「CHICAGO」

エイガメモ

「CHICAGO」

やっぱり、映画って見て興奮するものが良い!
ドキドキして、夢を見て、見終わっても気分が続いてしまうような。
これぞ、映画。と言う映画。そういうの見たとき、なんか幸せになるね。

以前ダンスミュージカルの「Fosse」を観にいったんですが、フォッシーの特徴的なセクシーで洗練されたダンス、夜が似合うダンスを見てかなりやられていました。かっこよすぎ!「キャバレー」もすごく力をくれた映画だったし。そんなんですから、フォッシーのミュージカルである「CHICAGO」が映画化なんて、と、かなり楽しみにしていました。

始まった瞬間から、もう踊りだしたくなったよ。
女看守の貫禄たっぷりの場面とか。6人の女囚人が自分の罪を力強く歌う場面なんて、ドキドキしちゃったわ。

キャサリン・ゼタ・ジョーンズって女の強さを絵に描いた人のよう。美人だし、強気だし、肉感的でセクシーだし、嫌でも目が離せないような魅力があるよねえ。日本人にはなかなかいないタイプ。
なんかこの人見ただけで、満足かも。
「欲しいものは手に入れるわ、私を見なさい」的な。
「ゲッツ!」みたいな(ちがう)。
こういう勢いっていいよなあ。自分とかけ離れすぎで、もはや好き。
髪型とか、もうステキ。あの黒髪にボブにネコ顔ってかっこいいよね。

さっきも書いたけど、6人の女性が踊るシーンが凄く好き。
ゼタももちろんほかの女の人も上手い。あのダンスかっこいい!

あとレニーセルヴィガーはどうなのよ?とかCM見てておもってたんですが、本当にキュートでした。しぐさとか、おちょぼ口とか。あの丸いイメージの女が、実は一番ギラギラしているところもリアルだったなあ。
腹話術の舞台のところが面白かった。
この人、映画で「その人になってる」ところが好きだなあ。俳優だから当たり前なんだろうけど、なんか「役柄を演じてる」のではなく、その人自身になってるんだよなあ。これってやっぱり上手いんでしょうね。

リチャードギアは確かに上手いしダンスもタップもすばらしいと想います。
でもなんか顔が物足りないんだよねえ。
なんかわかんないけど。

話は確かに強引ですな(笑)。
でもそんなの許しちゃうくらい、おもしろかった。すっきりした!
衣装、舞台、音楽、人。すべてに凄くパワーがある映画で、凄く強引にネガティブからポジティブに変えられた気がしました。

2003年05月04日(日)

例の肺炎/今読んでいる本

SARS、日本上陸タイムリミットですね。
異常にうがいをしたりしちゃっています。
日本だからきっとマスクは売り切れになるだろうし(買い占める輩がいるから)、普段でもご老人でいっぱいな地元の病院も大混乱でしょう。
なんとなく他人事で過ごしていたSARSと言う存在ですが、全く他人事ではないことに気付いた。
昨日気づいちゃったんだけど、知り合いが中国に留学してる。
しかも、北京大学だったような・・・。
というわけで凄く心配してます。
ちゃんと帰ってこれてるんだろうか。ていうか、感染してないだろうか。

流行ったらきっと私は罹ると思います。へなちょこだから。
こわい、こわい。


怖いと言えば、「罪と罰」ドストエフスキーを今更ながら読んでいます。
主人公のキレっぷりがもはや爽快。時代も違うし、普通にない設定だけど、何この現実感は!すごい!
こんなに夢中になる本を今まで読んでいなかった私はアホだわ。
2003年05月01日(木)

日々ノオト / kica

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