ
でやるっていうのもいまどきバブリーだしな。

全ては、ついていた、ということか。
まずは、新しい職務(営業)に集中しよう。

自己啓発っていうのもやめた。
パン屋には必要ない。
っちゅうか、既に取っていなければいけない
資格を全然取っていないのに、新会社移行時
には、見逃してくれて格付けしてくれるから。

これ以上上を目指すとなると
あとは、例の中小企業診断士とか税理士とか
CFPとかで、試験が苦手のわたしには到底
かないませんので。

しかしおおざっぱな移行だな。
資格だけでみたら、係長にも満たないな。

そういえば、出世しているお偉いさんなんか
生保大学も未修得。

結局、人を評価するのは不可能なので
外部資格でばっさり評価しましょうっていうのでしょう。

なんていうか、構成力みたいなものを全く
無視してるな。頭のいい人間なんてうちの会社には
いくらでもいる。これ以上増やしても何も変わらんと
思う。会社全体としてどういう方向にその戦力を
遣うのかとか・・・

そういえば、スペースシャトルの部品はタイルを
はじめ多くが日本製あるいは日本の技術が無ければ
できないものだそうだ。
それでも日本にはスペースシャトルを打ち上げられない。
偵察衛星さえ失敗した。

つまり、全体として構成していく能力が不足しているん
だな。それはある程度の知識は必要だが、ある意味センス
や情熱やひらめきの世界であり、プロジェクトをひっぱる
人間性だったり・・数値化できない能力なのだ。

自分にそれがあるとは言わないがパン屋にはなる。



2003年12月21日(日) 迷い

不惑っていうのは40だったけな。
よく覚えていない。
迷ってばかりの日常はストレスが
多い。

アメリカのあるエコノミストによると
日本はまだ、ハイレベル・スタグネーションである。
のだそうだ。つまり、他の貧しい国から比べたら
よりハイレベル(生活水準が)なところで低迷している。

確かに、治安・清潔さ・超寿命・高い教育水準
など、若干疑問符がつきながらも「ハイレベル」
かも、しれない。

だが「心」はどうか。毎年3万人以上の人間が
自殺し、幼児虐待・犯罪の低年齢化と凶悪化・・・

明らかに荒んでいる・・というか海図の無い
航海のように落ち着かない世の中で
漠然と皆が不安を抱えている。

うちの会社も今日も新聞にでたが、
人員を大幅削減する。
会社を合併して人を減らす。・・・
これって、最も安易な経営じゃないだろうか。

その先に夢やビジョンがはっきりと示され
トップの思いが伝わって来るのなら
わかるのだが、それは全くなく、聞こえるのは
社員の不平ばかり。なんだかどんどん会社が
悪い方向へ進んでいく気がする。

人事評価っていうのも
そもそもよくわからん。
結局人脈と保身が透けて見えるし
更にはやめて欲しい人材は、ある特定の
部署に集めて人が厭がる仕事をさせる。

報復人事みたいのもあるし、


こんなことは、おそらく日本の
企業では茶飯なのだろう。
そもそも人に順番をつけるのは
どうしたものだろう。

明らかに「遣えない」奴はいる。

それは別として
大抵の人間は(うちの会社では)まじめに
人並み以上の仕事をやっている。
それらの人々が不安なく仕事に専念できる
状況を作るのが経営者だろう。

ああ、グチかよ。日曜の夜なのに。
やだね。やめた。

はやくパン屋になりたい。
鎌倉山でパン屋を開く。
朝4:00に起きて生地を捏ね
パンを焼く。17:00には店を閉める。

儲けなくていい。
美味しいと喜んでくれる客がいれば
収支は若干の黒字でいい。

海の香りと冬でも暖かい太陽と
緑に囲まれた鎌倉でパン屋を開きたい。



2003年12月18日(木) 考えると・・・

人間の思考には限界がある。

その証拠に、常に読書をして刺激を受けたり
旅行して刺激を受けたりしないと、思考停止
状態になることが多い。

氾濫する情報を無視して自分の経験のみを
信じて思考するのが一番。

長期的人生のビジョンなんてのが言われているが
そんなのは茶番だ。

目の前の仕事や義務ややりたい事に没頭する事が
偶然や機会が重なり、気がつくとその人也の
立場や地位にいるのだろう。

自分の  今  出来る事  に集中することが
最も尊いことであり、人生の展望はあとから
ついてくるものなんだろう。

結果を求めるのではなく、今 を有為に過ごす事
が、自分の背丈に合った結果をもたらすのだろう。

ノウハウやハウツーでは人生は進まない
目の前の機会に全力投球し、あとは偶然の積み重ねである。
・・・緒方貞子(前国連難民高等弁務官)

