感想兼日記
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PC囲碁ソフト、十九路で九子置き、もちろんわたしが黒番、PC設定「弱い」で、時々勝てる。 ………くやしいーーっ。
十三路で五子置き、でまあまあ勝てる。 …………くっ…くやし〜〜〜ッッ。
もっと悔しいのは、保存してある自分の対局棋譜を再生して見てても、どっちが勝ってるのかワカラナイことだ! くそう。 楊海さん、ぜひ指導碁を打ってくれるソフトを開発してー! (私のレベルが低すぎなのはまあ置いといて)
碁石の白黒はくっきりきっぱりしてるのに、囲碁一局の勝敗のつき方は曖昧な気がする。そのあたりの感触が好きな気がする。 いや私はくっきりきっぱり負けるけどね! 曖昧さなんてかけらも無く! ええい、九路で九子置いてやる。(それじゃ上達しないっつの)
ヒカルのいない月曜はさびしいのう。
しかしながら週間碁、今週王立誠十段のインタビューが二面もあってウキウキですよ! お写真も愛らしくてございますよ!! おじさんだけどさ〜ステキなんだよおう〜。 先週は張八段のインタビューが面白かったし、毎週の楽しみ。
きのうはついに囲碁教室へ。 ずっと初心者向けの教室を探していたんだけれど、だいたい土曜のキッズコースが定番で、高齢初心者は及びでない(お呼びでない、か)雰囲気で断念していた。 この度日曜にやってるところを発見。さっそく出かける。参加者はやはり若い人が多いけれど、ちらほら同年輩も見かけたので続けてみようと思う。
サイト今後の予定。 ここエンピツのレンタル期限が九月まであるので、九月まで現状維持。 そのあとはそのあと考える。ってかたぶんこのまま。
23:08 追記 囲碁目標。 姪らに教えられるくらいになること。 十九路盤で勝敗がわかるようになること。 ……遠大な目標だな……。
どーもアレです。棋院には篠田先生がおられるような気がして。行けば芦原さんとすれ違うような気がして。週間碁には、いずれ塔矢アキラや進藤ヒカルの名がタイトル戦で出てくるような気がして。「立誠先勝」とか古瀬村氏が大真面目に見出し考えてそうな気がして。しようがない……!
先日のCSK杯・どりーむ。 依田名人は倉田さんで決定として。結城九段は、社くんどう? で、アキラくんは山下棋聖と羽根天元とどっちかなーと迷う。二世ってとこが羽根天元か。とすると山下棋聖がヒカルだね! ……加藤剱正本因坊は……フリーエージェント権獲得して日本が引き抜いた楊海さん。………。あれ?
片想いをしているみたいに、毎日ああでもない、こうでもないと考えているんだけれど、言いたいことはなかなかうまくまとまらないなー。 えーっと、まとめる努力をしてみよう。
ネット上の、終局の感想もほぼ出揃った感じ。 賛否両論、もちろん。それだけ読者層の幅が広く、厚くあったのだと、「ヒカルの碁」はたくさんの人に愛されてるんだなあ、と再確認してうれしい。
終局に納得いかない方々もおられるようだけれど、以下その点に関して個人的仮説。…考察、かな。
一つ、打ち切り説 ないない。 分かり易い根拠はアンケート。
一つ、突然の終局について。 見かけ突然だけれど、それもほった先生の手の内。 作中、佐為の消えた五月五日。かたやジャンプ発売日は五月五日を目前にひかえたGW合併号。狙ってたと思う。 佐為が消えたのが、ヒカルにとって突然だったように。
途中の「作者取材の為休載」、は小畑先生の体調かと思ってたが、ネットで見た風聞の中に、ネーム直しの為の休載、と言われてるのがあった。その辺は不明。
一つ、回収されていない伏線が多い。 それは、利かした捨て石。はじめから回収するつもりが無かったかもしれない。
一つ、物語として北斗杯は破綻している。 ‘起承転結’の構成ではなくて、‘序破急’の展開、と考えればぴたっと収まってると思う。
一つ、ヒカルの碁は、当初佐為編のみの予定だった。 違います。北斗杯の方が、ほった先生の神髄、と感じてます。 根拠は、最初の題名が「九つの星」だった、との事から。情報ソースは麻弥さんのサイト、Books by 麻弥のヒカルの碁感想の記述中。 葉瀬中でも団体戦はあったけれど、むしろ北斗杯を象徴する題名だと思う。
最初から「北斗杯編」のペースでやっちゃうと読者が置いてかれちゃうので、「佐為編」でまず丁寧な指導碁。アキラとヒカルの出会いの一局みたいな。 読者が慣れてきたところで「北斗杯編」、ほった先生、本気の一局。こっちも例えてみるならば、ネットで病室の行洋先生が佐為と打った一局。 佐為が、自らの存在意義に一つの答えを見出したそれ。
…ちょっと穿ち過ぎかもしれないけれど、ほった先生の一番初めの着想は、北斗杯のような一編だったのではないかと。 それを少年誌のセオリーに合わせて、主人公を決めて、彼の成長物語にした、と。
