どすこいナース戦闘記 ラストバース



ふぅ・・・

 昔好きだったお医者さんが彼女と天心を食べに来てた。

 こんな秘境?にくるなんて、たまたま通りかかって、たまたまお持ち帰りしようと思ったのに、行けなくなった。

 いつになったら結婚するんだろう??

 
 もう終わった恋なので悲しくはなかったけど。


 医者に惚れるのは止めようと決意を深めた。


 
2002年11月24日(日)

か、顔に付いたのは何???

 とある寝たきりばあちゃんの導尿をするため、悪戦苦闘していた。

 されるがままの彼女では有るが、なかなか一人で陰部を開いてもきれいに見れない。

 悪戦苦闘して、さて!と思ったら

 「ぶぶぶぶぶ」

 音とともに何かが顔にかかった。

 それが尿なのか、便なのか、性出血なのかすら分からないが

 それにもめげず頑張って導尿をした。


 なんだか、「何してるんだろう?」と寂しさが出たのは終わってナースステーションに帰ってからだった。

 
2002年11月20日(水)

生きとし生けるもの

 いつ亡くなってもおかしくない人の看護は本当にいつも不十分さを感じる。セデーションをかけすぎる怖さなんておかしいかもしれないけれど、いつか本当に息が止まりそうって言う前に「すべきか否か。」

 家族に選択権を与えすぎてもいけない、苦痛を与えてはならない。

 「あれを行ったために死んだ」と言う気持ちを与えてはいけないからだ。

 でも、「ずっと苦しめた」とも思わせたくない。


 選択は私の手の中で葛藤を生む。

 
 息を引き取るというのは終わりだけでない。これからが残されたものが左右される1番の始まりである。


 今日も仕事を終え、満足に行かない自分の葛藤に悩まされるのである。
2002年11月09日(土)

どすこいナース戦闘記 ラストバース / うまのすけ

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