遠距離M女ですが、何か?
井原りり



 えろてっぃくモードに入る時

湯船につかって、手がちょっとでも乳首に触れると、そこからもうスイッチが入ってしまい、たまらなくなって、ぎゅうっと力を入れて、胸を締め上げる。


股間がさびしくなってきて、湯船のふちにまたがって、右手の中指を膣口にすべらせ、働き者の人差し指はクリトリスのご機嫌伺いにいそがしい。

左手はおっぱい専門でこれまたいそがしい。

あたしは自分の体重でぎゅっと股に刺激を与えていく。背中は壁にもたれていないと、うまくイケない。


お風呂場で、つくづく自分がカワイイと思う。

からだを寝かしていない体勢で、淫猥な行為を一人でしていて、ゆっくりと思い出すことがある。


あたしが帰る日、空港ビル内の狭い更衣室。


全裸になったあたしは中腰で、いはらは床に腰をおろしていて、下から思う存分、彼の指で、なぶられたこと。


掃除のおばさんの足音がして、あたしは声も出せないまま、両手をそれぞれの壁に押し当てて、崩れそうなからだを支えながら悶えつづけた。




2002年12月01日(日)



 キレイでいこう

痩身、なんとかならんもんでしょうか。

お仕事として「女王様」をやってたこともあるけど、ホントはノーマルな奥さん、という読者さまがいる。

彼女とはとっても仲良し。

で、一緒に目標体重45kgをめざしてがんばっているのだが……。

なかなかねえ、こればっかりは……。


「りりしゃんも、Mなんだから、こういう逆境にはちゃんと耐えなくっちゃ」ときびしく励ましてくれるんだけど……。

追い打ちをかけるように、今度はいはらから彼の体脂肪率がまた下がったという短めるが来るし……。


オトコの人はいいよね、総じて痩せやすい体質で。


どうもオンナはなあ、越冬するにあたりメスの習性として脂肪を溜め込もうとしてるもの。


この週末には賭けてるんだ。

この週末、食欲との戦いに勝利していかないと、引き続き年末年始の戦いで連敗するおそれがあるんだ。


それはまずいっしょ、いくらなんでも。

今日いちんちで何回体重計に乗ったことか。

こまめにチェック。
ゆるんだ気持ちに、喝。




2002年11月30日(土)



 優先順位

画像を換えたつもりでしたが、不完全でした。申し訳ないです。
換えたっていっても前の日記にも貼ってあったやつですけど、すんません。



群ようこの新刊『きものが欲しい!』(世界文化社:\1、400.)を買った。

なんか、わかるわかる、って感じで読み進んでいる。


彼女がまだ木原ひろみさんとして「本の雑誌」社でOLをやっていたころ、ただのファンとして編集室に遊びにいってしまい、アポも取らずに来るなんて……、とお小言を頂戴したことがある。


遠い昔だけどさ。


いいんじゃないですか?

うん、いいと思う。


特に、柔らかもんより織りのきものが一番好きだというあたり。

それから意外に保守的なところとか。


そいで思ったんだけど、きもののことはここには書くけれど、現実の付き合いのある人が読むところで書くのは、いかがなものかって気が……、ね、する。

リアルなわたしを知っている人は、きものを着ているわたしを実際に目にするわけで、そのことについて字で書かなくたって、見ればわかるわけじゃん。


そんで、いいやさ。

だって、やっぱりお金がどうしてもからむし……。


この『きものが欲しい!』の腰巻の惹句が、こうなんだもん。


使ったお金で家が建つ!


* * * * *


人生の中で、いろんなことに優先順位をつけながら、みんな生きているんだな。


あたしは他人の前でことばにしていってはこなかったけど、いつだって自分でランキングつけて、順位入れ替えたりいろいろして、時には締め切り守らなかったりもしたけど、やりくりしてきたさ。


今ちょいと仕事の順位が下がり気味。

こんなことでいいのかって自分を責めるから、すっこし鬱。


だったら仕事優先にすりゃあいいんだが、そうもいかん。

もっと先にやりたいことがあるのよさ。



ひとまず今朝はここまででアップ。




2002年11月29日(金)



 今度こそ


今度こそしあわせになると ひとはいう だったら今はふしあわせなの



今度こそしあわせになると ひとはいう 



わたしはいまもしあわせですが



↓空メールです。
しあわせですか?  

2002年11月28日(木)



 辛口で

昨日読んだ日記の辛口さ加減が、ずいぶん気持ちよく、そうだ、目指すんなら辛口日記だわい、と決意。

他人に辛口でぶつかるなら、自分にも辛口の突込みを入れねばならない。

自分に甘い日記のどこがおもしろいものか!


* * * * *


先週末、ちょいと集まりがあって着物で首都圏まで出かけた。

ご存知の通り、降水確率の高い週末で、直前まで、何を着ていくかが決まらない。

1. 一泊二日を着物で通す。
2, 初日きもの、二日目ジーンズ。
3. 二日ともジーンズ、または片方をスカート。

この3つのどれを選ぶかが、決まらないことには着替えをバッグに詰めることさえできない。

結局、2の和洋折衷案に決定するまで、携帯の天気予報サイトに何度アクセスしたかわからない。

となると、着替えは下着から一式だ。

重かったぞ。

履物は、両日とも下駄。下駄にジーンズは先月の上京時にも大好評だったからいいのだ。

ところが先月は裸足でもよかったが、さすがに晩秋である。
足袋みたいな指のくるぶしまでのソックスを通販のカタログに見つけ注文しておいた。
これは普段着の着物の時にもはくつもりでいる。

靴下だぜ。ファンキーじゃん。


で、最近は体力あるから、お友だちとの街歩きも着物で難なくこなし、重い荷物も宅配に頼らず、自分で下げて、時にコインロッカーのお世話になりながら、旅は終わった。

途中で観光船に乗ったり、山道や竹やぶの中の小径を歩いたりもしたのさ。


まあ、彼らとの会合に着物で行くのは初めてじゃないから「なんで、そんな格好で来たの?」なんて台詞は誰からも吐かせないが、まあ、どなたさまも「なあに、考えてんだ? こいつ」と腹の中では思っておるのだろうなあ。

ま、あたしだってそう思うよ。
なにが哀しくてこんな格好で新幹線に乗るかよ。


でもまあ、最近のあたしの趣味はこの「和装のコスプレ」なんだから、いいってことよ。





2002年11月27日(水)
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