佐為編成功を受けて、初めて「北斗杯編」は世に出たのではないかな。 着想は元々あって、輪郭がはっきりしてきたのが「佐為編」の中盤あたりで。 五月五日にヒカルは半目で、韓国高峰永夏に敗れる、という終局図がほった先生の中で固まってはじめて、ほった先生自身、北斗杯編にゴーサインを出したんではないかと考えた。
途中エピソードの改変はあったにしても、北斗杯のエンディングこそが、作家であるほった先生の真骨頂と言えると思う。
………以上、私見なんだけれども。わたしとしては当たらずとも遠からず、と思ってるんだけどなー。
22:27 追記
…熱く語っております。しかも我田引水だし。苦。 アレです。楊海さんに「アツイなーー」とか言われそうです。ってか言ってもらいたいですv <………。
2003年04月29日(火) |
「ヒカルの碁」終局 と第2回CSK杯 |
北斗杯終局のダメージからまだまだ回復し得ないものの。 少し冷静になってみると、どう考えてみても北斗杯はきちんと終局してる。と思う。全部収まるべくして収まっている。
回収されてない伏線は、「回収されてない」部分も含めて模様になってると。捨て石と言ってもいいか。ただ捨てているのではなく、きかせてる石。
きのうの週間碁、大見出し「立誠三連覇」。再度うれしい。 立誠十段、ずいぶんネタを提供していたんじゃないかな。扇子かじるのはもちろん、ダブルのスーツ着るとことか。でも終局の写真ではいつもネクタイ無くなってて、山下棋聖や高尾八段の若手と比べるとラフ、ってかルーズな様子、が楊海さんみたいねーv とか。前回の棋聖戦なのか、終局後‘終局に同意していない’で石を取ったエピソード、余裕のない雰囲気が、アキラ戦の時の緒方さんみたいかもーvv とか。 そうそう、北斗杯の、ヒカル対王副将戦の元棋譜は、第三回春蘭杯の立誠九段対劉昌赫九段の決勝戦の棋譜だそうだし。
いいトシして、というベタなツッコミも裸足で逃げ出しそうな程、わたしは現実とリンクさせていたからな。 実はわたしにとっては、佐為編だけだったら‘面白いまんが’で終わっていたかもしれない「ヒカルの碁」、北斗杯編と併せると、二次元を超えて人生の血肉になった感触。 程々単調になりつつある生活だったのに、こういう出会いもあるんだなあ。
ほった先生、小畑先生に限りない感謝を。梅沢五段、他棋院や編集部、関係各位に大きな感謝を。お疲れさまでした、そしてありがとうございました。
夏の番外編は、小ヨセかな? 北斗杯の整地かな? と思ってるんだけど、どうかな。 しばし休養された後には、三局目を期待してるんだけれど、どうかなーーっっっ?!
14:37 追記
第2回CSK杯 囲碁アジア対抗戦。 日本、大健闘では! 27日、1日目終わって1位だー! …羽根天元、イー・チャンホに勝ってる、よね? この棋院の頁の対戦表、見にくいよう。…天元、2連勝だ! いやっほー!!
中華台北もがんばれ! みんなタイトルリーグもこなしてる最中だからな…。ハードスケジュールの中。 今日あしたの対局も、健闘を祈ります。みんながんばれ! 楽しみ!
21:28 追記
CSK杯! 日本優勝ーーッッ!!! すごい! おめでとうございます! 去年は最下位だったんだよーっ 大躍進だ! 依田名人、結城九段三連勝。山下棋聖と羽根天元も二勝で勝ち越し。 ああっ やっぱり何とかして沖縄行けばよかった!(平日だってば)
ほった先生もご覧になってるだろうなあ!
0:51
うーん、よかった。 …としか言い表せない自分の語彙の無さがつくづく口惜しい。 リアルタイムで読めて幸せだったなあ。正座して読んじゃいましたです。
ヒカルの想いや見守るアキラくんの気持ちももちろん。盤から立ち去る永夏や少し距離をおいて、でもしっかり中心に存在して俯瞰する楊海さんとか。 もう全部いとおしい。
来週からヒカルに会えないのがただツライなー。 ヒカルの喪失感を、追体験することになろうとは…!
きのうから記憶を掘り起こしているんだけど、まんがに限らず、終了がこんなにこたえた連載ってあったかなあ、と。 近年はなかった。その昔、思春期に読んだまんがにはかなり心酔した作があったけれど、少女漫画はわりと読切連作形式だったからなあ。長期連載になると、通常なんとなく息切れを感じるものだったし。 「ヒカルの碁」は作品としてのポテンシャルの低下を感じてなかったので、今回の終局はわたし個人としては意外で、ほんとにびっくり。
楊海さんは中国棋院に行けば会えそうなのでいいんだけど(いいのか?)、来週からヒカルに会えないのがツライよう…。
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