「ドグラ・マグラ」「ベティー・ブルー」 |
エイガメモ2本立て 1、「ドグラマグラ」 2、「ベティー・ブルー」 日記もあります。
*エイガメモ 「ドグラマグラ」1988 日本
ストーリー ブウウウ・・・ンという時計の音で、青年が目を覚ますとそこは鉄格子の中だった。彼は何故ここにいるのか分らず、自分の名前も顔すらも覚えていなかったのだ。そして隣の部屋からは「おにいさま・・・」という声が聞こえる。そこで入ってきた精神科医の若林は君は連続殺人の犯人で、精神病患者の呉一郎だ、といい、彼の記憶を取り戻そうと研究室につれてゆく。そこから悪夢のような世界がはじまるのだった。
感想 小説ドグラマグラの映画化。 なにしろ原作がマイベスト小説なので期待していなかったんですけど、 なかなかおもしろかったです。 うまく小説のあらすじをなぞっていて、分り易い解釈になっています。 テンポも良く様々な効果が使われていて、ずるずる引き込まれます。 正木先生役の桂枝雀はお見事。この役をやるためにいるようなお方。本当にぴったりの配役。チャカポコの場面とあの笑いをもっとみたかった。 大正時代の建物の感じとかも上手く再現されていたとおもう。
ただしドグラマグラ(堂廻目眩)になっていたか?というのは謎です。あまりも理路整然と話が進むので、まったく気が狂いそうになりません(笑)。 あともっとエログロがないとなあ・・・。もっと鈴木清順並にどぎつく摩訶不思議な感じに作ってくれちゃっても良かったと思います。
松田洋治はなかなかよかった。ていうか好きになりそうでした。狂ったときの表情が最高。なんと言っても学ラン・・・・。 そして一郎の母もかなりステキでした。色気あるわー。やられた。 でもモヨ子はもっと気が強そうで、もっと美少女でなくてはならない(笑)。
「ベティー・ブルー」1983年 仏
感想 ストーリーは有名ですし省きます。 女性誌で好きな映画ランキングでは必ず上位にいるこの映画。 友達に「ハードすぎてみてらんなかった」と言う言葉をきき(高校時代)今まで見ていなかったんですが、見てみました。
重い、苦しい。でも鮮烈。 ベティーは本当に足を折った馬のようですね。 あんなにもがきながらも自分の存在を誇示して、そして人を愛する彼女は見ていて痛々しい。けれど、どこかうらやましい。 だから目を離すことが出来ない映画だった。 最後は胸が重くてしょうがなかった。 けれど最後の青いシーンを見て、 ベティーもあんなに愛されるんだったら本望なのかな、と思った。 そしてベアトリス・ダルの魅力に釘付けです。 だるそうなうごきがたまりません。 車の上に乗っているシーンが凄く好き。
ていうか最初エロビデオ借りちゃったかと思いました(笑)。
*日記
今他の方の日記を見て、 そしてインターネット検索をして号泣した。 その真偽の程は分りませんし、理由もわかっている状態ではないので、詳しいことはいえませんが、もどかしいです。 もうやだ。本当に嫌だ。ていうかありえねえよ! ていうかさ、何なんだよ今年は。 人生最悪の年だ。浪人時代よりもきつい。 ガラガラと何かが崩れて行くようです。 もう叫びまくってあたりを走り回りたい気分です。
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2002年12月01日(日)
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