READING THINKING WAITING
DiaryINDEX|past|will
| 2013年10月06日(日) |
10月6日のlesson de ラ・パレット |
12年目を迎えた〜lesson de ラ・パレット〜、これからは指導されるお子さんだけでなく、 大学を卒業してからの勉強にどう取り組んでいくかも課題としよう…ということで (以前にも、そういう意図の回はありましたが)、 今回、福岡から来て弾いてくださる方がありました。 なのに、今年は台風の当たり年らしく、1週間前の予報では当日は台風直撃、 どうなることかと、毎日、天気予報で台風の行方を気にしていました。 幸い、台風は当初の予報をだいぶそれて、予定通り、公開レッスンの日を迎えることができました。
プログラムは下記の通りです。
****************************************** 11:00〜 チェルニー:40番練習曲より、28番 30番 J.S.バッハ:平均律集第1巻 9番 ベートーヴェン:ピアノソナタ Op.22 第1楽章 ショパン:エチュードOp.25-1 12:00〜 J.S.バッハ:平均律集第1巻 4番 cis-moll ショパン:エチュードOp.10-5 Op.25-12 ショパン:スケルツォ2番 b-moll Op.31
13:00〜 J.S.バッハ:平均律集第1巻 13番 Fis dur ショパン:エチュード Op.25-1 Op.25-3 ドビュッシー:ベルガマスク組曲
休憩 14:00〜14:40
14:40〜 ショパン:エチュード Op.10-1 ベートーヴェン:ソナタ 18番
16:10〜 ショパン:24の前奏曲 Op.28 ******************************************
この日のレッスンで特に印象に残ったお話は、二つありました。
一つは、良い演奏におけるリズムのお話。
「人前で弾く時に、用心して指をしっかりさせないと間違えると思いやすい。 しかし、用心すると、身体に音楽のリズムがなくなって下手になってしまう」
「歌おうとして拍をこわさない。拍の中で歌う」
「一人で勉強していると、歌は歌えるけれど、リズムができない。 リズムを身体の中に作ることを意識すること。 リズムに乗れない時は、リズムを正確にゆっくりさらうのが一番の近道」
つまり、リズムの良し悪しが演奏の良し悪しに直結する…ということなのですね。
6月に行われた第3回ラ・パレットピアノ導入指導研究会でもリズムについて取り上げられましたが、 導入期のリズム指導は、演奏の良し悪しに直結するものとしては貧弱なのが現状だと感じましたので、 もっともっと考えなくてはいけないと思いました。
もう一つ、印象に残ったのはタッチのお話でした。
「鳴っていない音があると、響きが不満でもっと強く弾いてしまう」 「大事な音、人に聴かせたい音はおさえておく」 「鍵盤から離れた所からたたいた時と、指を乗せておいて押した時で音が違う」 「ちゃんと弾くというのは長く押さえるということ」
これらは、基本的なタッチのお話ですが、一つ一つの例を伺ってなるほどと思いました。
「暗譜とタッチを一緒に覚える」 「初見の時にタッチのこともやる」
という、勉強の仕方は、良いタッチを学んだ先に何をするべきか分かりやすく納得できるものでした。
その他、人前で安心して演奏するには…というお話や、テンポルバートについてなど 興味深く、ためになるお話が沢山ありました。
次回は12月1日。 お申込みをお待ちしています。
先週、ラ・パレット導入指導研究会でソルフェージュについてお話してから、私自身のレッスンについてソルフェージュ的観点から見直しています。
ソルフェージュ指導については、今までも私なりに一生懸命に取り組んできたつもりですが、改めて考えてみると、まだまだ足りなかったなぁ…と反省しきり。 しかし、今までレッスンの中にどのように位置づけ取り組むか曖昧だった点がクリアになってきて、とてもありがたくもあります。
もしかしたら、ピアノを弾くためには、一般的な導入期のソルフェージュのほかに、その感覚を鍵盤で再現するためのソルフェージュ(というのか?)の訓練が重要なのかも知れません。
その仮定に基づいて、今週から新しいやり方を試してみたいと考えています。 私にとっても生徒さんにとっても良い収穫があると良いなと思っています。
| 2013年09月08日(日) |
第3回ラ・パレット導入指導研究会 |
この日のテーマは『ソルフェージュ』
音楽の勉強をするにあたって、ソルフェージュの勉強というのはとても重要です。 特にピアノの場合、頭の中に音楽があろうかなかろうが、鍵盤を間違いなく押しさえすれば音が出て、導入期だけならばそれで何とかなっているように見えます。 お母様の中にも、お子さんが正しく鍵盤を押さえることができるようにという点にこだわって、お家での練習をサポートされている方が多いような印象があります。
しかし、それで何とかなるのは初期のみです。 初期ですら、そうやって鍵盤を押さえているお子さんは、音楽の楽しさを感じるのは難しいように思います。 その上、学習者向けに書かれたのではない本当のクラシック作品に取り組むようになると、鍵盤を順に押すというような意識ではとても間に合わなくなります。
中本先生のお子さんが幼い頃、音楽教育について北川先生にご相談された時、北川先生は、 「ソルフェージュだけはしっかりやっておくように」 とおっしゃられたそうです。
ソルフェージュは、ピアノ演奏という植物を植える前に、音楽の土壌を作るようなもの…なのかもしれません。
この日は、「絶対音感と相対音感」「移動ド読み」「内的聴覚」について…など、様々な角度からお話をすることができました。
他に、中本先生のお話の中で印象に残ったのは、 「芸術は自己表現なのだから、小さいうちから考えるレッスンを」 というお話でした。
ピアノの勉強はやっておかなくてはならない事が沢山あり、ついつい先回りして教え込もうとしてしまいますが、それで何とかなるのは最初のうちだけ。 音楽の勉強は先が長いのです。 末永く、音楽的に演奏するためには、小さいうちから自分で考えられるように育てることはとても大切だと痛感しました。
次回は、10月27日日曜日。 テーマは『譜読み』です。 お申込みをお待ちしています。
| 2013年08月10日(土) |
大森雅彦ピアノリサイタル |
公開レッスンで何度も演奏してくれて、現在はフランスで研鑽中のピアニスト大森雅彦さんのリサイタルです。
チケット希望の方は私のほうにお知らせください。
行きたいけれど場所がわからないという方、一緒に行きましょう!
