遠距離M女ですが、何か?
井原りり



 過ち

先週のうっかり着信事件のあと、かなりへこんだ日々を送った。


『青の炎』を見て来たことをライトメールで報告すると、平常のような返信があり、そこで思い切って電話をかけてもよいかと伺いをたてる。


OK.


ほ。


とにかくあの着信は今までのうっかりの中でも相当にやばいシチュエーションの中で鳴り響いちゃったらしい。


いはらがどんなに困惑したか、よくわかった。


反省だけならサルでもできる。


気を引き締めないと駄目。


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2003年04月06日(日)



 自慰

自慰は好き


辞意はない


爺は有島一郎


2003年04月05日(土)



 『青の炎』

各紙絶賛のこの映画。

客の入りもまあまあだ。


これがあの偉そうなデザイナーかよ? ってくらい山本寛斎は飲んだくれのおやじそのものだし、あややもいい味を出してた。

役者=梅雀も、かなりのもの。


映画におけるリアリティってなんだ? っていつも思う。

なんで母子家庭なのに、あんないい部屋があるの?


なんて考えちゃいけないんだ。


スクリーンに映ったものすべてを味わえ、と根っからの活動屋じゃあないけど監督は考える。


舞台のすみずみに、自分の思惑どおりにいろんなものを並べて来た世界の蜷川が無駄なものを映すはずはない。


それに従うまでだ。



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2003年04月04日(金)



 ボクサーになる

歯科医に言われるまま、口腔内にマウスピースを入れる。


透明なプラスチックで、月曜日に冷たいガムみたいなのを噛んで型を取ってできあがった。


なんでこんなものを口の中に入れなきゃいけないんだ?

自分の歯の噛み合わせがどんなふうに不具合を起こしていて、それが自分の生活にどんな影響を与えているかが、これで自覚できるようになるんだと。


ほんとかよ?


確かに歯がこんなにガタガタしてたんでは、満足にえっちもできやしない。

って、したけど。


一回、30分くらい口の中に入れておく。

これが入っているとまともに話せない。

沈黙が人に何を与えるか。


深い思索と、想像力は沈黙の中からしか生まれない。


神にでも感謝するか?


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2003年04月03日(木)



 ケイコ・リー

少し年の離れた友人と軽く飲んで、酔いをさますべく二軒めの店へ……。


ひょっとしてつぶれているかもしれないと心配しながら探したその店はもう30年もつぶれずに残ってきてた。


マスターは年を取らない。

もともと老けていたのかもしれない。


最近のお気に入りだといってケイコ・リーをずっとかけてくれた。


あの声でスタンダードを聞きながら、いはらのことを考える。


あたしはいったいどうすればいいんだろう。


どうもこうも、毎日しっかり仕事して家事こなして生きていくしかないんだが……。


去年の夏、わからなければ聞けばいいと言われた。


はたしてこれでよいのか、確認できさえすればいい。


確認。

確認がほんとうに必要か?


ずっとこうしてやってきたじゃないか?


いはらも、怒っているんじゃない、という。




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2003年04月02日(水)
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