どすこいナース戦闘記 ラストバース



番外編 患者な私

 今回は患者の立場として・・・

 もともと、喘息の既往を持つ私は風邪を悪化させると喘息に移行する体質です。だから、風邪を引くと気をつけて早めに休みます。

 「ひゅー」っとノドが鳴ると合図ですから無理はできません。

 胸が重くなるんですね。胸の辺りが・・・。ずし〜んと。なぜか。

 で、行きが何となくしづらい。

 今回は「ひゅ〜」は無いけれど、胸がずしんと来て静かにしてました。

 まったく、いつまで・・・死ぬまでこの喘息とやらは何かで影を落としてるんだろうなあ。
2003年01月15日(水)

やっちまったか・・・

 連休の真ん中だった昨日、病院は何処もお休み。なのでウチにも救急できます。患者さんが。インフルエンザのようで・・・。小児科はウチの病棟だけなので・・・ウチに来ます。

 もらいましたわよ。インフルエンザのような高熱はもらわなかったけど、喉に直撃。

 弱り切った身体にすんなりと頂いて弱り切りました。職場では元気ですが、家に帰るとぐたっときます。

 そんなとき。

 医療関係者はお薬の種類をよく知ってるのですごく薬漬けになります。
量もとても患者さんには禁止する量を平気で飲んだりします。


 私は市販薬を症状に合わせて飲むのが好きなので病院薬は大切な薬のみ。
とかいうと聞こえはいいですが、結局飲んでんじゃん。必要量以上。

 そうでもせんと治んないもん。まあ。他の人はまねはしないように!!
 
2003年01月13日(月)

私なら言えるかなあ

 担当の患者さんが亡くなったのですが、今日は疲れた以上に思うことが有りました。

 朝、交代時からあまり良くない状態では有ったんだけど、どんどん呼吸困難がひどくなってくる。見ていてあまりにも悲惨きわまりない。

 どう薬を使っても私ができる限りには限界が有りすぎる。

 お昼を過ぎるころには患者さんを眠らせる(意識を落とす)しか方法がないくらいに苦しそうになった。

 息も絶え絶えに・・・

 しゃべるとますます苦しいのになにかを吹き出すように話をずっとする


 「・・・ありがとうねえ。・・・髪を洗ってもらって・・・ありがとう・・・本当に・・・よく・・・」

 「もういいから。しゃべったら苦しいから、わかってるからいいよ。」

 何度も私も患者さんも同じセリフを言い続けた。

 結局、息ができないから苦しいから・・・意識を下げる処置を行って、
限界だった患者さんは徐々に呼吸が途絶えて・・・

 誰がどう見てもあの状況で他人を思いやることなんて出来ない。

 でもずっと言い続けた。

 それに値するほどのことなんて出来てないと思う。

 悲しかった。


 でも、仕事は仕事。他の患者さんも待っている。待たしている。

 まだまだ振り返ることも出来ない状況が私を悲しみから引き離す。

 でも、人の気持ちをくみ取ることを忘れてはいけない。

 少しづつ成長出来ていけてるんだろうか・・・
2003年01月08日(水)

どすこいナース戦闘記 ラストバース / うまのすけ

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