*** *** *** *** *** *** *** ***
音の扉 le porte dela sonorite 〜Piano concert
◇日時:8月10日土曜日 15:30開場 16:00開演 ◇会場:くにたち市民芸術小ホール(B1スタジオ) 国立市富士見台2-48-�� Tel:042-574-1515 http://www.kuzaidan.com/hall/access/ ◇チケット:2000円(当日のみ)
【プログラム】
シューベルト:即興曲Op142 遺作 第3番 B-dur シューマン:アベッグ変奏曲 Op.1 ドビュッシー:喜びの島 〜休憩〜 ショパン:24の前奏曲 Op.28
【プロフィール】 東京都出身。東京芸術大学音楽学部付属音楽高等学校卒。その後、3年の社会生活を経て渡仏。 パリ市立音楽院にて、ディプロマを取得後、2011年、フランスリヨン高等音楽院に主席で入学。現在、学士課程在学中。 クレ・ドール国際コンクール(フランス)優勝、ロータリークラブ主催ドイツニューレンベルグ国際コンクール(ドイツ)2位受賞。 阿野あおい、沼田宏行、北川正、ピエール・レアック、ビリー・エイディ、ジョルジュ・プリュデルマハー、マリー=ジョゼフ・ジュード各氏に師事。
くにたち市民芸術小ホールアクセス ※JR国立駅南口バス乗場:4番 立川バス、矢川駅、国立操車場、又は国立泉団地行き「市民芸術小ホール・総合体育館前」下車 ※JR矢川駅から徒歩10分 ※JR谷保駅から徒歩10分
| 2013年08月04日(日) |
8月4日のlesson de ラ・パレット |
8月としては比較的涼しい日となりましたこの日、とても久しぶりにフランスにて留学研鑽中の大森雅彦さんが最後に弾いてくださり、聴講される方も普段よりかなり多く、盛況となりました。
小学生から成人まで様々なレベルの生徒さんが弾いてくださり、レッスンで取り上げられた曲目もコンサートピースが多く、聴き応えのある公開レッスンとなりました。
****************************************** 11:00〜 ツェルニー40番 19 J.S.バッハ:平均律集第1巻 As-Dur ショパン:バラード 第3番 Op.47 12:00〜 J.S.バッハ:平均律集第1巻 第11番 F-dur ショパン:エチュードOp25-2、Op.10-5 リスト:3つの演奏会用練習曲 第2番「軽やかさ」 2つの演奏会用練習曲 第1番「森のささやき」
13:00〜 J.S.バッハ:平均律集第1巻 第14番 fis moll モシュコフスキー:15の練習曲 oP.72 No.2、No.11 ショパン:バラード2番 Op.38
休憩 14:00〜14:40
14:40〜 ショパン:エチュード Op.10-8 Op.25-1 ラフマニノフ:コンチェルト No.2
16:10〜 シューベルト:即興曲 142-3 シューマン:アベッグ変奏曲 ドビュッシー:喜びの島 (敬称略) ******************************************
コンサートピースが多かったせいか、弾いてくださった皆様がよく準備していらしたせいか、人に演奏を聴かせるためには何が必要か…というのが、この日のテーマとなっていたような印象を受けました。
北川先生のお話で印象に残った言葉を抜き出してみると以下のような感じです。 「それぞれの音を適切な強さ音色で弾く。それが音楽の表現」 「ずっとfで弾いていると人間の耳は飽きてしまう」 「良い音楽にするには音の表情も大切」 「ハンマーのスピードをコントロールすること」 「聴いている人を一緒に運ぶつもりで演奏する」 などなど。。。
熱心に練習し楽曲と対峙していると、その演奏を聴く人のことをつい忘れてしまいがちですが、音楽はコミュニケーション。 演奏する人と聴く人がいて初めて成り立つのです。 公開レッスンでは、聴講者がいることで、本番での演奏に必要なことを理解しやすくなるような気がします。
次回は10月6日。 お申込みをお待ちしています。
|