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■ うめき声をあげる
実家の母親の調子が悪い。
熱は、ある。
医者に連れて行くべきなんだろうが、薬は受け付けないし、点滴でもしてもらえばいいのかもしれない。
肺炎だったら入院してくれるだろうか。
狭くて暗いマンションの一室で、なにをやってんだか、ごそごそごそごそ、とにかく一日中、仏壇の世話しかしない、というかできない。
こないだ夕方にいってみたら、今からお仏飯さんを供えるのだという。
おぶくさんは、朝だろう?
もう、一時が万事、これだから……。
夜中に一人では心細かろうと泊りにいってやっている。
悪い人ではない。 立派な人だと思う。
だが、わたしとは違いすぎる。
嫌いじゃあない。
でも、親じゃなかったら付き合いたくはない。
数分おきにうめき声をあげる。
この声はとても他人には聞かせられるものではない。
どこかカラダが痛むというが、今までなおらなかったものが、今更なおりはしない。
2002年12月18日(水)
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