遠距離M女ですが、何か?
井原りり



 お召し

実家の母のお古で、たぶん40年以上は軽く前のものだと思うけど、土曜日に着たお召です。

小豆色の地に、ターコイズブルーで雷模様みたいな線が入ってます。
こんな昔のきものなのに配色は今風で、びちくり。




帯の配色の妙で、緑の折り返しを上にもってきた方が、あたしみたいなちびには視線が上に集まり、足長に見えてよいとのこと。



先月の締め方だと、視線は下にいってしまって損をするってわけ。
これは商店街ですれちがった呉服屋さんからのアドバイス。

なあるほどねえ。



緋色の長襦袢ちらり。
八掛けはクリーム色。

帯はクリーム色と青緑のリバーシブル半幅。
ポリエステルで、子どもの浴衣用。
あっは。



袖からも、長襦袢ちらり。



2002年12月16日(月)



 時代遅れでいこう

土曜に引き続き、同じキモノを着ていた日曜日。


来年のスローガンを決めた。


『時代遅れでいこう』

もう流行は追わない。


11日の日記に書いた、稲葉賀恵の手帳が欲しいばっかりに『ミセス』を初めて買ってしまった。

こないだはなかったが隣に『婦人画報』が……。

表紙は宮沢りえ。


あの貧相なやせたカラダにピンク色の友禅のちりめんかなあ。

その上に内掛けみたく白地に柳(?)の柄のきものみたいなジャケットを羽織っている。


キモノの生地でドレス作るのって、どうよ。

わたしは、好きじゃないです。


でね『婦人画報』の付録も手帳なのだ。

こっちは佐野洋子なのだ。


でもって、布製っていうのを強調してるんだけど、花布とスピンの配色で『ミセス』の方の手帳を、わたしは欲しいと思ったのだな。




2002年12月15日(日)



 週末は忘年会

ここの忘年会は、春の歓送迎会でもそうなんだけど、毎回おきもので行くんだ。


今回は割烹料理屋ってことで、仲居さんたちもたぶん自前なんだろうな? お揃いのきものじゃなくて、いろんなの着てらした。

あの粋な「角出し」ってやつを結んでみたいのよ。

帯枕を使わずに、手を中に入れて帯締めでくくらなければ、それらしくなるのかしらん?

かくいうわたしは、相変わらずラク〜に結べる半幅を「角出しもどき」にして、くるんと後ろにまわしておしまい。


今まで半幅には、帯板入れてなかったんだが、入れると決まるもんだねえ。





2002年12月14日(土)



 見えない鎖




見えない鎖につながれている



鎖でカラダを縛りつけることよりも



見えない鎖はココロを縛るから



何かあるごとにカラダまでふるふると震える



そのカラダは見えなくても



繋いでる鎖に震えが走る感覚は伝わる



飼い主が一番喜ぶのは、その手ごたえ



だから何をされても



あたしはうれしい



2002年12月13日(金)



 役に立つM女

いはらがとあるサイトを探している。

わたしはそのサイトを見た……ような気がする。

だがはっきりとした情報は何もない。

何とか探し出して「役に立つM女」でありたいのに、一向に役立たずのままだ。

情なくて哀しい。




2002年12月12日(木)
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