この世の中で本当に大事なものはお金やモノだけではない、
心や倫理観こそが大事なのだ。
・・・奥田トヨタ会長

実務や経験に基礎を置かない理論、理屈ほど
無責任なものは無い。
知識と実践は全く別もの。

野村監督がヤクルトで名を挙げ、阪神で名を汚した。

そういえば前回優勝の吉田監督も、「人を動かす」
みたいな本を出版して結構売れたが翌年最下位。

つまり、理論や成功体験はあとから理由付けが
いくらでも出来る。同様に、失敗もいくらでも
説明がつく。

直感と、感性と経験に基づく判断。
失敗の積み重ねの末得た人生観。
これこそ価値がある。

つまりだな、評論家とかコンサルタント
っていうのが、気に食わないのだ。
中小企業の社長なんかは不安で孤独だから
いいカモである。

高い報酬であたかも自分のコンサルで
クライアントの業績が伸びた、みたいな
のはおおきな勘違い。

知識や情報こそ財産であるという
間違った風潮が是正されるのはそう遠くない。

といいながら中小企業診断士を目指す私。
私は、自分で事業を起こすために学ぶのだ。

他人の感性を持ち込むほど自分を
見失うものは無い。

クソくらえ!コンサルタント!



2003年12月17日(水) 時がある

何事にも事を成すには時がある。

例え今は子会社に出向し、査定は最低でも
(余り気にしていないのだが)、余り気にならない
会社に物足りない。

どうでもいいのだが、歩くのもやっとの老人に
相談役なる役職を設け年間億単位の費用をつぎ込む。

昇進は学閥か、スポーツ閥ばかり。

ほとほとやる気がしないのだ。

この危機を乗り切るのは、株式会社化による
緊張感ある経営に変わるしかない。
それも望み薄。
人材もどんどん流出傾向。

ここで社名を言ったら俺は首だろうか。
ネットも監視しているしな。
2チャンネルなんて一番危ない。

そもそも、監視システムの提案をして
社長賞とったのは俺だった。

とにかく、このままパン屋さんになるか、
もう一度会社が必要としてくれる人材に
なるか、ようく考えよ〜お金は大事だよ〜。

って、なんとなくいろいろ見えてきたんだよ。
今の会社(子会社)の問題点が・・・・
コンプラ上など、業績急上昇中の会社にありがち
な問題点が湧出している。

驚くほど鈍感な経営幹部がいる。

ちょっと頑張っちゃおうかな。
他にやる人いないし・・・・

外見るな 自分の足元 まず固め
・・・・東京中心地で地震かテロが起きます!
・・・・何故なら丸の内にいるべき私が東陽町に左遷しているから

ああ疲れた、酔っ払いは寝ます。



2003年12月15日(月) 思うこと2

金曜日に11回目の結婚記念日として
青山で食事&ブルーノート。
TAKE6のライブは、ほとんどアカペラ
であるが、楽器以上の迫力とハーモニーで
魅了されました。

子供は、私の母が泊りがけで面倒を
見に来てくれました。

下の娘は、土曜日より発熱し
日曜日に私が小児科へ連れて行きました。
待合室で30分ほど、絵本を読んであげました。

上の息子は元気が余っていたので、
午後に公園に行き、フリスビーや
サッカーやかくれんぼやインラインスケート
などで遊びました。

6歳と3歳、本当に可愛くて
成長が早いのがちょっと寂しいような
気分です。
だから、今は家族との時間を優先して
仕事や飲み会は控えめにしてます。
(決して止めているわけではない)

光と影について・・・

もうこう感じて随分になるが、
鎌倉などに行くとそれも海岸沿いなどは
小洒落たレストランなどが連立している。

小町通りなども、小さな原宿のようだ。

昔は何と言うか、もう少し情緒漂う
影みたいなものがあって、例えば
七里ガ浜には、廃屋になったクラシック
バレーの館(ロシアからの亡命した女性
が住んでいた)が海岸線にあって
それから、江ノ電の線路上を歩くと
驚くほど近くに家が建っていて驚いたり。
海の家なんかも貧相で、畳が敷いてある
だけだったり。

東京の街も、再開発されたところは
どこか、無菌状態の「光」の部分だけ
しか感じられない。
清潔で便利で明るい。

それはそれで良いのだが、
街に「余韻」みたいな味わいが無くなり
独特のその地の文化や雰囲気が損なわれている
ようだ。

生き方でもそうだ。
効率・スピード・正確さ・成長・・・
終わりの無い改善。

ちょっと立ち止まって
考えてみてはどうだろう。
今のあなたに必要なことは
がむしゃらに働く事ですか?
お金を儲けてそれでも足りなくて
更に儲けることですか・・

いい家に住みたい。
おいしいものを食べたい。
酒が飲みたい。
いい服が着たい。きりが無い。
アドレナリンを大量に分泌するような
毎日は今は避けたい。

僕は今、「感じたい」。
家族との絆を感じたい。
スポーツの快感を味わいたい。
もっと物事をゆっくり考えたい。

パン屋さんかソバ屋になりたい。

躁病が 治ってみれば ただの人
・・・窓際課長 只野 ひと し

今日も意味不明の日記でした。


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こうたろう [MAIL]

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