「ピアニスト」/髪型 |
*エイガメモ 「ピアニスト」 2001 仏 詳細はHPを。(←リンク) 感想 こ、これは・・・。噂にはかねがね、ラストが驚愕とか、あのポスターにだまされるなとか聞いていましたが。 まじで怖かったです。 主人公のエリカ(ピアニスト)の性的嗜好が普通と違っているから(これはある意味驚愕)とかではなく。 今までは母親に縛られて自由がなかった女性が、愛する人を見つけて心を解き放つことのできない不器用さが痛々しくて、彼女の細い体・かたくななしぐさ・言葉がさらにそれを追い詰めていって、見ていて苦しくなりました。 好きな人が出来れば誰もが不器用になるもの。彼女はそれがあまりにも極端だっただけ。だからこそ怖い。誰だってこうなってしまう可能性はあるのだから。 怖いとか不気味を通り越して滑稽に見えてきてしまうくらい。 2人のラブシーン(とはいえないか)なんか特に。
母親のエリカへの束縛が見ていてイライラするほどで、自分の親とかぶった。 ということはリアルな演技だったってことですよねえ。 話の展開はと言うと、飽きることはありません(断言)。 雰囲気が張り詰めているんです。 ピアノのシーンも上手い具合に入ってくるし(ラフマニノフの曲も入ってたわ)、演奏する人の性格が音に出てるところも凄い。間のとりかたも絶妙でした。
エリカに恋するワルター青年は最初の登場シーンがまじでステキだ。 ていうかエリカの手紙を見た後の豹変ぶり、その後のラストシーンでのさわやかな笑顔はもうエリカなんかより翻弄されてしまったよ。
しかしやっぱりフランス映画ということだけあって、地味なピアニストの設定でもコートなんかは洗練されてて素敵でしたな。
お勧め度は、どちらかというと女性にオススメ。 しかし消耗する映画です。元気にもなりません(笑)。 ていうか私はこの映画を見て素直になろうと思いました。怖すぎて。 もっと大人になってから見るべきでした。あわわわ。
ただ、スチールから想像されるロマンチックな恋愛ものも見てみたいです。 あの二人で普通の恋愛物やったらそれはそれで凄くいいと思うのよ。
*日記 バイトの人が髪型を変えていた。 かっこいいーどうしよう、ステキだわ。 緊張のあまり私は声をかけることが出来ず、別の子とべらべらしゃべりながら何事もなかったようにバイト先を後にした。 くあー!!深い後悔の念。 ピアニストを見た後だっただけに、こんなに素直じゃなくて不器用に人生過ごしていたら、エリカみたいになっちゃうよ!まじ怖いよ!とヘンな強迫観念にかられ鬱々としていたのでした。お子様のように影響受け易いな。 友達にそんな話をしたら「はやく仲良くなりたいんならメルアドと電話番号聞きだせ」とせかされ、作戦を練ったがあまりにも不自然なので、計画倒に終わりそうです。 だれか助言を下さい。あーあ。
かっこいいといえば、「ロードオブザリング」のビデオを見たんですよ。 レゴラスのの戦う姿カッコええわー!レゴラス大好き! 戦うシーンが凄くすき。爽快。 アラゴルンもかっこいい! ボロミアいいやつだよなあ。見るたびに思うわ(3回目でした)。 でも映画館で見た時の方が迫力があったなあ。 やっぱり「2つの塔」のときは映画館で見ないとダメですね。 あの人が生きてたってのもびっくり。不死身ですかアナタは。 サルマンに髪形が似てたのが気になります。
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2002年10月31日(木)
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