どんなに短くとも・・・
pure mind

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■ 新曲


あの頃毎日のように流れていた歌が

ナツメロのようにラジオから流れてくる

何も変わっていないメロディーなのに

どうしてこんなに胸がぎゅうっと痛むのだろう

知らない歌みたいに染み込むのは私が変わったからなの?



2002年09月10日(火)

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■ きらり


なぜか目覚めた午前3時

東の空にきらめく星座

オリオンあまりに大きくて

一足飛びに

感じた冬



2002年09月09日(月)

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■ みずたま


乾いたアスファルト

飛び切り大きな水玉

しみこむ間もなく

空から次々落ちてくる

久方の雨は必死の形相だ

2002年09月07日(土)

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■ 殺生な。


いつからか仲間はずれになっていた

「僕のほうが先にここにいたのに」

夜店ですくった金魚が水槽に入れられた

元からの住人だった熱帯魚はすっかり元気をなくし

そしていつも隠れていて知らぬ間に死んでいった

2002年09月06日(金)

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■ 刺繍


何を始めるときでも道具ばかりに凝る悪い癖

素敵な布にカラフルな糸をたくさん買ったのよ

でもよく考えたらね 気の短いあたしに

ちくちく刺繍なんて無理に決まってるの

あなたの心に どんな刺繍が似合うのかもわからない

2002年09月05日(木)

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■ 夕日の向こう


我が物顔で空を舞うコウモリたち

重たい足取りの部活帰りの中学生たち

お稽古事から帰ってくる小学生たち

夕飯の支度が佳境に入っている母親たち

父親の帰宅を待ちきれず夕日は沈む・・






2002年09月03日(火)

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■ ままごと


「行って来ます」「早く帰ってきてね」

「うん。電話するよ」「夕飯作って待ってるね」

「愛しているよ」「あたしも大好きよ」

「仕事行くの嫌だな」「じゃあお休みする?」

そんなままごとのような生活は、偽物なんだよ

2002年09月02日(月)

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■ 古里


ヒートアイランドに耐えられなくて氷をがりがりかみながら

麦わら帽子に熱い頭を保護してもらって

どこかに出かけてしまいたかった

戻ってくる時間なんて気にせずに行きたかった

ありもしない古里は夏に妄想を駆り立ててしょうがなかった


2002年09月01日(日)

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■ 収集


せっせと集めて歩いています。

あなたの忘れていったものたちを。

それは聞くのも嫌だったわずらわしい言葉だったり。

どうしても好きになれないタバコの吸殻だったり。

もう手に入らないと思うと、みなタカラになる不思議。


2002年08月30日(金)

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■ 盲目


華やかな世界だけが見えるめがねはもういらない

痛いことだけが綴られる新聞も雑誌も見たくはない

でも、選ぶ事なんかできるはずもなくて

目に映る物を見届ける毎日はこれからも続くかと思うと

盲目のような恋をしているだけでも救われると素直になる

2002年08月27日(火)
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